おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2015年版)の116ページ「企業規模別に見た1社当たり平均の実質付加価値額の推移(製造業)」をみましたが、今日は117ページ「売上高経常利益率のばらつきの変化」をみていきます。
下図から大企業、中小企業、小規模企業「売上高経常利益率の平均からの乖離をみると、小規模になるほど収益率のばらつきが大きくなることが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/10/9d5149251c287ab6b2e211ddffdecc04.png)
この結果について白書は、中小企業間における収益力の差の広がりの背景には、下請取引構造の変容があり、これによってもたらされた大企業との取引関係の希簿化によって、中小企業・小規模事業者は市場と直接向き合い、自ら市場から需要を獲得しなけれぱならない状況となり、市場からの需要の獲得に成功した企業とそうでない企業との間で収益力の差が生まれているものと考えられる。
このような新しい環境の中で、中小企業・小規模事業者に求められるイノベーションや販路開拓の在り方が変わり、更にはそれを担う人材に求められるものが質・量ともに変わってきていると考えられる、とあります。
この具体的方策を示すため、白書は、①需要志向に応じたイノベーションの実現、②市場のニーズを踏まえた販路開拓、③中核的な役割を乗たす人材が不足している問題を中心として、分析を行っていくとあります。明日から見ていきます!
昨日は中小企業白書(2015年版)の116ページ「企業規模別に見た1社当たり平均の実質付加価値額の推移(製造業)」をみましたが、今日は117ページ「売上高経常利益率のばらつきの変化」をみていきます。
下図から大企業、中小企業、小規模企業「売上高経常利益率の平均からの乖離をみると、小規模になるほど収益率のばらつきが大きくなることが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/10/9d5149251c287ab6b2e211ddffdecc04.png)
この結果について白書は、中小企業間における収益力の差の広がりの背景には、下請取引構造の変容があり、これによってもたらされた大企業との取引関係の希簿化によって、中小企業・小規模事業者は市場と直接向き合い、自ら市場から需要を獲得しなけれぱならない状況となり、市場からの需要の獲得に成功した企業とそうでない企業との間で収益力の差が生まれているものと考えられる。
このような新しい環境の中で、中小企業・小規模事業者に求められるイノベーションや販路開拓の在り方が変わり、更にはそれを担う人材に求められるものが質・量ともに変わってきていると考えられる、とあります。
この具体的方策を示すため、白書は、①需要志向に応じたイノベーションの実現、②市場のニーズを踏まえた販路開拓、③中核的な役割を乗たす人材が不足している問題を中心として、分析を行っていくとあります。明日から見ていきます!