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「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ

2019年03月22日 | 読書は心のお風呂


様々な人類がいたなかで、
ホモ・サピエンスだけが、頂点まで上り詰めることができたのは、
「虚構」
の中にある。

虚構とは、架空の事物について語る能力こそが、
サピエンスの言語の異彩を放っている特徴。

現代はフィクションであふれている

神話、宗教だけでなく、
国家、憲法、法律、慣習、会社も
現実には存在しないフィクションである。


農業革命というライフスタイルの転換は、
史上最悪の詐欺だ。

私たちが小麦を栽培化したのではなく、
小麦が私たちを家畜化(定住化)したのだ。

農業改革のせいで、
未来のために働く必要があった。
→将来への不安

「想像上の秩序」の中に生きざるを得なくなった。

世界を統一へ向かわせたもの
1、貨幣
2、帝国主義
3、宗教

サピエンスは大成功を収めたようだが
1つ重大な見落としがある。
それは、
「みな、幸せになったのか?」だ。

不安や苦しみが改善したかは、疑問。

いま改めて考えるべきは、
「自分たちが何者で、
何のためにいきているか」
なのかもしれない。


幸せの研究は、ようやくスタートしたばかり。



みんなが当たり前と信じてきたことは
フィクション・虚構だった。

過去も現代もフィクションである。
しかし、
次に目指すのも
フィクションである。

結局、
全てフィクション。

ハイスクール奇面組の世界。