中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

所得の差が人口移動を引き起こしている!

2015年06月04日 05時23分06秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)86ページ「地域別に見た人口動態」をみましたが、今日は87ページ「地域別に見た一人当たり所得」をみていきます。

下図から人口一人当たり所得を地域別に見てみると、地域3が地域1、地域2を大きく上回っており、地域1が最も低くなっていることが分かります。

地域間の人口一人当たり所得の差が、地域間の人口移動を誘発する一因となっているということです。

白書はこれまでを踏まえ、以下のようにまとめています。

・地域2、地域3では、地域の経済成長に対する製造業の生産の寄与が大きい。
・製造業の生産の差は広域から需要を獲得できるかどうかで決まってくる。
・地域3では、地域1、地域2と比べてサービス業の生産の伸びが大きい。
・地域3では、地域1、地域2の人口の一部を吸収する形で人口が成長しており、この人口成長の差がサービス業の生産の差を生み出している可能性がある。
・地域間の人ロー人当たり所得の差が、地域間の人口移動を誘発している可能性がある。

以上までの議論から、地域経済の成長には、広域からの需要の獲得と域内需要の活性化が重要であることが示唆されるが、少子高齢化の進展等により地域において人ロ滅少が進んでいく中で、いかにして広く市場から需要を獲得するかという視点の重要性は相対的に高まっているといえる。

ただし、広く市場から需要を獲得することには不確実性が伴う、とあります。

この不確実性とはどのようなものでしょうか?明日、みていきます!

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