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大学野球 日高地方出身・中島大輔、西川史礁両選手 青学全日本制覇に導く 〈2023年6月13日〉

2023年06月13日 08時30分00秒 | 記事


全日本大学野球選手権の優勝旗を手にする青学大・中島


 日高地方出身の中島、西川両選手が、名門・青山学院を復活に導いた。第72回全日本大学野球選手権の決勝が11日、神宮球場で行われ、青山学院(東都大)が4―0で明治大(東京六大学)に快勝し、18年ぶり5回目の優勝を飾った。1番・中堅手でフル出場の中島大輔選手(4年)=早蘇中出身、龍谷大平安出身=が優勝旗を手にし、4番・左翼手の西川史礁選手(3年)=丹生中、同=は初回に決勝打となる先制適時2塁打で立役者となった。

 今大会初戦から全試合完封勝ちで勝ち進んだ明大の記録を初回に西川の一打が切り裂いた。1死1、2塁で打席に立った西川は「うまく捉えられた」と、プロ注目の明大右腕が投じた初球の変化球を左翼線に運び、会心の一打で大会初失点を与えて次打者の内野ゴロで2点目。その後も青学が2点を追加し、青学エースが明大打線を完封した。西川は4打数2安打で今大会15打数7安打の打率・467。1安打差で首位打者の個人賞は逃したが、4番打者として18年ぶりの日本一をけん引した。
 準々決勝で満塁弾を放つなど、1番打者としてチームを引っ張った中島は、この日発表された大学侍ジャパンの選考合宿に追加招集され、2人そろっての日本代表入りの可能性も出てきた。中島は「ずっと日本一を目指してきた。勝ちたい、優勝したいという気持ちだけだったので、本当に嬉しいという言葉しかない」と語り、主将として優勝旗を手にした。西川は「実感は湧かないが、大輔さん(中島)を中心に日本一だけを目指してきたので最高にうれしい」。東都LでMVPを獲得したが、全日本でも打率2位など全打撃部門で一歩届かなかった経験に「個人タイトルを含めて、秋も日本一をとりたい」と早くも次の目標を掲げた。


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