「ベトナムとの友好をさらに深めたい」と
二階代議士
日本・ベトナム友好議員連盟会長を務める自民党の二階俊博代議士(84)=当選13回、志帥会(二階派)会長=は23日、御坊市の後援会事務所で記者会見し、日越外交関係樹立50周年で5月4日から8日までベトナムの首都ハノイなどを訪問すると報告。訪問団は約100人でトゥオン国家主席との公式会談、平和の象徴「大賀ハス」の植樹、初の南紀白浜空港とのチャーター便就航協定、農産物輸出促進など日越友好関係のさらなる深化を図る。
ベトナム訪問は、コロナ禍直前の令和2年1月に1000人の日本ベトナム文化経済観光交流団を率いて以来3年ぶり。今回は森山裕・自民党選対委員長、議連幹事長の林幹雄代議士、同顧問の武部勤・元自民党幹事長、小渕優子・自民党組織運動本部長、下宏・和歌山県副知事、中家徹・JA全中会長、久保田政一・経団連事務総長ら総勢約100人。
首都ハノイでは、今年3月に就任したトゥオン国家主席と日本の政治家として初の公式会談に臨むほか、二階代議士がライフワークとしている「平和のシンボル・大賀ハスを通じた平和外交」で地元から持参の大賀ハスを共同植樹する。ハスはベトナムの国花で、植樹した大賀ハスはベトナム政府が「越日友好ハスの池」と称した池に移し、広く国民に周知する。旧知の間柄であるチン首相の地元タインホア省も訪問し、50周年記念レセプションや経済セミナーを開催して旧交を温める。
和歌山との関係では、以前から懇意にしているベトナムの航空会社、ベトジェットに働きかけた結果、今年7月にハノイ~白浜、白浜~ダナンの初のチャーター便誘致が実現する運びとなり、下副知事立ち会いのもと、ベトジェットとチャーター便調印を行う。チャーター便には県教委が募集する県内高校生らが搭乗し青少年交流を図る予定。
二階代議士の尽力で令和3年11月から始まった有田川町、広川町産の温州ミカンのベトナム輸出は、初年度2トンに続き、昨年度は約30トンに増えた。今回の訪問では新たにJAグループや山梨県を代表する日本産「ブドウ」の輸出に向けた交渉を行う。
二階代議士は「要人会談を通じ、長年の信頼関係をベースに経済、観光などさまざまなテーマについて議論したい。アジアの重要なパートナーであるベトナムとの友好関係を次の世代に繋いでいくためにも意義のある訪問にしたい」と意欲を見せた。また、先日、日中友好議員連盟会長に就任したことに「日中友好を盛んにするため力を注ぎたい。そう遠くない時期に中国を訪れたい」と話した。
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