長岡大花火大会
8月2日の夜、長岡の日本三大花火大会に出かけた。
折からのコロナ感染流行最盛期ではあったが、待ちに待った3年ぶりの大花火大会の誘惑に負け、一方ではコロナなんぞに負けてたまるかと、老いのカラ元気にムチ打って出かけた次第。本日現在発熱などはなく、クリア出来たかと。
長岡の大花火は古く、明治11年に花火350発上げられたのが始まりとか。戦後、大空襲からの復興をねがい、今日の花火大会が始まった。
長岡と言えば、上杉謙信に始まり、幕末の河合継之助の活躍、小林虎三郎の「米百俵」「食えないからこそ教育」は余りにも有名。また山本五十六も旧長岡藩士の六男として生まれた。他に多くの偉人が巣立っている。
花火大会は滔々と流れる信濃川、広大な河川敷を会場に、夜も更けかかるころから2時間、息つく間もなくスターマインなどの大玉の花火が連続で打ち上げられた。又川にかかる橋を舞台に壮大な仕掛け花火でナイヤガラの滝が出現した。
大観衆は一夜の一大ページェントに酔いしれた。
注)スターマインとは連続発射の大型花火
夏の夜に大輪重ぬ歓の声
七色の花火広ごる信濃川
息を呑む乱れ打ちなる揚げ花火
川風のほほに次なる花火待つ
スターマインや真昼をつくる大花火
尺玉の花火越後を轟かす
炸裂音連なる花火頭の上
残像の残る静寂大花火
信濃橋や仕掛け花火のナイヤガラ
人豊かなる長岡や花火重し
五十六と虎三郎や揚げ花火
花火師とライト振れあふフイナーレは
揚げ花火消えて夜深き越後かな