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昨夜は少し呑み過ぎましたが、早起きで受付フロントが開く前に待ち構えていて
貸切露天風呂の入浴権を得ることに成功。
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北海道11連泊で唯一の温泉旅館ですから、宿も楽しまないと (^_^;)
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開放的な場所にある露天風呂ばかりですが、人目を気にする必要は全くありません。
それどころか、ココで熊にでも遭遇したらどう対処すればいいのやら…
カランカランと板を切り抜いてつくられた簡素な鍵にぶら下がる熊避けの鈴の音を聞きながら15分も歩いてきているだけに
ひょっとして居たりなんかして…と、怖がりの僕は裸になるのが心配になるほどです。
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コチラが一番人気だと言われる「トチニの湯」
巨大な丸太をくり抜いた湯舟、混ざりものの全く無い完全なる源泉。
湯加減もちょうど良くて温泉も濃厚ですね~。
周辺の森の雰囲気はまだまだ夏、東北もそうだけど北国の温泉は冬にこそ訪れてみたいものです。
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これまでのロングツーリング行脚でどんな山奥の温泉にもあるところにはあった「ケロリン桶」
その丈夫で鮮やかな黄色と絶対に消えないと言う赤いケロリン文字…
別名「永久桶」とも呼ばれる桶が、この温泉に似合うかどうかはともかくとして、
最近ではSNS映えを狙って酒類や食べ物を入れて提供している飲食店が有るらしくて、
「安全性が担保できない」として、発売元の富山めぐみ製薬がそのような使い方をしないよう注意喚起したなんて言うニュースを見て、
このだいたい使い込まれている桶ってそんなにポピュラーなグッズだったのかと感心しました。
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勿論、今日ばかりは宿で朝食も食べます。
普段、朝食はとりませんがツーリングの宿の朝食はまさに別腹となります。
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食事を済ませたら急いで出発の準備。
我々が一番早くここを発つのは間違いありませんね。
チェックアウトを急ぐなんてもったいないですよビジネスホテルじゃあるまいし…
良い宿でしたからもっと滞在したかったけど、この晴天の下「日本百名山」への絶景ルートのスタートが遅れる方がもったいない。
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宿を発ってワインディングを下り、海沿いに道央自動車道で内浦湾を右回りでなぞり、
黒松内ICまで70Kmほど、富良野を走った時以来の暖かい陽気に恵まれて爽快なスタート。
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ココまでアドベンチャーのGS検索により、給油はタイミングよくできていて、
2台とも大型バイクで足は長そうではありますが、燃費のほうは平均すると15Km/L前後と…
決してよろしくはない走法で来ておりますから、1タンクで300Kmを余裕で走れるとは考えてはいけない。
あてにしていたGSが臨時休業だったりするとかなり焦ります。
北海道ではホクレン農業協同組合連合会系のオリジナルブランドのガソリンスタンド、ホクレンSS(JA-SSではない)がほとんど
そんな中、前後にしばらく集落の無いところでポツリと見つけたエネオスSSでしたが、ココが営業していなかったら、またほろ苦いエピソードになるところでした (^_^;)
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洞爺湖の北に20Kmほど離れたところにそびえる「羊蹄山」
富士山に似て姿が整っているところから、全国各地にある郷土富士の一つとなっているくらいですから、
かなり遠くから見つけることができますね。
やっぱり百名山はそこに向かっていく途中、最初に見えた時が一番大きく見えるもので
緑に覆われていても、遠くてまだ緑ではなく青っぽいグレーに見える神々しい姿にココロが打たれます(そこはもう過ぎてしまっているけど)
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山頂にかかる雲でわかるように、羊蹄山の外周を半時計回り。
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道の駅「名水の郷きょうごく」に到着するころには気温も随分と上昇し、夏を感じさせる暑さです。
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いたるところから豊富に水が湧き出る「ふきだし公園」
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売店の前にデカデカとなんだか見たことあるような…
数年前の信州ツーリングで山梨県の、金精軒の「水信玄餅」に見た目そのまんまではありませんか!
あの時は営業日と我々の行動が伴わず、食べるの諦めましたけど、こんなところで出会えるなんて。
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早速注文してみて拝見。
きな粉と黒蜜までそっくりで、透明の球体が山梨のものと近いのか別物なのかわかりませんが
歩き回って暑かったので、つるりと美味しくいただきました。
もう忘れていたけど、これでまた山梨にいくならばあちらの方も食べないといけなくなりました。
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その後も羊蹄山の外周は続き、山の南西から始まって山頂から雲がなびく方向の北西までの270度を一定の距離で回り込み
ニセコ高原に向け、羊蹄山を後にしました。
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空気、水、山 全てが美しかった。
やっぱりバイクで走るなら湖より山ですね(結局、洞爺湖には行かず)
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羊蹄山をまったりと楽しんで随分と満足したのですが、そこから始まる「ニセコ高原」
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ところどころ高級そうなスキーリゾートやゴルフ場が見られるこのワインディングルートは実に美しく豪快でした。
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路上には人も車も皆無だし勿論民家なんてありませんから好きなように走ることができました。
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バイクのパワーとスポーツライディングの成果も楽しみたいけど、この絶景がハイスピードで流れ去るのはどう考えてももったいないからもっとゆっくり走ろう(ペースを落とせ)と
アドベンチャーに哀願 (^_^;)
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そんなニセコパノラマラインの中ほどでこれがまたいいところにレストハウス。
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二人とも朝食では何度もおかわりしているので、ランチをしっかりと摂る欲も無いので
これにかぶりつくくらいがちょうどいい。
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去年の東北ツーリングの岩木山スカイラインで食べたのに続いて最北端更新。
新鮮さと甘さも最高!
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先日の夕張メロンも美味しかったけど、この贅沢な切り方とソフトクリームにやられて
当然オーダーして、いい歳の男親子でシェア (^_^;)
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そしてようやく雲と同じ高さのワインディングを豪快に下り始め、日本海側に出ます。
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日本海に沿ってしばらくアップダウンを繰り返した後、再び内陸に入って峠越えで北海道の南西部をジグザグ走って石狩湾に向かいます。
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積丹へ向かうロングワインディングロード途中の長い長い「トーマル峠覆道」
雪から道を守るトンネル状のスノーシェードはSF映画を思わせる走行感だけど
そんな感心もかき消すほどのアドベンチャーの爆音も、このトンネルの中でもう一皮剥がれた感があり
途中、トンネルを外れて抜け出せる展望台で絶景そっちのけで補修作業となりました。
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今日の宿泊地は小樽(2度目)ですけど、海沿いに出てから一旦反対方向で積丹岬に向かいます。
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今日は一日を通して良い天気、おかげで「シャコタンブルー」を見下ろすことができました。
でも目を凝らすと、下では海水浴されてました(アザラシではなかった)
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あとは折り返して小樽まで石狩湾ほ左手に海沿いをクルージングですが、
その間見えてくる岸壁の肌は変化に富んでいて、全く飽きることはありません。
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今夜のホテルは、北海道初日にフェリーを降りてすぐに止まったホテルと同じです。
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大浴場横の休憩スペースからはビール片手に小樽運河が見下ろせる贅沢なロケーション。
すぐにでも小樽の繁華街に繰り出していきたいところですが、990アドベンチャーのことが気になるし
まだ時間も早いのでその前に少し補修作業をやっておこうかと…
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もうワイヤーで縛り付ける程度では効果を成さない状態なので、次の方法を考えて小樽市内のホームセンターで材料を追加購入しています。
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あの時スノーシェード内で音が変わったのは、恐れていた崩壊の進行。
とうとう開いてしまった大きな穴…
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アルミプレートを当てがって補強するしかありません、とにかくエキゾーストパイプを落下させないよう尽くすことです。
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これまでに縛ったり巻いたりを繰り返してきたものを一度全部取り払う必要があり、
なんだかんだで終わったのが23時過ぎ…もう4時間以上も寝転がって作業してたことになります。
音消しに格闘している我々の隣のホテルに
おそらく宿泊客であろうアメリカンビッグツイン数台が到着したようで、その人たちの排気音がわきまえることの無いかなりの爆音でしたので
彼らと我々で、なんだかシュールなコメディーを演じているような気がして、手元の照明係に徹してくれたアドベンチャーオーナーと苦笑い。
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初日の小樽は、2回目があるからと翌日の早起きに備えて街を散策することはしませんでしたけど
2回目はさらに残念なことになってしまいましたね。
夜遅いので、一瞬だけ聞いた排気音もそれほど静かになったわけではないし、
それどころか排気漏れガスの熱であらぬところが溶け始めているところも見られ、心配は重なる一方。
もう楽しいのか辛いのかわからなくなってきました (笑)
明日はどうなる、エキパイ。
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