紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

御坊市長選へ三浦源吾氏(新人)出馬表明、無投票濃厚 〈2020年4月8日〉

2020年04月08日 08時30分00秒 | 記事

出馬表明後、握手する三浦源吾氏と吉田擴後援会長(右から)


 5月17日告示、24日投開票の御坊市長選(任期満了6月10日)に向け、新人で前日高振興局長の三浦源吾氏(60)=保守系無所属、御坊市島=が7日、市役所で記者会見し、出馬を表明した。保守一本化を象徴する14の各種団体から要請を受けて出馬を決意した三浦氏は「ふるさと発展のため、粉骨砕身、全力で働かせていただきたい」と、次期市政を担う覚悟を示した。今のところ三浦氏以外に立候補の動きはなく、無投票当選が濃厚。無投票になれば平成20年以来12年ぶり。

 三浦氏は、後援会長で前御坊商工会議所会頭の吉田擴氏(77)=ヨシダエルシス(株)代表取締役会長=とともに会見。最初に吉田会長が「4年前の市長選以来、二つに割れたようになっている御坊市をワンチームにするため、正にうってつけの人。日高郡内の町長とも親交が厚く、県や国に太いパイプを持ち、行政マンとして長年培ってきたノウハウをお持ちの三浦氏は市長として最適任者だと確信している」とあいさつ。
 続いて三浦氏が「県職生活38年間、この御坊・日高を良くしようと頑張ってきた。私自身、ふるさと御坊が大好きですし、御坊・日高を良くしたいという気持ちは忘れたことはない。38年間の行政経験と培ってきた人脈を生かし、ふるさと御坊市発展のため、粉骨砕身、全力で働かせていただきたい。柏木市長が取り組んでこられた施策を堅実に着実に引き継ぎ『生まれて住んで良かったまち御坊、誰もが住みたいまち御坊』を実現するため『一生ただ一度、だから精一杯』頑張りたい」と決意を述べた。
 キャッチフレーズとして「健康で明るく楽しく前向きに笑顔があふれるまちづくり」を挙げ、めざすべきまちづくりの方向性として(1)災害による犠牲者ゼロをめざし市民の生命と財産を守るまち(2)子どもと大人が集い、明るく楽しく学べるまち(3)健康でいきいきと安全に、ここに住みたいまち(4)誰もが希望を持って前向きに暮らせるまち(5)快適で笑顔あふれる暮らしができるまち-を掲げ「これから市民の皆さま方の声を聞かせていただく中で、公約等を具体化していきたい」と話した。
 特に訴えたいことは「自信を持って御坊は良いところ、素晴らしいところだと訴えたい。『住んで良かった』と思っていただける人を一人でも増やしていけるよう精一杯頑張りたい」。特に取り組みたい施策は「一番は防災。市民の皆さんの命を守ること。二つ目は健康。少しでも長く健康で元気に暮らせること。この防災と健康をセットにした取り組みを進めたい」。現在地での新庁舎建設は、これまでの経緯等を踏まえ基本的に踏襲する考えだが「さまざまな意見があることは承知している。意見は聞かせていただく」と話した。
 立候補予定者説明会は23日午後2時から市役所で開く。2日現在の選挙人名簿登録者数は1万9723人(男9294・女1万429)。


後援会事務所開き22日予定
コロナ感染予防で神事のみ

 後援会事務所は、島645の1(大洋化学(株)北側駐車場、18メートル道路沿い)に開設予定。事務所開きは22日に予定しているが、新型コロナウイルス感染予防のため、役員で神事だけを行い、セレモニーは行わない方針。会長以外の後援会役員は調整中。政党等への推薦依頼は今後検討する。


 その他の主なニュース

日高高・附属中 コロナ収束めど立たぬなか入学式挙行

海上自衛隊由良基地 新隊長に佐藤浩3等海佐(千葉県出身)が着任

三尾(美浜町)でひじき漁はじまる 

市内幼保で入園式挙行


この記事についてブログを書く
« 御坊市長選へ14団体の要請... | トップ | 由良町長選へ新人・根来英樹... »
最新の画像もっと見る