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全国高校総合文化祭・書道部門で木村星来、藤川未帆さん(紀央館)県代表に 〈2016年12月10日〉

2016年12月10日 08時30分00秒 | 記事

総文祭に出場の木村さん(左)、藤川さん

  

木村さんの作品(左) 藤川さんの作品(右)


 全国高校総合文化祭・書道部門の県審査会がこのほど日高高校であり、管内から紀央館高校書道部、木村星来さん(2年)、藤川未帆さん(同)の2人が選ばれ、全国大会の切符を手にした。木村さんは2年連続、藤川さんは初めて。紀央館生が全国高校総文祭に参加するのは5年連続、県内では同校だけとあって学校関係者も喜んでいる。

 審査会には県内の高校から80点以上が寄せられ、高校の書道教諭が審査し県代表4人を選抜した。
 2年連続で県代表に選ばれた木村さんは、金農の臨書を隷書で書いた。楷書や行書とは違い、横の線を太くしたり、文字の角をきりっとするとともに、しっかりした線を出すのに苦労したという。
 藤川さんも隷書で、作品の題材は「魏霊蔵造像記」。特殊な液を使って書いたのと、通常の墨で書いた2枚の作品を組み合わせ、従来の書とは違う表現方法で挑んだ。普通の墨とは感触が違い、尖った線を書くのが難しかったそうだ。
 木村さんは「初めて隷書で書きましたが、すごく楽しかったです。失敗もありましたが、新たな発見もあり、自分なりに頑張ったと思います。昨年に続き代表に選ばれてすごくうれしい」、藤川さんも「一字一字、手本に忠実に書くことを心がけました。代表に選ばれてうれしい」と話した。
 第41回全国高校総合文化祭・みやぎ総文2017は来年7月31日から8月4日まで宮城県で開催され、全国で選ばれた高校生の書作品が展示される。


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