中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

サービス業と付加価値と人口の関係

2015年06月02日 05時08分44秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)83ページ「非製造業の実質付加価値生産額の地域間比較」をみましたが、今日は85ページ「地域別に見た非製造業の実質付加価値生産と人口の変化」をみていきます。

白書は、特にサービス業については、生産と消費の同時性という性質を持つことが指摘されており、地域ごとの非製造業の生産活動の差は、地域の人口動態と関係があるものと考えらえる。

そこで、非製造業の付加価値成長と人口動態との関係を下図からみると、全体では正の相関があることが分かるとしています。

ただし、地域ごとに違いが見られ、地域3においては人口増加とともに非製造業の実質付加価値生産額も増加している一方、地域1,2では人口が増加局面から減少局面に転じているが、非製造業の実質付加価値生産額は人口減少に応じて減少していない。

業種ごとに見ると、サービス業においては、地域3においては人口増加とともにサービス業の実質付加価値生産額も増加している一方、地域1,2では人口減少とともに、サービス業の実質付加価値生産額も減少している様子が見て取れる。

これに対して、卸売・小売業では、地域3においては人口増加とともに卸売・小売業の実質付加価値生産額も増加している一方、地域1、2では人口減少局面下においても卸売・小売業の実質付加価値生産額は増え続けており、地域の人口制約を必ずしも受けていない様子がうかがえる、とあります。

長い説明ですが、1980年から2008年までの全産業の成長率が上位12の都道府県(上位25%)の平均である地域3は、サービス業が活発であるということを付加価値生産額と人口から検証したということです。

では、なぜ地域3だけが増加しているのでしょうか。これを明日みていきます!

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