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御坊市ふるさと納税出足好調、開始早々74件87万円 〈2016年12月4日〉

2016年12月05日 08時30分00秒 | 記事

1日からネットを活用したふるさと納税開始


 ふるさと納税の寄付額は初年度の平成20年度は約110万円、21年度から26年度は年平均50万円、27年度は返礼品の対象者を拡充したことで163万円だった。これまで「返礼品の華美な地域間競争はそぐわない」と、返礼品の選択制などは取り入れてこなかったが、柏木市長が今年5月の市長選で「ふるさと納税の積極的活用」を公約に入れたことからインターネットを有効活用することにした。
 全国に御坊の魅力を発信し、より多くの寄付者を募ろうと、実績のある大手のポータルサイト「ふるさとチョイス」=(株)トラストバンク=と「楽天市場」=楽天(株)=の2社に事業委託した。返礼品は食品類(加工品等含む)や工業製品、工芸品、木製品、宿泊券、お食事券、施設・サービス利用券、農業収穫体験、伝統工芸体験、御坊への旅行ツアーなど市のPR、地域産業の振興につながるものを対象に公募(随時募集)。
 1日からネットで受け付けを開始したところ、全国各地から申し込みが相次いだ。2日午後5時現在で「ふるさとチョイス」は64件、77万円。「楽天市場」は8日から本格オープンとなるが、それでも10件、10万円の寄付があり、2社あわせて74件、87万円の寄付があった。寄付者は関東が5割、関西が2割あり、残り3割は北海道や東北、九州、東海、中国、四国で、全国を網羅している。返礼品は1万以上の寄付が対象で、寄付額の3割程度が返礼品となる。今のところ1万円、2万円が多いという。
 返礼品は1万円、2万円ではミカン、新鮮野菜、フルーツセット、鮮魚セット、御坊銘菓詰め合わせ、紀州鉄道ワインとグッズ、金山寺味噌、紀州うめどり鍋ギフト、かまぼこ詰め合わせ、いなか漬け物セット、紀州うめたまご、南高梅、イチゴ、ミニトマト、芋焼酎など。2万円、3万円、5万円、10万円では市内工場で職人が手作りした毛皮製品(マフラーやショールなど)。30万円、50万円では人間ドックプレミアム・スーパープレミアムコースがある。
 市は今年度分の寄付額目標を2000万円に設定しており、達成すれば返礼品代や送料、手数料を除いた約800万が市の収入になり、子どもの教育環境の整備や、安心して暮らせる福祉の充実に活用する。企画課は「予想以上の良い滑り出し。12月が納税のピークを迎えるので、全国から一人でも多くの方にご寄付いただけるようPRしていきたい」と話している。


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