二階代議士らと返り咲きを喜ぶ中村氏
統一地方選前半の県議選は、9日に投開票され、4年前と同じ顔ぶれの激戦となった御坊市選挙区(定数1)は、自民党前職の中村裕一氏(63)=熊野、当選8回=が、4年前の雪辱を果たし、見事返り咲きを決めた。再選をめざした共産党現職の楠本文郎氏(68)=塩屋町南塩屋、当選1回=は及ばなかった。当日有権者数は1万8608人(男8781・女9827)。投票者総数は1万1420(男5338・女6082)で投票率は61・37%。前回62・53%を1・16ポイント下回った。無効183票。
午後9時前に当確の一報が伝わると、選挙事務所に詰めかけた多くの支持者から「よっしゃー」と大きな歓声と拍手がわき起こり、中村氏と抱き合ったり、握手しながら喜びを爆発させた。
天津隆後援会長は「皆さんのお力で当選することができました。本当にありがとうございました」と礼を述べ、二階俊博代議士は「中村さんを信じ、お力を頂戴した多くの市民の皆さんに心から御礼申し上げます。県政の最重鎮として指揮をとる立場に立った。大きく花開こうとする県政のリーダーとして頑張ってくれると期待しています。中央政界は私にお任せ下さい」と笑顔であいさつ。
中村氏と同級生の三浦源吾市長は「二階先生、中村先生のお力をいただきながら御坊のまちづくりを進めたい」、山本清司市議会議長は「御坊を良くするため、ともに頑張ります」、選対本部長の芝光洋JA紀州組合長は「皆さんの満開の笑顔で万歳することができました」、冨安民浩、玄素彰人両県議は「議席を奪還できた。県政のど真ん中で活躍を」と述べた。
4年前の雪辱を果たした中村氏は「本当にありがとうございました。大変厳しい選挙戦で、応援いただいた市民の皆様にただただ感謝の気持でいっぱいです。新人のつもり、一から出直すつもりで皆様にお約束した政策を実現させるため、一生懸命頑張ります。弱い立場の人に寄り添い、皆様の意見を聞き、それを届けるだけでなく実現させたい。これから新たなスタート。私と一緒に戦って下さい」と力強く決意を述べた。
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