先日平城遷都1300年祭で賑わう奈良を訪ねた。まだ暑さは残るものの、秋空の下平城京跡に再建された大極殿や朱雀門の姿をまじかに味わった。更に薬師寺に足をのばし、間もなく大改修に入る東塔の内部を見学した。奈良は何時訪ねても、広やかな、周囲の鄙びた光景に心が休まる。写真は大極殿。
秋空や大極殿の金のしび
秋天や耀うばかり朱雀門
法話聞く若者の目や奈良の秋
薬師寺の如来のほほや萩こぼる
東塔の心柱太し秋燕
東塔の相輪に舞う秋の風
9月の句会の投句は以下の通り。
邯鄲や平家の里のわらべ唄
書を伏せてグラス手に取る良夜かな
歌麿の遊女のきせる良夜かな
魂の宙へ抜け行く花野かな
束の間の礼文の丘の花野かな
秋空や大極殿の金のしび
秋天や耀うばかり朱雀門
法話聞く若者の目や奈良の秋
薬師寺の如来のほほや萩こぼる
東塔の心柱太し秋燕
東塔の相輪に舞う秋の風
9月の句会の投句は以下の通り。
邯鄲や平家の里のわらべ唄
書を伏せてグラス手に取る良夜かな
歌麿の遊女のきせる良夜かな
魂の宙へ抜け行く花野かな
束の間の礼文の丘の花野かな