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御坊市議選 2人超過、生き残りかけた戦いスタート 〈2019年1月16日〉

2019年01月16日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了(25日)に伴う御坊市議選(定数14)が13日に告示され、定数を2人超過する現職12人、新人4人の計16人が立候補し、生き残りをかけたサバイバルレースがスタート。早くもきょう16日は中日を迎え、寒風の中、各候補者は街宣や街頭演説などで懸命に支持を訴えている。昨年末までの無投票ムードから一転した短期決戦となったため票読みが難しいとされ、特に下位は混戦模様。20日の投票日に向けて支持拡大に懸命だ。

 立候補者の党派別は自民党公認3人、公明党公認1人、共産党公認2人、保守系無所属10人。告示日は16陣営が市役所で立候補の届け出を行い、選挙7つ道具を受け取ったあと、選挙事務所で出陣式を行った。新人陣営は「住民の声を市政に届け、御坊市を活気ある元気な街にしたい。当選に向けて一丸となってがんばろう」と若さや行動力をアピール。現職陣営は「これまでの経験を生かし、市勢発展へ全力を挙げる。引き続き、ご支援をお願いしたい」と実績や実行力を訴え、がんばろうコールや乾杯などで気勢を上げた。
 市内各所のポスター掲示場に候補者の写真やスローガンを入れたポスターが並ぶ中、街宣車が行き交い、候補者名を連呼。街宣車に手を振る有権者の姿や道路で街宣車がすれ違う際にエールの交換をするなどの光景も見られ、選挙ムードは高まっている。地元で街頭演説や個人演説会を行ったり、商店街、大型店の並ぶ国道を歩きながら有権者にアピールする候補者もあり、1票でも多く票の上積みを図ろうと懸命に草の根運動を続けている。
 現職6人、新人3人の計9人がいる(または地盤がある)旧御坊町が最激戦地区として注目されているほか、他の地域もし烈な票の奪い合いが繰り広げられている。これまでのところ現職と新人3~4人が上位争いを展開しているとみられが、前評判の良い分、上滑りする可能性もあり油断はできない。当落ラインは800票前後と予想され、現職と新人6人程度が、しのぎを削っているとみられ、最後まで予断の許さない混戦が続きそう。
 前回落選した3人の得票数合計1570票、共産党前職の1120票の行方が注目されるほか、選挙権引き下げにより新たに投票権を得た18~19歳と20歳の新成人あわせた750票をどれだけ掘り起こせるかも焦点となる。
 期日前・不在者投票は19日まで市役所5階会議室で行っている。時間は午前8時30分から午後8時まで。20日の投票日は午前7時から午後6時まで市内30個所の投票所で実施。午後7時30分から市立体育館で開票し、午後8時に1回目の開票速報を発表。8時50分ごろ50%、10時ごろ90%が開票され、大勢が判明する。2日現在の選挙人名簿登録者数は2万80人(男9498・女1万582人)。


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