いよいよ本格的な冬の入りとなってきました。筆者の最近の動静を句にしました。柿の葉や百日紅の葉はすっかり散り楓の葉も散り始めました。12月には剪定業者を入れることにしているので、庭の手入れもほったらかし。荒れた庭で唯一精彩を誇っているのが石蕗の花です。独り者に元気を与えてくれます。
石蕗の花黄昏どきの王者かな
逢魔どき老の疲れに石蕗の花
石蕗花や着物干す間のお慰み
接種後の高熱続き神は留守
病院に洗い物さげ勤労感謝の日
年用意不要となりし独り者
以上
いよいよ本格的な冬の入りとなってきました。筆者の最近の動静を句にしました。柿の葉や百日紅の葉はすっかり散り楓の葉も散り始めました。12月には剪定業者を入れることにしているので、庭の手入れもほったらかし。荒れた庭で唯一精彩を誇っているのが石蕗の花です。独り者に元気を与えてくれます。
石蕗の花黄昏どきの王者かな
逢魔どき老の疲れに石蕗の花
石蕗花や着物干す間のお慰み
接種後の高熱続き神は留守
病院に洗い物さげ勤労感謝の日
年用意不要となりし独り者
以上
11月11日(金)、「藍」夙川句会より大和西大寺への吟行に参加してきました。近鉄奈良線大和西大寺駅で下車し、安倍元総理が襲撃された現場を通って平城京跡に向かいました。大極殿、南殿、朱雀門以外は草の生えた野原のみでした。
小生は、平城京跡への吟行よりも晴天のもと広々とした空間を楽しんだ一日でした。
吟行
・朱雀門踏切番に冬日向
・都なく平城の里はてしなし
・平城の古人のくらし見えぬまま
俳句教室 兼題:冬めく・木の葉髪・山茶花
・冬めくや幼子の背も伸び行きて
・冬めくや通勤車内ふくれ居り
・黒と出て散る際白き木の葉髪
・姫椿一片毎に芸を見せ
・山茶花や足元に茣蓙を引き置きて
やっと写真が入りました。一枚目は、夙川の並木道です。今年の春、ご一緒に桜見物した場所です。二枚目は、自宅3階の書斎からの眺めです。むかえの教会に所属しています。
六甲山と茅渟の海の十三夜
今年の十三夜も最初は雨模様で気をもんだが、月が出始める頃には晴れ上がり、きれいな十三夜を愛でることができた。
清光の雲居にあそぶ十三夜
前線過ぐ天与の雅十三夜
雨あがる我にツキあり後の月
三更の街中白し十三夜
歌仙揚ぐも興醒めやらず十三夜
絵画談義果てなくつづく十三夜
遠き日の姉の鼻唄「十三夜」
宵張りの名残の月やドビッシー
城落ちし能州の上(え)や十三夜
最後の句は上杉謙信が天正五年、能登の七尾城を9月13日に攻め落とし、陣中にて詠んだ漢詩「九月十三夜陣中作」を思い起こし、詠んだもの。