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御坊市長選 26日投開票へ選挙戦の火ぶた切る 〈2024年5月21日〉

2024年05月21日 08時30分00秒 | 記事


三浦源吾候補
 
山本譲一候補


 御坊市長選(6月10日任期満了)は19日に告示され、再選をめざす現職の三浦源吾氏(64)=無所属、島=と、新人で和歌山環境保全団体代表の山本譲一氏(62)=無所属、薗=の2人が立候補し、8年ぶりの選挙戦に突入した。両陣営とも立候補の届け出を済ませたあと第一声を上げ、市内全域を街宣。盤石の態勢で圧勝をめざす現職に、新人がどこまで迫れるか。26日に投票を行い、即日開票される。18日現在の選挙人名簿登録者数は1万8435人(男8710・女9725)。

「マニフェスト実現へ全力」
三浦源吾候補
 午前8時30分過ぎから選挙事務所前で出陣式を行い、来賓や支援者300人(事務所発表)が参集。吉田擴後援会長が4年間の実績や昨年の全国住みよさランキングで御坊市が全国30位、近畿2位に入ったことを紹介し「見事当選できるよう力強いご支援を」とあいさつ。岸本周平知事、世耕弘成、鶴保庸介両参議院議員、二階俊樹・二階俊博代議士秘書らが「圧倒的な勝利を」と支援を求めた。
 三浦候補は新型コロナ支援策、新庁舎建設、財政健全化など4年間を振り返りながら「3年半余りはコロナ禍にあり、道半ばどころか、まだ一歩を踏み出したばかり。御坊に住んで64年間、人生のほぼすべてを御坊で過ごし、このふるさと御坊市が大好きです。私の目指すまちづくりは一人でも多くの皆さまが、ふるさとに自信と誇りと愛情を持っていただき『生まれて住んで良かったまち御坊』『誰もが住みたいまち御坊』と思ってもらえるまちづくりを実現すること。それがマニフェストの究極の目的。皆さまと一緒にマニフェストをひとつひとつ実現するため全力を尽くしたい」と決意を述べた。


「市民目線の行政取り戻す」
山本譲一候補
 山本候補は、午前11時からロマンシティ御坊店前の国道交差点で街頭演説を行い、第一声を上げた。
 政治の裏金問題について「実態が解明されていない」と答えた人が92%に達したとのマスコミ世論調査を紹介し「この92%が今の国民の政治不信を表しているのではないか」と指摘した上で「私は3年前までは全くと言っていいほど政治や行政に関心も興味もなかったが、3年前に和歌山環境保全団体を立ち上げ、役所に出入りするようになり、腐敗政治の実態が次から次へと発覚してきた」。
 新庁舎や津波避難タワーの公共入札に関する問題点や疑問点を指摘しながら「今回の選挙は、市長と議会の持ちつ持たれつの馴れ合いの三浦市政か、腐敗政治を打破し、市民目線を取り戻す山本市政かが問われる選挙です。市民目線の行政を実現する山本譲一に、皆さまの信託を賜りますようお願いします」と訴え、公約として(1)公共工事の見直し是正(2)子育てしやすいまちづくり(3)福祉の充実したまちづくり(4)地元業者の育成(5)市民税・事業税の減額(6)市長給料半額、退職金ゼロ円――を挙げた。


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