紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

中西良作さん(美浜町出身)憧れの舞台で熱唱 〈2016年12月2日〉

2016年12月02日 08時30分00秒 | 記事

憧れの舞台、ビルボード大阪で歌う中西さん


 美浜町和田出身で、アマチュアシンガー・ソングライター、中西良作さん(50)がこのほど、ミュージシャン憧れのライブハウス「ビルボード大阪」(梅田)のステージに立ち、自作曲など22曲を披露し、約260人の聴衆を魅了。その活動が大手新聞などにも取り上げられるなど注目されている。「50歳の節目に、自分を応援してくれる同年代の人たちが人生を見つめ直し、夢を諦めない気持ちを伝えたかった」と憧れの舞台に立った思いを語った。

 関西一の歓楽街と知られる北新地の一角にあるBAR。仕事帰りのサラリーマンや経営者などで賑わう25席ほどの店内で、中西さんは笑顔でギターを奏でる。客の歌声にコードなどを合わせ、生演奏で歌えるBARとして人気を集め、有名人なども訪れる人気店として知られるようになった。
 中西さんは、御坊商工高校(現紀央館)を卒業後、大阪市内で就職したが、職を転々として25歳の時に上京。新宿の高架下などで弾き語りを続けたあと大阪に戻り、大阪市内のバーで修業。28歳で独立、店舗展開し、平成17年には北新地に「BAR NASH」をオープンさせた。バー経営の傍らシンガー・ソングライターとして活動し、毎年10月にはワンマンライブを開催している。
 50歳という節目を迎えた今年、「でっかい打ち上げ花火を打ち上げたろ!」と記念ライブを企画。長年の活動と技術が認められ、ミュージシャン憧れの舞台、「ビルボード大阪」での開催が決まった。当日、会場には約260人が詰めかけ、中には日ごろから付き合いのあるメジャー歌手や女子ボクシング世界フライ級チャンピオンの好川菜々選手、お笑いタレントの大平サブローさんも駆けつけた。サブローさんは、中西さんの奏でるギターに合わせて2人で3曲を披露して花を添えた。
 このライブのために書き下ろした「旅の途中」などを熱唱。「自分の人生の大きな思い出としてだけでなく、同年代の人たちが人生を振り返り、やり残したことにもう一度挑戦してほしい」という思いを込めた。
 正月や盆、5月の連休には欠かさず美浜町の実家に帰省する中西さん。「今後も面白いことをやり続けたい」と話し、日高の地で生まれ育った50歳が少年のような満面の笑みを浮かべた。


その他の主なニュース

 美浜町・御崎神社の扁額が178年ぶりの修復終え再び拝観殿へ

 わかやま冬の交通安全運動始まる

 小学生の御坊サッカーフェスでサザンクロス3年ぶり優勝

 和歌山市選手権水泳大会で橋野瑠菜さん(名田小)11・12歳50自由形V