紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

日米大学野球 青山学院・中島大輔選手(早蘇中出身)、西川史礁選手(丹生中出身)が侍ジャパン入り 〈2023年6月21日〉

2023年06月21日 08時30分00秒 | 記事


自慢の足をアピールして代表入りを決めた中島

選考合宿で本塁打を放ち、3塁手の守備にも就く西川


 来月7日から米国で開催の第44回日米大学野球大学野球に出場する侍ジャパン大学代表選考合宿が19日まで行われ、先の全日本選手権を制覇した青山学院の主将・中島大輔選手(4年)=早蘇中出身、龍谷大平安出身=と4番の西川史礁選手(3年)=丹生中、同=がそろって全日本入りする快挙を成し遂げた。中島は全日本主将に選ばれ、西川は4番候補に挙がるなど、日高川町出身の2人が主力として日の丸を背負う。

 選考合宿は、神奈川平塚市で行われ、全国から選ばれた代表候補50選手が参加し、代表26人の座を争った。ドラフト候補が並ぶ打者の中で存在感を示したのが西川。18日の紅白戦、第3打席、左腕で151キロを計測した古謝投手(桐蔭横浜大)の変化球を捉えると、この日の試合でただ一人の本塁打を左翼席に叩き込み、次打席でも逆風を突き左翼フェンス手前まで運んだ。守備でも本来の左翼手だけでなく、平安高時代に守った遊撃手や三塁手を任されるなど猛アピールし、代表入りを確実にした。
 一方、東都Lでも盗塁王の中島は自慢の足を猛烈アピール。18日の紅白戦では、死球と中前打で出塁すると、すかさず盗塁に挑むなど2打数1安打、19日も2打数1安打で出塁すれば必ず盗塁する積極性を見せて、得点に結びつけるなど走攻守で高いレベルを見せつけた。青学の主将として大学日本一に導いたリーダーシップを買われて、全日本主将の大役を担う。
 中島選手は「自分を含めて青学から5選手全員が代表入りし、本当にうれしい。日本代表の主将として世界一を目指したい。すごい選手がそろっているので自分の力を出し切りたい」、代表監督から最大のキ―マンと挙げられた西川選手は「日本代表に選出して頂いて感謝の気持ちでいっぱい。日の丸を背負って戦うことに気を引き締めて、日米戦に臨みたい。日本の勝利にのために必死に頑張りたい」と意気込みを語った。
 29日からの直前合宿を経て、1日からENEOS、東芝と練習試合のあと渡米し、5日にOP戦、7日に日米戦が開幕する。


 その他の主なニュース

御坊市議会一般質問で弓倉正啓・教育長が秋ごろに学校再編基本方針公表と明言

学童野球夏季大会兼県予選・上南部が優勝、準優勝は御坊

2日の豪雨で列車乗客の避難を支援した御坊駅前のMARUNIにJR西日本が感謝状を贈る

たにぐち(日高川町・本社大阪市)が日本赤十字社和歌山支部に3百万円寄付