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県食育推進月間 さばコロッケ、松きゅうり、ちりめん  日高、美浜、由良の給食メニューに 〈2020年10月8日〉

2020年10月08日 08時30分00秒 | 記事


比井崎漁港で水揚げされたサバを使った「さばコロッケ」

 由良町の魚政商店の天日干しちりめん

松葉堆肥で育てた「松きゅうり」


 日高町、美浜町、由良町の小中学校給食に、各町の地元産品を使ったメニューが登場する。日高町の「さばコロッケ」、美浜町の「松きゅうり」、由良町の「ちりめんじゃこ」を採用。和歌山ラーメンのサイドメニューに加え、14日に提供し、地産地消の上、給食時に子どもたちへ産品を紹介して食育を推進する。
 10月は県の食育推進月間、11月22日は和歌山県の誕生日。3町の小中学校へ給食を提供しているジョイフルランチ由良では、その周辺で毎年、地元産品を取り入れたメニューを出している。今年は日高町の比井崎漁港で水揚げされたサバをミンチ状にして北海道産のジャガイモに練り込んだ「さばコロッケ」、美浜町の松葉堆肥で育った「松きゅうり」、由良町沖でとれたてのしらすを天日で干した「ちりめんじゃこ」と3町の産品がそろう。
「さばコロッケ」は紀州産の梅酢で臭みを消しながら、南蛮漬けに味付けされており、ご当地コロッケ日本一決定戦「第7回全国コロッケフェスティバル」で特別賞を受賞した。ジョイフルランチ由良に美浜町と由良町から配属の栄養士2人は「Aコープひだかなどで販売されている人気の商品で子どもたちにも喜んでもらえる」と太鼓判を押す。
 給食は、和歌山県らしく豚骨しょうゆ味の和歌山ラーメンとともに「さばコロッケ」、「松きゅうり」と「ちりめんじゃこ」を使ったナムルの3品。当日は日高町731人、美浜町437人、由良町326人の児童生徒に届けられ、産品を紹介するチラシも作成して各校の教室に掲示したり、放送して紹介する学校もあるという。
 栄養士2人は「3町の特産品が入った、まさに同じ釜の飯を、3町の子どもたちに見て、食べて、体感し、学ぶ機会にしてもらえたら。全国に誇れる特産物を届けてくれる私たちの町の漁師さんや農家の皆さん、加工業者の方々に感謝して地元食材をいただいてほしい」と話している。


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