紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊市議選へ 柳岡克子さん出馬表明、選挙戦確定  〈2019年1月5日〉

2019年01月05日 08時30分00秒 | 記事

「女性の声を市政に」と柳岡さん(左は湯川氏)

 13日告示、20日投開票の御坊市議会議員選挙(定数14・欠員1、任期満了25日)に、新人で社会福祉士の柳岡克子さん(54)=薗、保守系無所属=が4日、出馬表明した。12年前の市議選に出馬し、654票を得たが、落選しており、今回は雪辱を期す。昨年12月議会で議員定数削減案が否決され、無投票濃厚と見られていたが、これにより現職12人、新人3人の計15人が立候補の準備を進めており、定数を1超過する選挙戦突入が確定した。

 柳岡さんは、初夢で市制施行時から市議会議員を4期16年、2代目議長を務めた祖父の故・柳岡哲量氏から「チャレンジをやめてはいけない。御坊のために働け」と叱咤激励され、出馬を決めた。「無投票の公算が強いとのことで、選挙をした方がいいとの声をたくさん聞いた。急なことだったので何も準備はできていないし、12年前のような運動もできませんが、議員になって仕事で御坊に恩返ししたい。御坊を元気にしたい」と決意を示した。
 抱負として(1)女性の声を市政に届け、子育て世代の力になりたい(2)東京オリンピック・パラリンピックが開催され、大阪万博が近いことを地域の発展につなげたい(3)企業誘致で人口減少を食い止めたい(4)医療・介護・福祉の連携を図り、暮らしやすい街にしたい(5)市役所がバリアフリーとなって働きやすくなるよう設計の段階から細かいところまで意見を言いたい(6)認知症に関する条例ができる大事なときに高齢者の考えを反映させたい(7)障害者の思いを伝えたい-を挙げた。
 後援会長で市身体障害者福祉協会長を務める湯川芳規氏は「障害者、女性の視点から街を元気にしたいとの強い気持ちを聞いた。精一杯支えていきたい」と話した。
 柳岡さんは日高高校、神戸学院大学薬学部卒。障害を持ちながらも薬剤師や社会福祉士、介護支援専門員、行政書士など多くの資格を持ち、さまざまな分野で活動。「車いすの元気配達人」として全国の小中学校や高校などで命の大切さを訴えている。市身体障害者福祉協会長、ウイズ・ア・スマイル会長なども歴任し、現在は社会福祉士事務所オフィス花まるライフ代表、日本オストミー協会県支部長を務める。


その他の主なニュース

 日高町、美浜町で管内トップ切り成人式

 岡田俊哉投手(中日)帰郷、今季の活躍誓う

 名屋地区 津波避難タワー完成 19日竣工式

 イノシシ年にちなみイイ年に 官公庁で仕事始め