草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句 / 大寒 (四捨五入) 

2018-01-23 | Weblog
暦の上の大寒は早々と過ぎてしまったが本当の寒さはこれからのようである。
上の写真は大寒の日のわが家の玉葱畑である。昨年の玉葱苗は雑草に取り囲まれて成長できず、大失敗であった。
対策として今年は初めて黒マルチなるものを使ってみることとした。雑草の抑制と根元の土を温める効果があるらしい。200本ばかり植え付けたのだが未だにしょぼしょぼしている。晩春には丸々してくることと期待している。

  大寒の日差し力を秘めてをり  

  風花の舞ふ日からだの軽軽と
  参道の歩み遅遅たり初詣
  屠蘇の盃重ねかさねてこの年に
  屠蘇三盃男異国へ旅立ちぬ

  からころと外湯めぐりや湯冷めせず
  暁闇の湖面の鴨や餌を食む音
  渡り来し鴨の一団着水す 
  大鍋の湯気や人参朱の点在

中段の4句は1月の、下段の4句は12月の句会に出した句である。
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今日の俳句  ごまめ数の子 / 九分九厘 

2018-01-01 | Weblog


 明けましておめでとうございます。
 大晦日の夕食時から、元旦の初詣までの俳句を詠みました。川柳もどきの句になっていますが、新年の挨拶代わりと思っていただきご容赦下さい。

    紅白の裏番組やワルキューレ
    大晦日フロイデ聴きつ「一刻者」
   「わろてんか」こんなもんかと年の暮れ
    紅組の勝ちはパワハラ年を越す
    ズンドコの「花が散る」とて年惜しむ
    年越しの蕎麦に出雲の匂ひ嗅ぐ
    煩悩の数が減りしも除夜の鐘
    朝六時元旦迎へ夢も見ず
    糖ZEROの日本酒ありてお屠蘇かな
    雑煮餅丸と四角で三角なし
    ごまめ黒豆かずの子に我ご満悦
    願い事欲もほどほど初詣
    寝正月頭寒足温古書三昧

添付の写真は、オーストリア・インスブルックの「メルトケットの花火」。メルトケット連峰の海抜1900メートルの中腹で、年の幕開けを飾るために花火を打ち上げるという。
(画像は、世界の珍しい景色や動物などの写真をPC壁紙として、日替わりで配信する無料アプリより転写したものです)
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