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「住みやすさ」ランキングで御坊市が全国30位、近畿2位 〈2023年6月18日〉

2023年06月19日 08時30分00秒 | 記事


全国的に住みよいまちに位置づけられる御坊市
(写真は市街地)


 東洋経済新報社が毎年発表している「全国都市データパック」2023年版で、総合評価となる「住みよさ」ランキングで御坊市は全国812市区で30位、近畿111市で2位に入り、ともに2019年の過去最高順位に並んだ。県下9市では5年連続で1位。特に利便度は4年連続で過去最高の全国14位を維持し、1万人当たりの病床数や医師数、昼夜間人口比率なども上位に位置。三浦源吾市長は「市民の皆様も自慢に思い、ふるさとに愛着をもってほしい」と話した。

 住みよさランキングは安心度(人口当たりの病床数や刑法犯認知件数、介護施設等定員など)や利便度(人口当たりの大規模小売店店舗面積や小売販売額、飲食店数など)快適度(転出入人口比率や水道料金など)富裕度(財政力指数や1人当たり所得など)の20指標について偏差値を算出し、その平均値を総合評価として順位付けしたもの。
 2023年版で御坊市は利便度が4年連続で全国14位をキープし、安心度は95位と昨年187位からランクアップ。富裕度は444位(昨年494位)快適度は572位(昨年584位)で総合評価は30位。昨年の68位から順位を上げ、過去最高だった2019年の30位に戻した。2021年は92位、2020年は65位だった。
 近畿ブロックは昨年の6位から2位に順位を上げ、こちらも過去最高だった2019年の2位に戻した。2021年は12位、2020年は5位だった。県内9市では5年連続で断トツの1位をキープした。
 特に利便度は全国14位とトップレベルの水準にあるほか、安心度の中でも1万人当たりの医師数は全国32位、病床数は全国33位と高く、全国的に見て「住みよいまち」として位置づけられる。また、昼夜間人口比率は114・72%で全国18位。前年まで3年連続17位から1つ順位を落としたものの商工業や医療、教育などの機能が集積し、日高地方の雇用の中心になっていることを示している。
 三浦源吾市長は「毎年、住みよさランキングの発表を楽しみにしている。今年は全国、近畿ともに順位を上げることができ、大変うれしい。全国的に見ても『住みよいまち』と自慢できると思っているので、市民の皆様も自慢に思い、ふるさとに愛着を持っていただきたい。今後もランクアップをめざし、第5次総合計画実現に向けて全力で頑張りたい」と話した。


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