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紀中森林組合通常総代会・新組合長に柏木一夫氏(坂野川)選任 〈2023年6月27日〉

2023年06月27日 08時30分00秒 | 記事


「人と山を守る」のスローガンで
寄り添った組合を、と語る柏木組合長


 2016年に誕生した「紀中森林組合」の第7回通常総代会は24日、日高川町の日高川交流センターで開催。閉会後に理事会を開き、任期満了に伴う役員改選で2期6年組合長を務めた中家哲氏(70)=小釜本=が勇退し、新組合長に柏木一夫氏(67)=坂野川=を選任した。令和5年度の事業総収益は2億7820万2708円で微減だったが、利益剰余金1252万1000円で、7期連続の黒字。

 中家前組合長は、各事業の状況を報告し「一昨年のウッドシックで高騰した原木価格も値下がり傾向にある中、職員の努力と組合員の理解を頂いて事業運営に取り組んできた。資材の物価上昇やコロナ禍など厳しい状況の中でも当期剰余金を計上することが出来たのは、組合員、職員、現場技術職員の不断の努力の賜で、感謝に堪えない」とあいさつし、組合長在職中の6年間の協力などに感謝した。
 昨年度実績では、森林整備事業が取扱高が計画を上回って利益を計上。林産事業の素材取扱量は約6400立方メートルで計画を下回ったが、木材加工事業の直接収支は前年度を約300万円上回って黒字。事業管理費含む全体収支は改善が図れたが、前年度同様に赤字決算だった。
 総代会終了後に理事会を開き、投票で柏木氏を組合長に選任。柏木氏は「合併時からのスローガンでもある『人と山を守る』を体現し、組合員に寄り添った組合にしたい。自然環境の保全や地域社会の維持等の公益機能を考えると林業の振興は大義あるもので、当組合はその事業の担い手として役割を自覚して努力したい」と話した。


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