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御坊市実施計画 自治体DX推進やキャンプ場拡充 関係人口創出も、新規13件採択 〈2021年12月12日〉

2021年12月12日 08時30分00秒 | 記事


実施計画策定委員会で95事業採択


 御坊市総合計画実施計画策定委員会(会長・三浦源吾市長)が、令和4年度から6年度までの3年間で着手・実施する95事業を採択した。新規は自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)推進、野口オートキャンプ場拡充、関係人口創出、地域公共交通確保維持、介護人材確保、復興計画事前策定など13件。今年度から10年間の第5次総合計画がスタートしたこともあり、例年より新規事業が多くなった。

 自治体DX推進は、国の基本方針に基づきデジタル技術を活用し、住民サービス向上と業務効率化を図る。10月に推進委員会を設置し、マイナンバーカードの普及促進、SNSを活用したプッシュ型情報発信、AI・RPAの活用、テレワーク推進、押印廃止などに取り組む。
 野口オートキャンプ場拡充は、利用者増でトイレが手狭になり、電源サイトやドッグランの予約が取りづらいため、利用していないゲートボール場の一部(約4000平方メートル)を電源サイトとして拡充し、トイレや炊事場、ドッグラン、イベントスペース、移動販売スペースを設置。5年度事業化をめざす。
 関係人口創出は、関係人口や交流人口の拡大に向け、ふるさと納税・企業版ふるさと納税の推進、テレワークを活用したサテライトオフィスの整備、ワーケーションや地域おこし協力隊の活用、移住定住のための空き家バンク制度の検討などに取り組む。
 地域公共交通確保は、将来的に地域公共交通が維持できず、公共交通サービスが低下する恐れがあるため、4年度に市や旅客輸送事業者(路線バスやタクシー、紀州鉄道等)、市内利用者等で構成する地域公共交通会議を設置し、公共交通の在り方等を協議する。
 介護人材確保は、現場で深刻化する人材不足解消に向け、4年度に事業所や従事者アンケート調査を行い、現状を把握した上で課題解決策を検討▽復興計画事前策定は、県の手引きを参考に4年度からコンサルに委託し、5年度に市の実情にあった現実味のある計画を策定する。
 総合運動公園大型遊具設置は、撤去した木製大型遊具に代わる新たな大型遊具を6年度に設置予定▽観光資源ブラッシュアップは、宮子姫磨き上げ、花や紀州鉄道の体験メニュー開発、寺内町観光の推進、新たな観光開発等を戦略的に進める▽広域観光推進は、教育旅行誘致やクルーズ客船受け入れ等を推進▽防災行政無線戸別受信機貸与は、災害時の避難に配慮を要する世帯を優先し無償貸与。
 歩いて得する!健康づくりは、3つのお散歩コース整備やマップ・お散歩手帳の作成など運動を気軽に取り組め、継続できる仕組みをつくる▽子どもの体験活動推進プロジェクトは、ふるさとを実感できる自然体験学習を県内、郡内で行い、防災キャンプや発明クラブも充実させる▽公営住宅等長寿命化計画は、平成25年策定計画を更新する。
 総合計画前期事業計画に盛り込んだ感震ブレーカー設置補助、外出支援などは今年度から実施。前年度までに採択された市民野球場屋内練習場整備、防災拠点施設整備、河南中・御坊中大規模改修、中学校体育館・市立体育館空調整備、勤労青少年ホーム改修、市道中財部Ⅰ号線歩道設置などは財源確保や内容検討が必要で着手時期等は未定。


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