シャクナゲを植樹する二階代議士、日裏町長、森下氏(写真右から)
御坊市から山間部を抜けて奈良県に通じていた県道御坊~十津川線が昭和57年に国道425号(終点は三重県尾鷲市)に昇格。整備開始から約40年後の令和3年、最終工事区間となった川又工区の完了で印南町内全線が完成した。県議当時から国道昇格と整備促進に尽力した二階俊博代議士ともに地元が完成を祝おうと16日、川又観音で記念植樹祭を開き、地元民らは「国道425号は真妻の歴史。感無量」と喜んだ。
国道昇格前、二階代議士の後援会青年部長を勤めていたのが日裏勝己町長だった。二階代議士は当時を振り返り「日裏町長はじめ地域の先輩方が『名前だけでも国道にしてほしい』と懇願してきた。国道になってもすぐに完成する訳ではないと話したが、こうして完成したのは先輩方に先見性があったから。私にとっても国政への出発点となった」と笑顔で話した。
日裏町長は「地元の先人たちの努力、真妻地区の皆さんの熱い思いがあって国道に昇格させ、こうして安全で安心して通行できる道路になった。本当にうれしいこと、感無量」と話し、冨安民浩県議も「真妻地区の悲願。この道路を活用して将来につなげていくように今後も力を尽くしたい」と挨拶した。
堀口晴生町議会議長や町幹部、真妻地区9区長はじめ地元民ら約50人が見守る中、二階代議士、日裏町長、功労者代表の森下弘・元町議会議長の3人が川又観音名物のシャクナゲを植樹。見頃を迎えたシャクナゲの花に囲まれた参道中腹で食事会の席を設け、アマゴの塩焼きなどを味わいながら町内全線の完成を祝った。
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