川神さんの作品「アンケートに答えるおじいちゃん」
(株)日本香堂主宰、朝日学生新聞社後援、2016年度「ふるさとのお盆の思い出絵画コンクール」で川神茜音さん(日高中3年)の作品が中学生部門で最優秀賞に選ばれた。全国の小中学生、国外の日本学校の小中学生を対象に実施しており、今回で16回目。これまで延べ70万点が出品されている大規模なコンクールで、川神さんは「ずっと出品していただけにようやく受賞でき、うれしい」と喜んだ。表彰式は来年3月25日、東京都のフジテレビで行う。
子どもたちにお盆などふるさとで過ごした思い出を絵画にしてもらう目的に開いており、日本の美しい風景を描くことで知られる、長野県諏訪市出身の画家・グラフィックデザイナーの原田泰治氏が審査委員長を努める。今年は全国から小中合わせて6万5135点の応募があり、小学低学年、小学高学年、中学の3部門で82点が入賞作品に選ばれた。
川神さんは同コンクールに小学3年生頃から出品し、昨年は努力賞を受けての今回の挑戦。作品タイトルは「アンケートに答えるおじいちゃん」で、モデルは師の阪本さん。イスの上でアンケート用紙に答えを書き入れる様子を描いたほか、水彩画で服や顔などの陰影も丁寧に描写した。
足の角度や姿勢が難しかったという川神さんは「全体のバランスや雰囲気を出せたのが良く、自分なりにうまく描けた。今回初めての最優秀賞でうれしい」と笑った。
川神さんの作品は来年3月25日から4月9日までフジテレビジョン本社屋1階シアターモールで開く同コンクール子ども絵画館inお台場での入賞作品発表展覧会で展示される。
川神さんは示現会正会員、阪本由捷さん=御坊市藤田町吉田=の絵画教室に小学2年生のころから通い始め、MOA美術館中紀児童作品展で2回全国銅賞、灯台絵画コンテストで金賞を受けるなどさまざまなコンテストで入賞を果たしている。
阪本さんは「川神さんは対象をしっかりととらえ、高いデッサン力がある。物の質感を出したり、明暗を描く、表現力にも長けている」と絶賛している。
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