草若葉

シニアの俳句日記
 ~日々の俳句あり俳句談義あり、そして
折々の句会も

今日の俳句  紅葉葉楓 / 九分九厘

2020-11-16 | Weblog
       

 我が家の裏通りに、立派に育ったアメリカフウの街路樹が立ち並んでいる。毎年11月の初めの紅葉時期が楽しみである。フウ科フウ属の高木落葉樹と辞典にある。北アメリカ原産で日本には大正の頃に入ってきたという。人の手ほどの大きさの葉が見事である。日本名はモミジバフウ(紅葉葉楓)という。葉の色は緑から黄色、そして赤になっていく。今日の俳句では、この見事な紅葉に絞って詠むことにした。
 
    アメリカの伊呂波紅葉や風強し
    紅葉葉楓倭国に馴染む粋な色
    黄落葉やホトケのBookに収まりて

    三色の歓喜地なりし紅葉葉楓
    葉に光過ぎてその影紅落葉
    三摩耶の色即是空枯れ落葉

    ゆっくりと杖を頼りの落葉道
    葉の脈をたどりし吾に冬來る
    老斑の手の上なるや色落葉

       
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の俳句(石蕗の花)葉有露

2020-11-10 | Weblog
 本年3月より本句会に入れて頂きました。
俳句に縁の遠い人間で、心の準備もなく、事前学習もなく、
手探り以上の戸惑いがありました。
 この間,先輩各位にはいろいろお手数を掛けました。
半年以上たちましたので、83歳の手習いで俳句教室に
通うことにしました。10月から始め、月1回で今日が2回目でした。
 講師は、ホトトギス同人永沢達明氏です。
(俳句教室にて)
 毎回5句,兼題に依る投句で、今回は「冬日和」「石蕗の花」
「神の留守」でした。小生の5句のうち何故か1句特選、4句
入選でした。不思議な気持ちで帰路につきました。

 ‣凛として無口つらぬく石蕗の花
 ・山々をたぐり寄せ見る冬日和
 ・冬日和味はふ歳となりしかな
 ・神の留守大社の庭は混みあひて

 (夙川界隈)
30余年前に、夙川に戻ってきて住み始めた頃、散歩しながら
ふと出た句です。何故か、忘れないできました。

  ・散紅葉しばし川中魚の床
  ・凩を枯れ葉と共にくぐり抜け


次は

 
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする