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国道425号印南町内完成祝い二階俊博代議士ら植樹 〈2023年4月18日〉

2023年04月18日 08時30分00秒 | 記事


シャクナゲを植樹する二階代議士、日裏町長、森下氏(写真右から)


 御坊市から山間部を抜けて奈良県に通じていた県道御坊~十津川線が昭和57年に国道425号(終点は三重県尾鷲市)に昇格。整備開始から約40年後の令和3年、最終工事区間となった川又工区の完了で印南町内全線が完成した。県議当時から国道昇格と整備促進に尽力した二階俊博代議士ともに地元が完成を祝おうと16日、川又観音で記念植樹祭を開き、地元民らは「国道425号は真妻の歴史。感無量」と喜んだ。

 国道昇格前、二階代議士の後援会青年部長を勤めていたのが日裏勝己町長だった。二階代議士は当時を振り返り「日裏町長はじめ地域の先輩方が『名前だけでも国道にしてほしい』と懇願してきた。国道になってもすぐに完成する訳ではないと話したが、こうして完成したのは先輩方に先見性があったから。私にとっても国政への出発点となった」と笑顔で話した。
 日裏町長は「地元の先人たちの努力、真妻地区の皆さんの熱い思いがあって国道に昇格させ、こうして安全で安心して通行できる道路になった。本当にうれしいこと、感無量」と話し、冨安民浩県議も「真妻地区の悲願。この道路を活用して将来につなげていくように今後も力を尽くしたい」と挨拶した。
 堀口晴生町議会議長や町幹部、真妻地区9区長はじめ地元民ら約50人が見守る中、二階代議士、日裏町長、功労者代表の森下弘・元町議会議長の3人が川又観音名物のシャクナゲを植樹。見頃を迎えたシャクナゲの花に囲まれた参道中腹で食事会の席を設け、アマゴの塩焼きなどを味わいながら町内全線の完成を祝った。


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御坊市が公営住宅長寿命化計画を策定 〈2023年4月16日〉

2023年04月17日 08時30分00秒 | 記事


集約の上、建て替えを検討する公営住宅
(写真は庚申町団地)


 御坊市は、令和5年度から14年度まで10年間の公営住宅等長寿命化計画を策定した。「耐震性がない」と診断されている紀小竹、庚申町、富安各団地5棟については前計画では「すべて建て替える方針」だったが、新たな計画では「集約の上、建て替えを検討する」と表現を変えた。今後10年間の間に入居者移転意向調査などを行いながら団地更新計画をつくり、次期計画期間での事業化をめざす。

 公営住宅は8カ所で計231戸、改良住宅(二戸一住宅含む)は26カ所で計527戸の総計758戸あり、今年3月末時点で入居者がいる戸数は568戸。新たに中長期的な管理見通しを検討し、30年後の管理戸数を758戸から約4割減らした422戸とする想定を初めて明記した。
 耐震診断で「耐震性がない」と診断された公営住宅の扱いは、前計画では紀小竹団地1号館(昭和30年築、24戸)は用途廃止し、同2号館(同44年築、35戸)庚申町団地1号館(同45年築、24戸)同2号館(同46年築、24戸)富安団地1号館(同44年築、32戸)同2号館(同45築、24戸)の計5棟は建て替えだった。
 5棟すべてを建て替えれば50億円以上の事業費が必要とみられ、国の補助金(2分の1補助)を活用しても市の財政負担は大きいことなどから、新しい計画では5棟すべてを建て替えるのではなく「集約の上、建て替えを検討する」と表現を変えた。この6棟については、すでに平成23年度から新規入居募集を停止しており、紀小竹団地1号館は約8割、他の5棟は約5割が空室となっている。
 今後、令和14年度までの計画期間中に建物の劣化診断など現況調査、入居者移転意向調査、建て替えまでの適切な改修を行いながら、5棟からいくつに集約するかなど具体的な団地更新計画をつくる予定。この計画に基づき、次期計画で建て替え事業に向けた準備、建て替え団地の整備など進めたい考え。
 294戸ある二戸一住宅の対応は「耐用年限超過後に空き家になった住棟から用途廃止を検討する」と明記した。現状は約8割が入居しているが、建築からすでに40年前後経過。前の計画では修繕対応しながら払い下げの方針を出していたが壁1枚の直接連結、2戸で1基の浄化槽を共同使用している構造上の問題などから払い下げは事実上困難なため、耐用年限(45年)を過ぎた空き家は募集停止にして用途廃止、あるいは他団地への集約を検討することにした。
 耐震診断で耐震性があると判断され、屋上防水など必要な修繕を行ったひまわり団地や、築20年程度と最も新しく、新規募集すればすぐ埋まる日高川ハイツ、グリーンハイツにしても日々の維持修繕費は年ごとにかさんできており、計画的に維持管理しながら長寿命化を図る方針だが、10年先を見据えれば大規模改修や建て替えが新たな課題となってくる。


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2023年3月 データバンク

2023年04月17日 08時29分59秒 | データバンク

1日
県立高校で卒業式春の全国火災予防運動初日に広域消防街頭啓発第2回みーやちゃんフォトコンテスト最優秀賞に御坊祭2作品ひだか病院議会定例会で新年度予算など可決由良町臨時議会。議長に玉置一郎、副議長に三上幸夫両氏を選ぶ

2日
県警春の人事異動内示。中前副署長転出、新副署長に西警視日高看護専門学校卒業式日高町がベトナムからの観光客誘致へ再発進

3日
御坊市内初のサテライトオフィスへの入第1号企業に(株)「光洋」=本社・大阪府茨木市=南山スポーツ公園の野球場リニューアルへ「全国果樹技術・経営コンクール」日本園芸農業協同組合連合会賞に由良町・山中孝次さん全国土地改良功労者職員表彰に笠松善信さん(日高町)JA紀州営農指導員発表会で組合長賞に浜田さん=日高川営農販売センター=

4日
第62回大阪地区橿原神宮書きぞめ大会で木村美月教室から9人が表彰

5日
空手の新極真会和歌山支部がトルコ・シリア大地震復興支援チャリティー合同稽古喫茶「橋」(御坊市)で女性プロ棋士が橋囲碁クラブメンバーを指導

6日
御坊商工会館で津波防災研究会講演会日高中軟式野球部全国出場記念碑を同校玄関前に後援会が建立

7日
日高地方の中学校で卒業式

9日
令和5年度県立高校入試日高町フォトコンテスト大賞に山本昌広さん(御坊市)の作品日本一の生産量を誇る御坊市のスターチス出荷始まる和歌山病院(美浜町)で労働条件改善を求めストライキデモプレミア和歌山で日高川町生活研究グループ美山支部の「ごんちゃん漬け」が審査員特別賞

10日
読書感想画中央コンクールで上田君、寺岡君、荒木さん(白崎小)が奨励賞第1回高専防災減災コンテで和高専の田中さん、山添さんが文科相賞美浜町3月議会で籔内町長が所信表明

11日
印南町職員が東日本大震災に合わせ避難路確認や避難設備の点検、清掃

12日
「S.I.S Special Training」初のウオーキングフットボール大会にぎわう消防機器開発で日高広域消防の黒井・森本組が全国3位入賞紀州由良リトルシニアが中学硬式野球関西連盟春季大会予選を制し、関西大会へ若草杯少年野球大会で日高が6年ぶりV須佐神社(御坊市)で「おとう祭」

13日
御坊幼幼稚園児が防火パレードで火の用心呼びかけ

14日
日高附属中学校卒業式

15日
印南町スポーツ賞に17人と2団体が選ばれる和高専卒業式本科163人、専攻科33人巣立つ日高高校で県高校生探究活動発表会

16日
御坊市が洪水避難対策地区別ワークショップ御坊市Sioトープで舞妃蓮、蜀紅蓮、睡蓮の分根作業和佐小(日高川町)で秋祭りを感じる学習

17日
日高広域消防が13年ぶりに印南出張所の救急車更新日高川町スポーツ賞決まる県立高校入試合格発表。日高地方451人にサクラサク日高高校・附属中学校が国際理解教育講座大成幼稚園で初の新入園児ゼロ、市教委があり方検討へ

18日
小児科医の中井寛明さん(御坊市)が公衆衛生事業功労で厚労相表彰

19日
日高地方自衛隊入隊入校予定者激励会、入隊社11人にエール天音太鼓保存会卒業発表会日高町スポーツ賞決まる令和4年中の運転免許証の自主返納者数、御坊署管内で263人日高川町がドローンを活用した新スマート物流実装事業を今秋から美山地域などで運用県小学生バレーボール新人大会、南部が男女とも完全優勝日高高校・附属中合唱部が第47回定期演奏会

20日
振興局でカナダ移民ライフヒストリーパネル展始まる第20回全国スポーツ少年団バレー交流大会に出場する日高VBCメンバー2人が市長表敬訪問久留米日高川町長が白寿者を戸別訪問し、長寿祝う

21日
市文でスプリングコンサート梅の里中学校野球大会、南部・高城が優勝婚活イベント「春よ恋in日高川」

22日
由良町社会福祉協議会が由良小児童へゆらの助トートバッグを寄贈

23日
小学校卒業式、白崎・衣奈小学校で最後の卒業式県が総勢1290人の人事異動内示

24日
御坊はこぶね幼稚園最後の卒園式御坊市が人事異動令和4年度末教職員定期異動管理職、管内小中学校で6人の新校長誕生和高専(御坊市)で高専制度創設60周年を記念した「高専の森」植樹式日高看護専門学校7期生、看護師国家試験に全員合格

25日
(株)たにぐち(日高川町)が新工場の地鎮祭御坊市で日高地方ゲートボール大会

26日
復活美山マラソン古典芸能公園「桜・舞・道成寺」御坊はこぶね教会閉園記念礼拝

27日
衣奈小学校閉校式日高広域消防がCSRM訓練

28日
白崎小学校閉校式御坊市民大学卒業・修了式美浜町消防団が可搬積載車とポンプ車導入木製品コンペでグランプリの木製スタンドライトを紀中森林組合が製品化し和高専と日高川町に寄贈御坊南RCが日高地方の保育園などに絵本寄贈

29日
愛徳保育園卒園式

30日
若木嘉人さん(和田出身)が磯辺観音(美浜町)の御堂を修復日本拳法和歌山大会で県日本連盟御坊支部勢が活躍、総勢6人が全国舞台へ日高看護専門学校長に、ひだか病院副院長兼産婦人科部長の西森敬司氏

31日
県議選告示、日高郡選挙区(定数3)は無投票当選、御坊市(定数1)は現職、前職の一騎打ち御坊市しんせい保育園卒園式


県道御坊由良線、美浜町三尾地内等で拡幅工事着々 〈2023年4月15日〉

2023年04月15日 08時30分00秒 | 記事


拡幅工事が進む三尾地内の県道御坊由良線


 県道御坊由良線、美浜町三尾地内の拡幅工事が着々と進んでいる。工事は、同線と県道日の岬公園線とが接する交差点の東約50メートル地点から、御坊市側に向けて約150メートルの道幅を広くするもの。これまでは、最も狭いところでは道幅が4メートル程度で車が対向するのがギリギリだったものを、道幅5・5メートルの2車線に拡幅する。

 昨年秋に着工し、現在、早期完了を目指し工事を進めている。道路に迫る石垣等を撤去して道幅を広げ、水路等の土木工事を施した後、アスファルト舗装し区画線を引く。
 設計は(株)初山=田辺市朝日ケ丘、浜本規一代表取締役=。施工は(株)平野建設=印南町印南原、平野陽介代表取締役=。舗装は(株)柏木建設=日高川町江川、柏木学代表取締役=。総工費は約6000万円。
 県道御坊由良線は、御坊市湯川町小松原、花ご坊前交差点から西の美浜町へつなぎ、美浜町三尾、日高町田杭、阿尾と海岸線に沿って北上、由良町の衣奈トンネル手前まで伸びる道路。点在する集落を結ぶ唯一の道路で地元住民らの日常生活に欠かせず、災害時の支援道路としての役割も担うが、狭い箇所や見通しの悪い箇所が各所にあり、通行に支障をきたしている。
 海岸線の険しいところでは、のり面や路側が切り立っていて崩落の不安があり、実際、大雨などの際には、のり面崩落が繰り返し発生。高波による越波や冠水もあり、そのたびに通行止めを余儀なくされている。
 沿線は、紀伊水道とそこに点在する島々を眺められる風光明媚なところで、各所に絶景。温泉や民宿、海水浴場などの施設もあって観光道路としての役割も期待されるが、現状は道路が狭くて観光バスなどが通りにくく、誘客しづらい。
 そんな現状を早期に解決したいと2018年5月、同線が通る由良、日高、美浜3町の官民が連帯・協調して、県道御坊由良線整備促進協議会を設立。国や県に対し繰り返し、早期の道路改良を要望している。
 県道御坊由良線は現在、三尾地内ほか、日高町阿尾、由良町大引地内で拡幅工事が進んでいる。


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5月21日、日高川交流センターで第4回「クラシックラン」開催


日本一長い藤棚ロード「みやまの里森林公園」15日開園 〈2023年4月14日〉

2023年04月14日 08時30分00秒 | 記事


まもなく満開を迎える早咲きの紫色のフジ
(10日の観光協会開花情報から)


 日本一長い藤棚ロードがある日高川町初湯川、椿山ダム湖畔のリフレッシュエリアみやまの里森林公園では、3月の暖かさと今週初めからの気温上昇でフジの開花が例年以上に早く、見頃は今月中となりそうだ。新型コロナ感染まん延以降、「ふじまつり」などの催しは中止しているが、5月初旬までフォトコンテストを開催する。

 例年、4月中旬から開花が始まり、ピークとなる4月下旬から5月の連休にかけては旧美山村当時から「ふじまつり」として地元物産展やくじ引きなどの催しを開催していた。コロナ禍前までは連休中に毎年約1万人の来園者が県内外から訪れていたが、コロナまん延以降は催しを中止し、今年も花の観賞がメーン。
 町観光協会ホームページの「観る」コーナーでは、実行委員会がフジの花の開花状況を毎日更新中。入園口付近から中腹のふれあい広場など1646メートルの藤棚ロード5カ所の状況を写真入りで紹介している。開花情報によると、今年のフジ開花が早く、日当たりの良いふれあい広場付近やミステリーハウス周辺では開花が進み、来週初めから見頃を迎える場所も。入園口付近から山頂に通じる健康階段の「だるまふじ」と呼ばれる早咲きの白い花も開花が始まり、中腹にある九尺フジと呼ばれる中咲きや遅咲きの花も蕾が大きく膨らんでいる。「早咲きの白い藤の開花が始まりました。例年より早い開花となっています。中咲き、遅咲きも順次開花が進みそうです」と、4月中の来園を呼びかけている。
 駐車場は産品所前グラウンドを無料開放。入園料は大人700円、小中学生200円。入園券の半券があれば、猪谷の美山の湯(旧美山療養温泉館)と高津尾のあやめの湯鳴滝が100円引きで利用できる。藤棚ロードフォトコンテストも開催。今年の4月15日から5月5日までに撮影した作品が対象で、問い合わせは、5月5日までの午前8時30分から午後5時まで、美山温泉愛徳荘内みやまの里森林公園(電話57・0180)へ。


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管内7市町 埋蔵文化財保存、啓発、活用へ冨加見泰彦さんを新規雇用 〈2023年4月13日〉

2023年04月13日 08時30分00秒 | 記事


発掘調査活動を始めた冨加見さん


 管内7市町が、日高地域全体の埋蔵文化財の発掘調査や保存・活用を広域的に対応し、事務の合理化を図るため、4月に御坊市及び日高郡6町埋蔵文化財保護行政事務協議会を設立。御坊市で考古学、埋蔵文化財を専門とする冨加見泰彦さん(70)=和歌山市=を新規雇用(会計年度任用職員)し、早速、みなべ町や日高川町で発掘調査に従事するなど活動を始めた。

 平成31年4月施行の改正文化財保護法では、自治体に専門的知見を有する職員の配置を積極的に推し進めるよう求めているが、県内では30市町村中、14市町しか配置されておらず、管内6町はすべて未配置。御坊市は教育委員会生涯学習課に文化財担当職員1人を配置しているが、開発事業に伴う発掘調査が増え、業務量は増大している。管内7市町での開発に伴う発掘調査は過去3カ年平均で年間132日あり、そのうち御坊市は55日。
 管内7市町で広域連携について協議を重ね、協議会方式で4月に埋蔵文化財保護行政事務協議会を設立した。事務所は市歴史民俗資料館に置き、専門職員には県教育庁生涯学習局文化遺産課の協力で冨加見さんを選任し、市で新規雇用。基本的に5年度は週2回程度、6年度から週5日勤務し、7市町での開発事業に伴う発掘調査にあたる。町と専門職員の連絡調整は市教委担当職員が間に入る。
 冨加見さんは考古学、埋蔵文化財が専門で昭和59年から平成25年まで県教育委員会、25年から30年まで県立紀伊風土記の丘に勤務。退職後は県内市町村から依頼のあった発掘調査などに従事。大学非常勤講師を務めたほか、現在は橋本市や海南市などの文化財保護審議会委員を務める。6日からみなべ町、日高川町で発掘調査に当たっており「現場が中心になりますが、埋蔵文化財の保存、啓発などの活動を積極的に行っていきたい」と話した。
 協議会では発掘調査のほか、管内7市町の文化財保存活用や整備計画の策定、保存目的の発掘調査、史跡指定など保存と活用に向けた取り組み、教育普及、災害への備えについては可能な範囲で進める方針。専門職員の人件費や遺跡調査・整理・活用事業にかかる費用は7市町が均等割、実績割で負担。5年度経費は184万円。


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日高川町川原河小で最後の入学式 美山地区3校が来春統合 〈2023年4月12日〉

2023年04月12日 08時30分00秒 | 記事


入学許可で名前を呼ばれて起立する新入児童(川原河小)


 日高地方の小中学校で10、11日、入学式が行われ、新入生は29小学校で474人(男234・女240)、19中学校で555人(男279・女276)。日高川町美山地区では来春から川原河、笠松、寒川第一の3小学校が統合するため最後、新生・由良小は統合後初の入学式となった。

 川原河小では10日に入学式を行い、新入生4人(男2・女2)を迎え入れた。在校生らとともに国歌、校歌斉唱の後、高垣利加校長が入学許可し新入児童の名前を呼ぶと、元気に「はい!」と起立した。
 高垣校長が「心待ちにしていました。小学校では、勉強したり、運動したり、遊んだりします。学校生活にあたり、元気にあいさつをすること、最後まで諦めないこと、の2つをしっかりできるように頑張ってください」と式辞。日高川町教育委員会が告辞、来賓祝辞などの後、高垣校長が入学記念品を贈った。
 児童を代表して6年生の川合涼矢君は「学校のことや勉強のことでわからないことがあれば何でも聞いてください。みんな明るくて、元気な人ばかりです。誰でも優しく教えてくれます。安心して学校に来てください。僕たちと一緒に勉強したり、遊んだりしましょう」と迎えの言葉を述べると、新入生が名前や好きな動物や食べ物を紹介しながら「よろしくお願いします」とあいさつした。


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煙樹海岸キャンプ場(美浜町)通年営業を開始


2023年2月 データバンク

2023年04月11日 13時48分18秒 | データバンク

1日
県医療従事功労者表彰に、ひだか病院リハビリテーションセンター科長、橋尾学氏日高川町が管内初めてマイナンバーカードを利用しコンビニで住民票、印鑑証明書を取得できるサービスを開始日高振興局ギャラリーで南部高校美術部作品展美浜町へ群馬県出身、保土田智之さんが地域おこし協力隊として来町

3日
印南町の大歳神社で節分の豆まき日高川町川上診療所の介護専門員、塩崎たづ子さん(60)に近畿厚生局長賞

4日
日高川町、熊谷重美さんに緑十字銀章日高町マツゲングラウンドでホッケー講習会

7日
美浜町長・町議同時選告示。町長は一騎打ち、町議は2人超過の少数激戦御坊市臨時議会。議長に山本清司、副議長に芝田学両氏を選ぶ中津小56年児童が保存会員に「あやめ踊り」を学ぶ御坊市消防本部が春季訓練

8日
県議選立候補予定者説明会。御坊市選挙区は現職ら3陣営、日高郡は現職3陣営が出席

12日
美浜町同時選投開票。町長に籔内美和子氏(60)再選。町議は谷重幸氏が3回連続トップ当選

13日
日高町臨時議会。議長に稲垣崇、副議長に楠山博之両氏選ぶ日高町みちしおの湯に電飾ロード

14日
由良町議選告示。定数10に9人立候補の無投票当選由良港に花火75発打ち上がる。

15日
クヌッセン機関長が好きだったキンセンカの花を日高町の園児が供養碑に供える

16日
確定申告始まる和高専で学力検査入試合格発表衣奈小児童が恒例のワカメ天日干し体験

17日
管内1市4町のし尿汲み取り料金が4月から値上げへ海産アユ漁始まる「早寝早起き朝ごはん」事業で日高中生徒の取り組みが文科相表彰

18日
読書感想画中央コン県審査で白樫康平君(紀央館高)が最優秀、中央へ冬おんぱくの結果まとまる。参加者満足度97%

19日
道成寺駅前に管内2か所目の「まちなみの駅」、令和6年度完成へ日高町が和歌山大生と連携した活性化プラン発表

20日
紀伊日ノ御埼灯台で虚子と内田灯台長の句碑移設記念除幕式

21日
JA紀州川辺果樹選果場でデコポンの選果が始まる美浜町臨時議会。正副議長選は満場一致で谷重―北村ライン

22日
JA紀州由良柑橘選果場で木成りハッサク初選果御坊市名田町上野出身の俳優、田中稔彦さんが三浦・御坊市長を表敬訪問統一地方選を控え御坊署に事前運動取締本部を設置

24日
三浦・御坊市長が記者会見し、3月定例議会に提案する新年度予算など18議案を発表

26日
御坊市が令和5年新規事業として野口オートキンプ場拡充事業実施へ南山スポーツ公園でサッカーフェス、元プロ選手が実技指導みなべ町で4年ぶりにトレイルラン

27日
日高川町笠松小に県農業教育賞知事賞「第1回御坊・日高地方の紀州材を使った木塀施工コンペ」表彰式。最優秀賞に小瀬工務店(御坊市)が選ばれた


県議選御坊市区 中村裕一氏が歓喜の返り咲き 〈2023年4月11日〉

2023年04月10日 08時30分00秒 | 記事


二階代議士らと返り咲きを喜ぶ中村氏


 統一地方選前半の県議選は、9日に投開票され、4年前と同じ顔ぶれの激戦となった御坊市選挙区(定数1)は、自民党前職の中村裕一氏(63)=熊野、当選8回=が、4年前の雪辱を果たし、見事返り咲きを決めた。再選をめざした共産党現職の楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋、当選1回=は及ばなかった。当日有権者数は1万8608人(男8781・女9827)。投票者総数は1万1420(男5338・女6082)で投票率は61・37%。前回62・53%を1・16ポイント下回った。無効183票。

 午後9時前に当確の一報が伝わると、選挙事務所に詰めかけた多くの支持者から「よっしゃー」と大きな歓声と拍手がわき起こり、中村氏と抱き合ったり、握手しながら喜びを爆発させた。
 天津隆後援会長は「皆さんのお力で当選することができました。本当にありがとうございました」と礼を述べ、二階俊博代議士は「中村さんを信じ、お力を頂戴した多くの市民の皆さんに心から御礼申し上げます。県政の最重鎮として指揮をとる立場に立った。大きく花開こうとする県政のリーダーとして頑張ってくれると期待しています。中央政界は私にお任せ下さい」と笑顔であいさつ。
 中村氏と同級生の三浦源吾市長は「二階先生、中村先生のお力をいただきながら御坊のまちづくりを進めたい」、山本清司市議会議長は「御坊を良くするため、ともに頑張ります」、選対本部長の芝光洋JA紀州組合長は「皆さんの満開の笑顔で万歳することができました」、冨安民浩、玄素彰人両県議は「議席を奪還できた。県政のど真ん中で活躍を」と述べた。
 4年前の雪辱を果たした中村氏は「本当にありがとうございました。大変厳しい選挙戦で、応援いただいた市民の皆様にただただ感謝の気持でいっぱいです。新人のつもり、一から出直すつもりで皆様にお約束した政策を実現させるため、一生懸命頑張ります。弱い立場の人に寄り添い、皆様の意見を聞き、それを届けるだけでなく実現させたい。これから新たなスタート。私と一緒に戦って下さい」と力強く決意を述べた。


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県議選きょう(9日)投開票 御坊市区、一騎打ち決着へ 〈2023年4月9日〉

2023年04月09日 08時30分00秒 | 記事


投票所の準備も万全


 統一地方選前半の県議選は、きょう9日が投票日。4年前と同じ顔ぶれの保革一騎打ちとなった御坊市選挙区(定数1)は、午前7時から午後6時まで市内30カ所の投票所で投票を行い、即日開票される。最後までもつれる接戦のまま投票日を迎えたと見られ、有権者の審判が注目される。順調に開票作業が進めば午後9時ごろ結果が判明する。3月30日現在の有権者数は1万8949人(男8968・女9981)。

 市選挙区は、届け出順に自民党前職の中村裕一氏(63)=熊野、当選8回=と、共産党現職の楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋、当選1回=が保守票、浮動票をめぐり、し烈な票取り合戦を繰り広げた。前回は楠本氏6193票、中村氏5946票と、わずか247票差で決着。4年の時を経て中村氏が雪辱を果たし返り咲くか。楠本氏が連勝して再選を果たすか。
 中村陣営は8期32年間の実績や経験、実現力、国や県との太いパイプを前面に「市民の願いを実現できるのは自民党の中村裕一だけ」と訴え、楠本陣営は「現場の声を県政に届ける」をキャッチフレーズに市議9期35年間と県議4年間の実績や実行力、政策、県政への熱い思いを訴えた。
 開票作業は、午後8時から市立体育館で始まり、8時30分に第1回速報、その後は30分おきに発表。4年前は2回目発表の午後9時に両氏の最終得票数を発表しており、今回も順調に開票作業が進めば午後9時ごろ結果が判明する。
 前回投票率は62・53%。今回は両陣営ともに前回投票に行かなかった人への働きかけに力を入れ、投票率アップへの期待感がある一方、期日前投票は1月の市議選4241人に届かないと見られ、前回並の投票率になるのではとの見方もあり、両陣営、選管は「棄権することなく投票を」と呼びかけている。
 市選管は、投票を翌日に控えた8日、市役所で投票管理者の事務説明会を開き、終了後に管理者らが30カ所の投票所に投票箱を置き、候補者名の紙を貼るなど準備作業を済ませた。


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