往年のスターが並ぶ追悼大会でメインイベントに登場する入田選手(中央左)
キックボクシング・ヘビー級王者、総合格闘技チーム日高(垣内義秀代表)の入田和樹選手(33)=和歌山病院勤務、日高川町入野=の次戦の対戦相手が、元K-1JAPANGP王者の天田ヒロミに決まった。先月死去した元K-1グランプリ初代王者のブランコ・シカティックをしのび、ドージョーチャクリキが5月17日(東京都内)に無観客試合で行う追悼大会のメインイベントに登場する。
昨年12月に国際チャクリキ協会主催「ドリームゲート10」でキックボクシングのヘビー級王者を初防衛した入田選手は、同協会のレーティング5位に。その実力を認められ、今回の対戦相手に決まったのが同1位で、元K-1・JAPANGP王者としてK-1界で「日本の頂」と言われる天田ヒロミ。追悼大会では、元プロレスラーの藤原喜明と柔術家の松本崇寿の対戦、K-1JAPAN準優勝者のノブ・ハヤシと元プロボクシングWBF世界クルーザー級王座を獲得した西島洋介の対戦など豪華メンバーが顔をそろえる中、入田選手は、メインイベントの9試合目(3R・1R延長あり)に登場する。
新型コロナウイルスの影響で無観客試合、YouTubeライブ(午後7時から)でのインターネット視聴限定になるが、入田選手は「コロナウイルスの状況を考えて出場を悩みました。往年のスーパースターがそろう大会のメインにオファーを頂いた時は、本当に自分で良いのかと驚きましたが、無観客と追悼の意を込めて出場を決めました。コロナに打ち勝つという意気込みで戦いたい。天田選手は中学生の時にテレビで観た憧れの存在。天田選手を倒して上の世界にステップアップしたい」と話した。
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