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県議選御坊市区 中村裕一、楠本文郎両陣営代表に候補者のアピールなどを聞く 〈2023年4月4日〉

2023年04月04日 08時30分00秒 | 記事


中村陣営 天津隆・後援会長

楠本陣営 𠮷本眞太郎・選挙事務所長


 県議選御坊市選挙区(定数1)は、返り咲きをめざす自民党前職の中村裕一氏(63)=熊野、当選8回=と、再選をめざす共産党現職の楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋、当選1回=が横一線で激しいつばぜり合いを展開している。保守票や浮動票をめぐる争いが加熱する中、中村陣営は天津隆・後援会長(60)=天津医院長、薗=、楠本陣営は𠮷本眞太郎・選挙事務所長(74)=元中学校長、日高町小中=に、候補者のアピールポイント、特に訴えたいこと、選挙戦の手応えなどを聞いた。

「課題解決できるのは中村だけ」
天津隆・後援会長
 中村候補について「彼は、どんな人にでも同じ姿勢で接してくれ、声をかければすぐに相談に乗ってくれます」と人柄をアピールするとともに「今までたくさん仕事をしてきました」と日高高附属中の誘致、紀央館高の単位制、日高看護専門学校の設立、県立医大薬学部の創設、県道の整備促進、下川など河川改修に尽力してきた実行力、実績を強調した。
 有権者に特に訴えたいことは「御坊には、南海地震対策、子育てや高齢者支援、産業振興など課題が山積しています。それらを解決できるのは中村裕一しかいないということを分かっていただきたい。彼なら三浦市長や岸本知事と相談しながら御坊市を良くするために頑張れます。誰がなっても同じというわけはありません。国、和歌山県、御坊市が一つになってこそ政治という歯車を動かすことができます」と、チーム御坊の重要性を訴えた。
 選挙戦については「今後こそ頑張れという激励の声が、だんだん大きくなってきました。現状ではいけないという認識が広がってきたように思っています」と手応えを感じつつも「相手は現職であり、なぜか人柄が良いという宣伝だけが行き渡っているので大変厳しい戦い」と気を引き締めている。投票日に向け「市内をどんどんめぐり、できるだけお一人おひとりにお声がけし、政策を訴えていきたい。どうか、市民の皆様、もう一度、中村裕一を壇上に上げてやって下さい」と力を込めた。

何をとっても申し分ない人
𠮷本眞太郎・選挙事務所長

 楠本候補について「政策・人柄・実行力・実績、何をとっても申し分ない人。市議の頃から困った人を放っておけない人。県議になってからもコロナ対策、カジノ問題、日高川水系治水問題、相手候補が副校長を務めていた南陵高校の問題など、地元をはじめ県全体の問題解決に尽力している。市民目線でさまざまな住民の願いに耳を傾け政策として取り組んでいる姿に、住民の方から“楠本さんが県会議員になって“自分の生活と県議会が近づいた。県議会、県政が身近に感じられるようになった”との声を多く聞くようになりました」と評価。
 選挙戦で訴えたいことは「“楠本さんはいいが、共産党がダメ”という人もいるが、議員を選ぶ選挙。こんなに貴重な人を県会に送りださないで、どうするという思いでいっぱい。そう思っておられる方も多いはずです。両候補の訴えを聞いて良識ある判断をしていただければと考えています」。
 激戦真っ只中の選挙戦、「前回勝ったとはいえ、相手候補のバックの大きな力に容易なことでは勝てない。相手も必死、こちらも前回以上に草の根で地道にコツコツ訴えて楠本さんのことを知ってもらって、支持を広げていく以外にない。陣営の動きも一層加速していい雰囲気で戦っています。みんな、楠本さんを押し上げたいとの思いでやっています。楠本への投票は、県政を変える大切な1票と思ってもらえるよう訴えていきます」。 


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