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管内4市町で盛大に成人式挙行 〈2017年1月11日〉

2017年01月11日 08時30分00秒 | 記事

晴れ着姿で笑顔の新成人(御坊市)


 御坊市、由良町、日高川町、印南町で8日、平成29年成人式が行われ、艶やかな振り袖やスーツ、羽織はかまに身を包んだ新成人が大人の仲間入りを果たした。首長や来賓から祝福や激励を受けた新成人は家族や友人に感謝し、それぞれの夢や目標に向かって挑戦する決意を示した。各会場とも和やかなムードに包まれ、新成人らは友人と談笑したり、記念撮影するなど節目の日を楽しんだ。

 御坊市 市民文化会館で開き、対象者254人(男142・女112)のうち213人(男115・女98人)が出席した。
 柏木征夫市長が「知識、見識、胆識が備わった人に成長されることを願っています。美しいふるさと御坊で家族や多くの人々に支えられてきたことを忘れず、新たな人生へステップアップしていただきたい。皆さんの前途が幸せで光り輝くように」と式辞。来賓の西本和明市議会議長、中村裕一県議も祝辞を述べた。
 新成人代表で小松千尋さん=湯川町財部=、永野杏奈さん=薗=、北嶌慶次さん=島=が誓いの言葉を述べた。出身中学校別に記念撮影を行い、新成人でつくる実行委員会が中心になり、テレビなどが当たるビンゴゲームを楽しんだ。

記念撮影する振り袖姿の新成人(由良町)

 由良町 中央公民館で開き、対象者70人のうち54人が出席した。畑中雅央町長は「皆さんに望むことは、今日から社会に参画するという意識をしっかり持ってほしいということです。あらゆる可能性に挑戦し、大きく羽ばたかれることを願っています。『ふるさと由良町』を新しい時代の中で、より素晴らしい『ふるさと』として創造されるのは、無限の可能性を秘めた皆様の若い力にかかっています」と式辞。
 新成人代表で東本桂一さんが「多くの方の愛情と期待を未来への糧とし、美しい自然あふれる『ふるさと由良町』に生まれ育ったことの誇りと自覚を持って行動していきます」と誓いの言葉、町長から記念品目録を受けた古谷有摩さんも「道はさまざまですが、それぞれ何らかの形で私たちを生み育ててくれた由良町の発展に役立ちたいと思っています」とお礼の言葉を述べた。
 この後、町出身のシンガーソングライター・藪下将人さんがミニコンサートで二十歳の門出を祝った。

新成人94人が出席(日高川町)

 日高川町 日高川交流センターで行い、対象者117人(男60・女57)のうち、94人(男50・女44)が出席した。
 新成人の山本実永さんのピアノ伴奏で国歌斉唱した後、市木久雄町長が「いつの時代も国や地域社会を発展させていく牽引役を務めるのは若者。豊かな感性と柔軟な発想で、新たな道を切り開こうとする強い意志を持って、社会人の一員としてまい進し、人と人との出会いや絆を大切にしてほしい。若さと、みなぎる力で希望に満ちた将来へ進んでほしい」と式辞。龍田安廣町議会議長や冨安民浩県議が祝辞を述べた。
 新成人を代表して上戸優希さんが「人は一人で生きていくことはできない。必ず誰かの助けが必要。基本的なことが社会に出ると最も大切。感謝の気持ちを忘れず、力強く、優しく、たくましく、生きていくことを誓う」と決意表明した。
 日高医師会のストップ・ザ・スモーキング・アンケートの後、記念撮影した。

くす玉開きで綱を引く新成人(印南町)

 印南町 町体育センターで開き、対象88人のうち77人が出席。第1部の式典で日裏勝己町長は「今日から皆さんは大人の仲間入りし、権利や義務を与えられ、社会人としての責任ある行動も期待されます。夢をかなえるためにも大きく羽ばたいていただきたい。ふるさとに誇りと愛着を持ち、まちづくりにも積極的に参加していただき、新しい時代の印南町をぜひ皆さんの手で築いてもらいたい」と激励した。
 新成人を代表して堀真人さんと夏見阿弥さんが「印南町で生まれ育った誇り、成人としての決意を心に刻み、これからの人生を歩んでいく」「今までのように『支えてもらう』ばかりでなく『自分が支えていく立場』になったことを自覚し、今まで学んできたことをこれからの人生に生かしていきたい」と誓いの言葉を述べ、全員でくす玉開きで祝った。
 第2部は交流会で中学校時代の恩師を交えて歓談したり福引きなど楽しんだ。


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