飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

地名はホントだった。岩崎谷で滝&沢登り。

2014-07-14 00:12:45 | 山岳会
 先週になりますが、山岳会の先輩に誘われて、下呂市小坂町の岩崎谷に、沢登りに行ってきました。
 高山市から下呂市に入って無数原の集落に至ると、右にある製材所越しに、古い「ヤナ」の看板が岩壁についているのが気になっていました。今回行った岩崎谷は、その岩壁のある山から奥に伸びる谷で、地図を見るとその奥には「滝上牧場」と表示があり、いかにも滝がありそうな地名となっています。

 車を奥の牧場(今なもうやっていないようでしたが)にデポし、谷の入り口付近の送水路から沢に下ります。すっかり緑に覆われた谷は、ひんやり薄暗い感じでした。 


 登り始めてしばらくは、大岩が重なる渓で、みな順調に歩を進めます。
 やがて、沢登りには欠かせない登場人物「ヒキガエル」が、沢の主よろしく苔むした岩に鎮座していました。「今日は変な奴らが通っていくのぅ・・・」などと思っているか、何も思っていないかわかりませんが、ヒキガエルの表情は、思慮深げに見えますね。


 やがてちょっとした落差の滝が現れました。水流の後側を通って進めそう?に見えます。そろそろ濡れることに躊躇のなくなってきたところ。メンバーの一人はチャレンジ精神を発揮し、果敢に突入!右から左への通り抜けに成功しました。



 しばらく進むと、落差のある滝が徐々に現れはじめました。以前遡行したことのあるメンバーによると、このあたりからが核心部=楽しいところ、とのこと。ワクワクします!




 いよいよ、岩崎谷メインイベントの滝が現れました。手前に青く静かな淵があり、その奥にかっこいい滝が雄姿をのぞかせています。


 手前の小滝を苦労して越えると、もう一段先に滝壺があり、激しい水流が弧を描いて駆け下っています。滝壺の左岸をへつりながら、滝の直下に進み、左の苔むした岩場を登ります。急傾斜でしたが、つかまるところはしっかりしていたので、何とか登れました。激しい水流を間近に見ながらのクライミングは、迫力があり、とても楽しかったです。




 そこを登り切った先にもいくつか楽しい滝があり、シャワークライミングを楽しむことができました。


 やがて谷の傾斜もゆるくなり、空が明るく開けてくると、滝上牧場の車デポ地点も間近です。
 入渓から約3時間、楽しい非日常のひと時を無事、楽しく終えることができました。

 ちょっと沢登りに、なんていう贅沢な時間の使い方ができるのは、飛騨ならではだと思います。
 楽しいひと時を提供していただいた同行者の皆様、沢の主(?)様、ありがとうございました。


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2 コメント

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Unknown (徒然写真帳管理人)
2014-07-15 20:50:08
みやてる 様

 私が時折、イワナを晩ご飯にしようと思うときに出かける谷です。
 ちょい釣りなので滝のあるところまでは行きませんが・・・
 地図を見ると高巻きできそうな谷なので一度見物をしながら核心部で竿を出してみようかな?
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Unknown (みやてる)
2014-07-16 00:45:01
風来坊さん こんばんは。

やっぱり目をつけていましたかー
滝壺にもイワナらしい影があったので、いい型のが潜んでいるかもしれませんね。
今度は水中眼鏡をもっていって、水中でイワナ観察でもしてみようかな。
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