中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

サービス業の特性と地域への付加価値額

2015年06月01日 05時04分06秒 | 中小企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2015年版)82ページ「実質輸出の増減に対する業種別寄与度」をみましたが、今日は83ページ「非製造業の実質付加価値生産額の地域間比較」をみていきます。

下図から、地域ごとの非製造業の実質付加価値生産額の違いについてみていきます。

まず、地域1と地域2を比較すると、両地域の生産の差は若干縮小しており、「その他」の生産の差の縮小が全体の差の縮小に最も寄与しています。

次に、地域1と地域3を比較すると、サービス業の生産の差が全体の生産の差の拡大に最も寄与しており、続いてその他、卸売・小売業の寄与が大きくなっていることが分かります。

最後に、地域2と地域3を比較すると地域1と地域3を比較した結果と同様の結果となっていることが分かります。

白書はこの結果について、地域ごとの非製造業の生産活動の差を生み出している主な業種は、第一にサービス業、第二に卸売・小売業であることが分かったが、特にサービス業については、生産と消費の同時性という性質を持つことが指摘されており、地域ごとの非製造業の生産活動の差は、地域の人口動態と関係があるものと考えらえる、とあります。

サービス業の特性を改めてチェックすると、「無形性」、「不可分性」、「変動性」、「消滅性」、「集中性」を思い出しますが、この特性が地域の人口動態と関係してくるということですね!

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