草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句 / 枝豆 (四捨五入) 

2016-09-07 | Weblog

九月も中旬に差し掛かろうとするころ、朝顔の花はちょっと遅すぎますが、まだまだ猛暑が続く中、一陣の涼風を感じてください。
下記の句は8月、9月の句会で出したものです。兼題が多数出ていたため、とりとめのない句の寄せ集めとなってしまいました。

  朝顔や夕べの水をこの色に

  幼き日に聞きしと同じ法師蝉
  法師蝉大横綱の逝きしとや
  狭庭にも深山持ち来法師蝉
  
  八月や窓辺にありて夜風受く
  八月やあの日のことはあざやかに
  送らるる身もて眺めむ大文字
  燃え上がりたちまち燠に大文字

  芭蕉葉を妖怪と見し幼き日
  岩礁のくぼみあらはに秋の潮
  さやさやと葉擦れの世界竹の春

  枝豆の殻の積りて酒も果て
  待てしばし日を追うて消ゆ二日月
  日向道木陰の道も秋日傘


          


コメント (8)
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