草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句  木犀/九分九厘

2022-10-30 | Weblog

       

 

 妻の転倒事故で草若葉の投稿が大幅に遅れました。一段落ついた日曜日に、俳句を作ろうと考えましたが何も思いつきません。そこで、このひと月の間のことを俳句にしてみました。作ったあとの感想ですが、何か他人事のような第三者的な句となってしまいました。季語を入れるからこうなるのか分かりませんが、五七五の俳句がもつ特質なのでしょう。解釈は、読まれた方にお任せするに他ありません。

 

      行秋や老ひたる妻の声細し

      暮れの秋老いの介護のこと尽きて

      妻入院木犀匂ふ朝のこと

      心に忘れ物ありし神無月

      スマホ会話だけの夫婦忘れ花

      生き甲斐とははてなはてなと十一月

                        以上

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今日の俳句:天高く:葉有露

2022-10-07 | Weblog

漸く、秋の入り口に来た感じの今日この頃です。暮らしに一層変化が乏しい日々の中、五・七・五の世界で何を表現できるでしょうか。

 ・励みなき身に来る秋やや浅し

 ・遅き秋虫の音今だとどかざり

 ・天高く動かざる心少し揺れ

俳句教室:兼題・秋高し・赤い羽根・新松子

 ・天高し普段の山も背伸びして

 ・秋高しつかれの取れし我が心

 ・赤い羽根駅頭の声おだやかで

 ・赤い羽根渡す指先ぎこちなく

 ・雷鳥の待ちかね馳走新松子

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