1月上旬から置きっぱなしになっているアドベンチャー
代わりに1台乗って行っているので店内台数は変わりないのですが
K75Sのエンジンはアルミむき出しなので保管場所の環境に影響を受けやすく
あまり長時間の戸外と言うのもよくないので早めの帰還をさせたいため
営業時間外を使ってアドベンチャーの作業を早回しです。
いつも見ている車両ですから車検だからといっても定型的な整備は必要無いわけで、
気になるところとやるべきところは別にあってどうせ時間を割くなら
エンジンオイルの漏れと前回のツーリングで発生した一時的な燃料漏れを確かめることに集中。
燃料漏れは見過ごせませんが
エンジンオイルの漏れは修理が困難な場所である場合、作業が大掛かりになることも多いので
とことん修理をするのかマメに清掃しながら付き合っていくのかはたまた気にしないでおくのか…判断は難しくなりますね。
それもそうですオドメーターは既に95000Kmを越え、この春には10万キロを迎えることになるでしょうから。
そしてこの春には転勤を控えているらしいので、行き先によってはメンテナンスの頻度も変わってきますから
この先のアドベンチャーはどうなることでしょう。
今回の漏れはドライサンプのオイルラインの途中が最も疑わしく
もともと差し込み力甘いホースとパイプの交換と締め付けホースバンドを追加して対処しました。
整備性のよろしくない上に気軽にアクセスできないところ故、その他気になる周辺パーツも交換しておきます。
先日のこと、長くお付き合いさせていただいているお客さんから春には下関を離れる(ご家族ごと)旨を告げられて
とても残念でならないのですが…
そのお客さん曰く、我々転勤族のライダーは行き先で見つけるのに苦労するのが「バイク屋と床屋」なのだそうです (^_^;)
入店して座るだけで何も言わなくてもいつもどおりの希望の髪形に仕上げてくれる床屋さんとの関係を
新しく開拓するのはちょっと大儀かもしれませんね。
この990アドベンチャーは次に乗りたいバイクのイメージがなかなか湧いてこない、僕にとってもいろんな意味で高性能を実感できた名車でした。
初めって乗った時の刺激的なキャラクターからしてこんなに飽きずにへこたれずに見ていられるとは…
少しデリケートなところもあるけど根本的に耐久性は高かったように思います。
ここに来てから10年、現オーナーになってからはまさに床屋さん状態でメンテナンスを受けてきているわけで
すが、まだ誰にも一度も倒されていない
縁起の良いバイク。
いつまで乗るのか乗れるのか (^_^)