総文祭に出場の木村さん(左)、藤川さん
木村さんの作品(左) 藤川さんの作品(右)
全国高校総合文化祭・書道部門の県審査会がこのほど日高高校であり、管内から紀央館高校書道部、木村星来さん(2年)、藤川未帆さん(同)の2人が選ばれ、全国大会の切符を手にした。木村さんは2年連続、藤川さんは初めて。紀央館生が全国高校総文祭に参加するのは5年連続、県内では同校だけとあって学校関係者も喜んでいる。
審査会には県内の高校から80点以上が寄せられ、高校の書道教諭が審査し県代表4人を選抜した。
2年連続で県代表に選ばれた木村さんは、金農の臨書を隷書で書いた。楷書や行書とは違い、横の線を太くしたり、文字の角をきりっとするとともに、しっかりした線を出すのに苦労したという。
藤川さんも隷書で、作品の題材は「魏霊蔵造像記」。特殊な液を使って書いたのと、通常の墨で書いた2枚の作品を組み合わせ、従来の書とは違う表現方法で挑んだ。普通の墨とは感触が違い、尖った線を書くのが難しかったそうだ。
木村さんは「初めて隷書で書きましたが、すごく楽しかったです。失敗もありましたが、新たな発見もあり、自分なりに頑張ったと思います。昨年に続き代表に選ばれてすごくうれしい」、藤川さんも「一字一字、手本に忠実に書くことを心がけました。代表に選ばれてうれしい」と話した。
第41回全国高校総合文化祭・みやぎ総文2017は来年7月31日から8月4日まで宮城県で開催され、全国で選ばれた高校生の書作品が展示される。
その他の主なニュース
● 紀央館高生とマレーシアの学生ら交流はかる
● 日高町が補正予算に介護ロボット等導入補助を計上
● 管内の速度取り締まり重点路線に中(由良町)、印南両地区国道を指定
● 日高川町・三百瀬元気づくりの会が25日に朝市開催