草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句 数へ日(九分九厘)

2021-12-26 | Weblog
    


 今年もあと数えるほどの日数になりました。コロナ禍も次のオミクロンの拡大が予想され、来年の前半も自粛生活が強いられそうです。来年こそコロナ禍の終息を願うばかりです。
 歳末に届けられるように北海道の新巻を頼んでいましたが、見事な鮭が届きました。これで正月の酒の肴に事欠かず、そして旨い粕汁も造りたいと思っています。よい年をお迎えになることをお祈りいたします。

       数へ日のしんがり俳句字余りとや

       新巻や由一の筆跡甦る
 
       荒巻御目見得予精気高揚

      
       重ねこし月日の彼方枯れ薄

       わが魂のかろきを知るや枯尾花

       記憶枯る伴侶の傍のカレススキ

       寄せ鍋やコロナ呪縛の解けしこと

                       以上
 
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今日の俳句:短日:葉有露

2021-12-10 | Weblog
 今日初めて,吟行なるものに参加しました。福知山線廃線後を歩く武庫川渓谷ハイキング付で
ゴールは、武田尾温泉でした。小生は、JR武田尾駅から、会場の宿まで直行し仲間を待ちながら
付近を散策しました。約ニ時間でしたが、開放感を十分得ることができました。

夙川俳句会吟行
  ・駅舎ぬけ紅葉の谷へ時を捨て
  ・時を捨て川音にひたる武田尾に
  ・静けさは廃線跡と紅葉谷

俳句教室: 兼題:短日・寄鍋・息白し
  ・仏壇の奥の父にも日つまる
  ・時さえも持て余す身に暮れはやし
  ・寄鍋や食べつ語りつ忙しき
  ・寄鍋や出来上がりても友を待ち
  ・息白く心構えを確かめる

                 葉有露拝
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