任期満了(2月12日)に伴う日高町議選(定数11、3日投開票)は、きょう29日に告示される。現職10人、新人2人の計12人が出馬確実となり、1人超過の選挙戦突入が確定。告示直前に選挙となったことから、前哨戦がほぼない状態で、住民の関心は薄い。投票率の低下が懸念されており、読みにくいと言われる中、現職数人がすでに上位、ほかの現職が中位をキープ、新人2人が下位グループを形成している模様だ。
一時は平成19年2月以来12年ぶりとなる無投票かと言われたほど低調だったが、一松輝夫氏(69)=阿尾、当選9回=が引退表明後、すぐに新人1人が名乗りをあげ、告示6日前にもう一人の新人が出馬を表明。ほとんど期間がない前哨戦を終え、前回に続き選挙戦へ突入することになったが、急な展開とあって住民から「選挙はなかったのでは」などとの声もあり、注目度は低い。
投票率の低下も懸念され、前回の様相とは変わってくることも背景に、引退した一松氏の票や前回落選者の票、今回で選挙権を得た18~19歳の有権者など浮動票約850票を、どう確保できるか、今回の選挙戦の注目されるところ。前回の選挙で地盤形成が定着して現職が優位との味方が強いが、前哨戦がほとんどなかったため、住民の選挙への機運が高まっておらず、票をどれだけ増やせるか各陣営ともに懸命の運動を繰り広げられそうだ。
28日現在の選挙人名簿登録者数は6458人(男3048・女3410)。内原地区3503人、志賀地区1811人、比井崎地区1144人。
地区別に立候補を予定しているのは、票田が大きい内原地区に現職7人が集中、志賀地区が現職2人と新人1人、比井崎地区が現職1人と新人1人となっている。
立候補の受付は29日午前8時30分から午後5時まで、町中央公民館2階大会議室で。期日前投票は30日から2日まで、町役場1階ロビーで行い、時間は午前8時30分から午後8時まで。
投票は3日午前7時から午後6時まで町内14カ所で、開票は3日午後8時から、町中央公民館2階大会議室で行われる。町選挙管理委員会は、28日までに選挙七つ道具など準備を終え立候補届け出に備えた。
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