いつもはビジネスホテルで朝食をとることはありませんが、6:30から利用OKと言うことなので皆で一番乗りでビジホらしいのを
いただきました。
我々と同じホテルを利用されていた北九州ナンバーのグループもほぼ同じ時間にホテルを発ったようですが
彼らは海側(桂浜かな)我々は山側へと方向を変えて進んでいきました。
まだ時間も早いし日曜日だし、路面電車の走る高知市内を早々に後にします。
二日目のルート、まずは仁淀川沿いに沈下橋をいくつか見ながら走ります。
下流のほうに見られる大きな沈下橋。
僕はもうだいぶ見てきたけど他のメンバーにはまだまだ珍しいようですね。
一旦、R439に入りさらにペースを上げて各車足並みを揃えて気持ち良くツーリング (^^♪
再び仁淀川沿いにもどってもう一つ地下橋を見るらしい。
先ほどの沈下橋よりも、我々は仁淀川の上流に居るので川幅も狭く岩もゴロゴロしています。
この「久喜沈下橋」昭和10年に作られたコンクリート沈下橋で高知県では最も古い沈下橋と言われているそうです。
見る方向によってはテーマパークのアトラクションのような雰囲気もあり
よく見る沈下橋とはちょっと違っていて僕も感心しました。
そのあとも仁淀川快走は続き、空もすっきりと晴れてきます。
今回は四国カルストへどうやって向かうのかと思ったら
東西に延びるカルストロードの東側の天狗高原に向け、北の方向からかなりタイトなルートで急上昇。
そういえばこのルートはこれまでに何度か使ってみようとはしましたが、度重なる災害通行止めで通れなかったルートです。
北側ですから山の影になる寂しいルートですが他のルート同様に登りつめる直前にいきなり視界が開ける予感はしています。
期待通り視界はいきなり開け、ドンピシャのタイミングでの晴れ模様。
いや、もうココはゆっくりゆっくりと走りたい。
天狗高原から五段高原へと尾根の天空回廊をまたまた出会ってしまった絶景を見下ろしながら幸福感に浸れます。
地元 山口県のカルストロードを知っているほうがこの感動は大きいかも。
行って帰って…
初四国カルストメンバーのためでしょうか、同じ道を往復してる (^_^;)
国民宿舎「天狗荘」前の駐車場
高所恐怖症の一台は一歩手前に駐車
そのくらい高さ感があります。
四国カルストから南に下る(降りる)ルートはいくつかありますが
国道ではなくて交通量のさらに少ない良く曲がった大規模林道で豪快に。
K1300GTのミシュランパイロットロード5GTも夏の東北ツーリングで使い始めてもうすぐ5000Kmをむかえようとしています。
当然、使用開始直後のようなフィーリングではなくなってきていて
このツーリングのペースに片手でついていくにはライディング方法だけではどうにもならない状態ではあります。
なので美しく曲がるコーナーに皆さんがスマートにアプローチしていく後ろ姿をあまり撮影できなかったのは残念…
前後連動のインテグラルABSブレーキシステムとフロントのデュオレバーは片手運転をも楽にさせてくれるのですが
さすがにタイヤが減ってしまっていてはハンドリングは劣化します。
その後、R197から白い道(ツーリングマップルで)県道26そしてR439
またまた白い道で四万十川沿いに向かいます。
山深い田舎の林道。
ログハウス風の建物が見えたので小休止(ずっと走りっぱなしですからね)バスの停留所のようです。
向こうに見える水車は実際に稼働しているようで、観光用のディスプレイで無いことは確か。
しばらくしてこんどは四万十川沿いルートに合流。
無手無冠酒造に立ち寄って、四国に来るといつも飲んでいる栗焼酎「ダバダ火振」でも買って帰りたかったのですがこの日はお休み。
目と鼻の先にある「焼酎銀行」
口座を開設してプレミアムな焼酎を「預貯酎」する建物は
もともと本当の銀行だった建物だそう (*^^*)
四万十川沿いの道の駅「四万十とおわ」
3年前に食べた名物「和栗ソフト」はたしか一個¥450で、それならなおさら食べてみたくなるお値段。
ちょうど栗の季節でもありましたし素朴で余計に味付けされていない濃厚な栗の味が楽しめる美味しいソフトクリームでした。
しかし、業者さんが入れ替わっていて、残念なことにお目当てのソフトクリームは存在しませんでした。
障子を開ければ四万十川が見えるこあがり席で遅めのランチ
特別なものではないけどなんだかゆったりとした気分…ここまで走ってきたことを考えるとなおさら。
諦めきれず、とりあえず「栗」のものを食べましたが、なんだかいろいろ入っているようで
あのソフトクリームとは違う(美味しいけど)
その後、しばらく四万十沿いを走ったところでそろそろ帰る方向に進まなくてはいけません。
四国を出るのは来たときと同じく松山港
ですが船は「防予フェリー」
アドベンチャーが予約を入れている時間に遅れないように皆が揃って到着しなければいけません。
そのまま宇和島まで東に進み高速道路に乗るなんてことはやっぱりせずに
国道ではあるけれど田舎の山の中も走る、走り終わってみれば快走できたルートで斜めに北上して行き
頃合いだと思われる「大洲南IC」から松山自動車道
「松山IC」で高速道路を降りてからの松山市内の渋滞が心配でしたが、市内のバイパスがさらに延びていて
市内の移動も随分と快適に。
少し余裕を残して松山港に到着。
まだ終わったわけではありません、柳井港についてから下関まで夜の部走行が待っています。
フェリーの中での約2時間半とにかくカラダを休めなくては (^_^;)
長距離をタフに走り続けて来ていても楽しく明るく振舞いたいものですが、この時だけは無言でいいですよ (笑)
柳井港で、周南からご参加のVストローム氏とお別れ
これからもバイクで若返ることを誓いつつ…お互いに。
あとの4台は山陽自動車道「熊毛IC」を目指し、そこから高速道路をかたまって(光の塊になって)ハイペースを維持しながらの150Km越…
ウインドプロテクションにエンジンのパワーにヘッドライトの明るさなどなど、僕が一番楽チンでした (^^)/
〆は美東のチャンポンで。
二泊二日の行程はこのようなことになりました。
お休みが二日あれば思い切って足を延ばしてみてはどうでしょう
ただ、どうしても下関からだと四国へのアクセスはちょっと不利
翌日の出勤がつらくなるのは仕方ありませんね。
僕の場合は日常にもどった最初の夜にはもう「カツオの塩タタキ」が食べたくなるくらいはまってしまいました。