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今夏の御博開催へ観光振興、旅行業両協会が支援協定 〈2016年4月20日〉

2016年04月20日 08時30分00秒 | 記事

協定書を手に見並さん、阪本さん、二階さん、越智さん(左から)


 昨秋、御坊・日高全域を舞台に地域資源を生かした体験型博覧会「御坊日高博覧会(御博)」を成功させ、約40のプログラムで今夏開催に向けて準備を進めている御坊日高博覧会実行委員会(阪本仁志実行委員長)を支援しようと、公益財団法人日本観光振興協会と一般社団法人日本旅行業協会は18日、協賛金提供などを盛り込んだ協定を実行委員会と結んだ。

 地域活性化とDMO(官民さまざまな職業、地域住民らが一体となって観光地づくりを行う組織)形成への取り組み推進に関する協定書で、両協会からの実行委員会への協賛金は各50万円ずつの計100万円。代わりに実行委員会は「御博」の実施手法と効果を両協会に提供、両協会では広く活用し、全国各地の地域活性化やDMO形成の取り組みを支援することを約束している。協定は3社で有効期限は1年間。
 今年の御博は7月31日から9月12日まで40のプログラムで開催。昨年より充実したメニューで実行委員会では準備を進めているが、資金的に厳しく苦慮していたところ、二階俊博代議士秘書の二階俊樹さんの紹介で、両協会が実行委員会の取り組みに共感し、支援を申し出た。地域活性化に取り組む団体などへ公募などで支援することはあるが、このような直接の支援は初めてだという。
 この日、協定の調印式は御坊市薗、御坊の町屋minoricaで行い、実行委員長の阪本さん、日本観光振興協会理事長の見並陽一さん、日本旅行業協会事務局長の越智良典さんらが出席。二階さんが立会人を務め、実行委員会メンバーらが見守るなか、阪本さん、見並さん、越智さんが協定書にサイン。握手を交わし、御博の成功とバックアップを誓い合った。
 観光振興協会の見並さんは「御博の皆さんは、地域の宝を掘り出し、磨き上げた。いろんな職種の方々、高校生ら若い世代の方々らさまざまな人が参加していることも素晴らしい。住んでよし、訪れてよしの全国でも世界でも通用するとても魅力ある取り組み。地域を思う御博の皆さんを支援できることに感謝し、御博の優れたところ、得た知見を伝えていきたい」。日本旅行業協会の越智さんは「純粋にまちのことを思っている人たちの優れた取り組みを応援させていただくことをとてもうれしく思います。地域資源を生かした取り組みに先人たちの知恵も混ぜ合わせばさらにいいものになると思う」と期待を寄せた。実行委員長の阪本さんは「やる気だけがあって資金がなく、両会には応援していただきありがたい限り。目標は高く東の東京オリンピック、西の御博となるようもっともっと大きなものにしていきたい」と意欲を見せた。


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