Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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修理が続きます・・・

2020-12-27 11:30:04 | ミニカー修理
さてさて本日の山陰は曇りですね〜薄日は差しております。
今は午前中なので午後の様子はわかりませんが・・・
今日はダブルで更新します・・・本業が快調に進むのでご紹介する物が溜まってきました・・・

まずは午前中の部です(笑)
本業を始めます。
こちらのミニカーはT村さんの修理のご依頼ですね。
少し前からボツボツ直していますが・・・
もうちょっとで終わります。
され本日の患者さんはF40ですね
このブルーのF40はあまり見かけた事が無いですね〜
珍しい物なのかもしれません。
でもお決まりの様にリアウインドウが外れています
この時代のF40はかなりボディが収縮するのかウインドウが外れる事が多いですね〜
まあ製造からもうかなりの時間が経過していますから仕方が無いかもしれませんね。

ウインドウを一旦外して接着剤を取り除いてからフラットブラックでタッチアップしています。
これをしておかないとせっかく取付けたウインドウの内側でボディカラーが見えてしまって具合が良く無いのですよね〜。
省略は出来ない作業です。

ウインドウを接着したら完成ですね。
このF40が立派なのはサイドウインドウとフロントウインドウには全く問題が無い事ですね
普通はウインドウ関係は全滅している場合が多いですからね。
程度が良いので大事にしてほしいですね。

続きましてポルシェ930ターボですね
私の友人でこれと同じ車を持っていた人がいました、随分長く乗っておられましたが・・・確かもう手放しちゃったと思います。
勿体無いですね〜。
修理に入るミニカーとしては比較的新しい物ですね。
このミニカーはリアウインドウが浮いているらしいですが・・・良く見ますと前側の中央付近が少し浮いていますね。
ポルシェ911系のボディの場合リアウインドウは外し難いのです。
理由は一段下がっているからなのです。
リアウインドウの後側が浮いているなら取り外しは難しく無いのですいつもの様に爪楊枝をさらに尖らせて差し込めば外れます。
フロント側が外れていますとウインドウの周囲に段が有りますのでこの方法が使えないのですよね。
そこで・・・僅かにエナメルシンナーをウインドウの周囲に小筆を使って流し込みましてマスキングテープをウインドウに貼って持ち上げましょう・・・
元々浮いていますから比較的あっさりとはずれます・・・(ターボはリアにワイパーが付いていますからそれは先に外しておきましょう)
ウインドウの部品を傷めてしまいますと作り直しになりますから・・・十分に気を付けます。

クリーニングとタッチアップは全て必須ですね
外したウインドウやワイパーを取付けますと修理完了ですね。

こちらもポルシェ934ですね
同様にリアウインドウの脱着ですね
これくらい浮いていますとわかりやすいですね〜
リアウインドウの前側の段の部分ですがコクピットの換気用の穴が並んでいますが・・・ウインドウが持ち上がっていますので穴が見えませんね。

ウインドウを外してゴム系の接着剤を掃除しますと・・・大体これ位はフラットブラックが剥げてしまいます
この後はやっぱりタッチアップが必要ですよね

タッチアップ完了ですね
接着面は綺麗に補修されていますね
この後、ウインドウを接着しまして修理完了ですね。

次は365BBです
このモデルも製造から随分時間が経過していますが・・・ワイパーの浮きが有るという事だったのでフロントウインドウを見渡しますがそれらしい浮きは無いですね。
ワイパーを一旦外して曲げ直してから再接着しました。
この365BBはウインドウが浮いてないにもかかわらずワイパーが浮いてしまった珍しい例ですね〜
勿論私も初めてです!!

右サイドウインドウは浮いていました
こちらも一度外して再接着ですね〜。
写真を撮っていたんですが・・・間違えて消してしまいました(滝汗!)
よっぽど疲れていたんでしょうか・・・。



T村さん修理完了の連絡を本日入れておきますのでよろしくお願い致します。
午後の作業は今夜いつもの様に更新です
忙しい〜!!

S木さんの35GT-R

2020-12-26 20:18:35 | その他
本日の山陰は曇り時々晴れの天気でした。
気温は低めだったと思います・・・
あまり外に出ていないので良くわからないのですよね〜

と言うのもお昼は厨房係が忙しかったんですよね〜
今日は地元で1人コロナの患者さんが出たという事なので・・・当店の忙しさと私が忙しいのはあまり関係がないのかもしれません。
とは言え感染には注意しないとね〜
私、体弱いですから・・・(笑)

今日も朝から本業を進めます・・・この時点ではお昼が忙しいのか又は暇なのか全くわからないのです。
念のために朝からしっかりと本業を進めておくのが吉ですよね〜。

少し前の事ですが隣町のS木さんがいきなり来られました・・・いやいや、某筋からそろそろいらっしゃるだろうという事は聞いておりましたが・・・まさか情報が入った翌日に来られるとは。
良いタイミングでした秘密の物も準備OKだったですし・・・(笑)
このS木さんもう皆さん良くご存知ですよね、僕のブログにも再々登場していらっしゃいますから何をしておられる方かも・・・多分ご存知だと思います。
わからない方は日下エンジニアリングで検索してみて下さい。
いつも決まっているのは・・・この方がいらっしゃると私が忙しくなる事ですかね〜
今回は35GT-Rのホイール塗り替えですね。
商品はメイクアップの1/18スケールです。
何でも以前同様のモデルをS木さんの所でお買いになられたお客様から新しい注文で次のもホイールをゴールドに塗ってほしいという事だったらしいのです。
ブルーメタリックが目に眩しい・・・
ですが早速分解ですね。
裏板はレジンの薄板なので外す場合は十分に注意して下さいね。
無理な力を掛けますとすぐに割れます。
コクピット中央部分がゴム系接着剤で接着されています。
あ〜ボディを裏返しておりますが、屋根に傷が付かない様に下にタオルを敷いて作業しています。

ホイールをシャフトごと取り外しまして、さらにホイールをシャフトから外します。
このシャフトですがグルーで取り付けられていますのでドライヤーで暖めて外しますがホイールを外してグルーが固くなる前にボディの方にシャフトとブレーキの付いた物を戻してクールダウンさせますと作業に無駄が有りません。
ホイールは暖めてタイヤを外します。
軽くクレオスのシンナーに浸けて脱脂しました。
センターの穴に持ち手を付けておきますと回しながら塗れますから塗装が楽ですよ。

一応サフを入れて形状を確認し下地を整えます。
そしてゴールドを塗装しました。
最近の車はホイールの直径が大きくなっていましてスポークの間からホイールの内側が見えますので内側もきちんと塗っておきましょう。
まあ塗装自体はそんなに難しい訳では無いでしょう(笑)

このホイールですがセンターキャップの部分が少し凹んでいまして・・・その部分に日産のマークのデカールが貼られています。
実車はどうか知らないのですが・・・
凹んでいますと貼り難いのでセンターキャップを作ってみる事にしました。
日産のマークはデカールで入手していますが印刷がシルバーなんですね。
ゴ−ルドの上にシルバーのデカールでは見え難いのでセンターキャップはブラックにしてみました。
ここをブラックで作るなら黒いABS樹脂の棒を旋盤で削ってセンターキャップを作るのが良いだろうという事で・・・作ってみました
表面を整える為にペーパーをかけていますので表面は少しザラザラなんですね・・・このままデカールを貼ればシルバリングするのは目に見えていますのでまずはこのままラッカークリアーを塗ります。

そしてデカールを貼って・・・
予備を含めて5つ作っています
35GT-Rは5つタイヤが付いている訳では有りませんよ(笑)
この後乾燥機に入れて乾燥後クリアーを塗りましょう。

同時にゴールを度塗ったホイールにもクリアーを塗っておきます。
塗り忘れが無い様に良く気をつけて塗ります
ゴールドの上のクリアーは見え難いので塗ってあるのか無いのかよくわかりません。

クリアーが硬化しましたのでタイヤを取付けます
外す時も同じですがタイヤを脱着する時はドライヤーで暖めて作業します。
作ったセンターキャップを取付けてホイールナットを取付けて・・・
このホイールナットですがエッチングのパーツなんですよね〜
外形はきちんと六角になっていますから正しいのは正しいのですが・・・
取付け難いのと立体感が無いのはちょっと良く無いな〜
仕方なくアルミパイプをカットしてホイールナットを取付けてみましょう。

アルミパイプを同じ長さにカットするのはなかなか大変なんですよね
特に1mm前後の長さに20個もカットしたらそれはもう大変な事です
私はこんな物を使っています。
大型のカッターの刃をビスで連結した物です。
これで押さえてコロコロと押さえながら転がしますとカット出来ます。

刃の間にはワッシャーを入れて間隔を調整してあります、もう少し長い物が必要ならこのワッシャーの厚みを変更すれば良いのです
簡単ですよね〜。

カットしただけでは断面が綺麗ではないのでプラ板に差し込んで両面を磨きます。
最後に中央の穴はドリルを通して掃除すればホイールナットの完成ですね。

ゴールドに塗ったホイールを取付けました。
これで完成ですね〜。
まあ私がノロノロしていますとS木さんにご迷惑がかかってしまいますからね〜
で「出来ましたよ」と連絡を入れたら『えっ!?もう!?早!!」とびっくりしておられました。

肝心のホイールナットですが・・・
こんな感じですね〜
エッチング一枚よりも立体感が有って僕はこの方が好きなんだけど〜ね。


さて28日はN村さんがいらっしゃるからこの方の修理もやっておかなければ・・・
N村さんのが終わるとT村さんでその後にO田さんのアベさんとM崎さんのアベさんが待っています。
アベさん2台は多分年越しになると思うけど他は終わらせたいですよね。

メチャメチャ忙しいのがわかって頂けますかね〜(爆笑!)

アベさん帰路につかれました

2020-12-25 21:30:49 | 某ディーラーさんからの仕事
本日の山陰は午前中は曇り時々雨の天気でした。
自宅を出る時には青空が見えていたのですが、アトリエの上は雲が厚くたれ込めていました。

午後からは曇り時々腫れで日があたっていましたね〜。
冬の中休み!?って感じですかね〜。

今日はクリスマスですが昨日のイブは皆さん如何でしたか?
皆さんの所にはサンタクロースが来ましたか??
私の所は素通りだった様です(笑)

クリスマスの時分になりますと年末を感じますね〜
ここから先の6日間はあっという間に過ぎてしまいます。
という事で今年も年賀状の準備を始めました・・・
データは少し前に作っていましたが印刷はまだだったんです。
お店用と自宅用を両方作るのですが・・・プリンターにハガキを補充しなければなりませんのでなかなか忙しい・・・。


さてアベさんは本日ラストスパートです
まずはナンバープレートを取付けました
まずはフロントです。
実車のプレートは上側はボディに留めてない様に見えますので多分ナンバープレート中央の裏側にステーが取付けてあってナンバープレートを支えているのでしょう。
なのでステーは私もアルミで作って同じ様な感じにしておきます。
接着剤が硬化するまでマスキングテープで固定しておきましょう。

ナンバープレートが終わったら・・・次はドアミラーを取付けましょう・・・
と思って良く見ますと鏡の部分が磨いてないので曇っていますね〜
これではちょっと気の毒なので磨いておきましょう・・・曇っていたら後ろが見えませんからね。

無理に外しますと鏡のエッチングを曲げてしまいますからエナメルシンナーを流して接着剤を溶かして外します
片方は残念ながら無理やり押さえたのか曲がっています。
出来るだけ真っすぐになる様に直しておきましょう・・・磨いて鏡の様になりますと歪んでいるのが良く見える様になりますからね〜。

左右ともドアミラーを取付けました
左は取付けピンを破損する事無く分解出来たのですが右側は取り付け用のピンが折れてしまっていまして・・・真鍮線で取り付け用のピンを作りました。

鏡を磨いたドアミラーは・・・
この通り後ろが見える様になりました。

ほぼ組立てが完了しましたので組立て台からMRコレクションのオリジナルベースに戻しました。
ここからは最終工程に入ります

ランボルギーニのエンブレムを取付けます。
MRコレクションの物はデカール1枚だけだったのでちょっと樹脂を盛ったクオリティーの高い物に変更しました。

リアのランボルギーニのエンブレムはメタルインレットだったので再生不可能になってしまいました
エッチング板を用意して取付けておきます。
このエッチング板はクロームメッキしてありましてピカピカですね〜
質感が大変良いですよ。

ドアの後側のサイドにもエンブレムが付きます・・・分解前・・・つまりMRコレクションのオリジナルはこんなデカールが一枚だけなんですね。
良いのはウレタンクリアーの下側に有る事位かな〜

余りにも貧弱なので・・・
エッチングを準備してみました
どちらが良いのかはご覧になった皆さんの判断にお任せしましょう。

このMRコレクションのアベンタドールロードスターですが・・・
屋根が付いているのです
全く未開封だったのですが・・・ボディと合わせて調整しておく事にしました。
この部分はご依頼を受けていない(塗り替えは無しという事)のですが有ってもボディに付かないという事ではお金を頂く仕事としてはちょっとダメな所ですよね
確認してみて良かったです・・・
びっくりして写真を撮り忘れましたが・・・
塗装面がビニール袋に密着していまして塗装の表面に模様が付いてしまっていました。
仕方が無いので磨いておきましょう。
取り付けは変形も無かったみたいできちんと付きました。

さらに磨きました
ピカピカですね〜これなら大丈夫でしょう。

屋根に乗せてみます
こう言う感じになるんですね〜。

また模様が付くと残念なのでティッシュで包んでジップの袋に入れておきました
これで少々だったら傷が付く事も無いですね。


ところで・・・ランボルギーニで新車を買うと買った車と同じ仕様のミニカーが付いてくるらしいのですが、某ディーラーさんによりますとイタリアからミニカーを送って来る間にケースが破損している事が良く有るらしいのです。
ケースが無いと困られますので一応ケースの寸法を測っておく事にしました。
ケースを発注する場合通常内寸なのですが・・・最後に厚みを確認しておこうと測りましたら・・・何と場所に依って厚みが違うのです。
通常は1mm.2mm.3mmと1mm刻みの寸法なのですが・・・
このアクリルは2.5mmしか無いのです・・・!?

同じケースでも他の部分で測りますと・・・

2.8mm・・・多分公称は3mmだと思うのですが・・・アクリル工場が材料をケチったのか・・・それとも製造過程ではねられたアクリルを使ってケースを作ったのか・・・!?
ここで先ほどのお話「イタリアから送って来るとケースが壊れている」というお話が頭をよぎりました・・・
そうか!!薄いから強度が無くて輸送中の振動で壊れてしまう(又は壊れやすい!?)のか・・・と気が付いた次第です。
日本ではあまり考えられない事なのですが・・・
MRコレクションも中国で製造していますのでこう言う事が有るのかもしれませんね〜。
ちなみにイタリアでは最後の工程(仮にクリーニングであっても)をイタリアで行なえばイタリア製を名乗れるらしいです(笑)

本日、午後アベさんは東京・港区南麻布を目指して帰って行きました。
オーナーさんに可愛がってもらってくれよと、送り出しました。

アベさん組立て開始

2020-12-24 21:53:20 | 某ディーラーさんからの仕事
本日の山陰は曇り時々雨の天気ですね。
気温は少し低めかな〜
まあ雨が降っているくらいですから大変寒いという訳では有りません。

本日はクリスマスイブですが皆さん如何お過ごしなんでしょうかね?
私のブログを見ている場合じゃないのでは・・・
それとも自粛でボッチクリスマス・・・!?

今日はいきなりですが本業です
と言うのもアベさん・・・先を急ぎます。
考えたら当店は28日までなので今日を入れないと後4日しか時間が有りませんからね〜

アベさんは昨日4つのタイヤが付きました、内装も付いてますのでここからは組立て台に固定してなるべく手で触らない様にして組立てます。
手で触るとどうしても汚れが付いたりしますからね〜
1/18用の仮組台は前に作った物に穴を開け直して使います。
ミニカーによって固定用の穴の位置が違ってきますのでそのまま使える様な事はまず無いですね。

一番気になる所から部品を取付け始めましょう・・・
この部品ですが、ボディのサイドに有る大きなインテークの奥に付いている網なのです。
この部品・・・実は左右共にいい加減な付け方だったのです。
少々ボディの穴と形状が合ってなかったらしく斜めに強引に付けられていました。
なのでどこかを少し削って調整しなければきちんと収まらないのです。
削る位置は手前側の下側を斜めに削っています。
メッシュには縁があるのですが、削れば縁が無くなってしまいます、奥側を削って合わせますと削った部分に縁がないのが見えてしまうのです。
なので手前側を削って完成後になるべく見えない様にしておきましょう。

先に奥にラジエターのエッチングを取付けてからメッシュのエッチングを接着します。
こんな角度から見ても削った部分は見えません。
無理矢理斜めに取付けるなんて論外ですよね〜(笑)

次はリアのアウトレットです
この部品はテールランプの下側に付く物ですが・・・
MRコレクションさんが組立てる時にフラットブラックがチップしたみたいでして・・・エナメル塗料でタッチアップしてありました
さすがに見栄えが良く無いので塗り直します
マスキングしているのはこの奥にメッキの部品が付けられているからなんですね〜

塗装が完全に乾くまで他の作業をしておきます
サイドウインドウを取付ける事にしました
これはAピラーの下側の物でエッチングの縁が付いた物をボディに接着しました。
完全に接着剤が硬化するまでマスキングテープで仮止めですね。

次にフロント側のサイドウインドウに続いてリア側のサイドウインドウを取り付けます
まあ寸法はぴったりなので難しくはないですが浮かないようにマスキングテープで押さえておきます

次にサイドウインドウの後ろ側のカーボン柄のインテークを取り付けます
ボディをシンナーに浸けていますので変形が心配だったのですが全く問題なくピタリと治まりました。

リアの中央に付く小さなウインドウですが・・・
傷があったのでアニメセルをカットして作り直しました
何度か修正してやっとピッタリと収まるようになりましたね。

続いてフロントにつくヘッドライトですね
ここも部品点数が多い所なんですよね
1個のヘッドライトで8つの部品で構成されます。

もっと多いのがリアのテールランプですね。
透明なカバーを含めて・・・なんと13もの部品で構成されているのです。
この時点ではまだ透明なカバーを取り付けていません
ちょっとピンボケなんですが・・・

透明なカバーを取り付けますとボディ形状との一体感が生まれますね〜

続いて
フロントウインドウを取りつけましょう
注意点はウインドウの素材がプラスチックで有ることですね
エナメルシンナーで拭きますと白く濁ります
接着注意ですね〜。

フロントもリアもナンバープレートを取り付けました
フロントはナンバープレートが少しだけくの字に曲げられています。
特徴を捉えると言うことですのでナンバーは曲げています


もう少しで完成になりますね
明日は大丈夫じゃないかと・・・
と言うことは明日には発送ができるかもしれませんね。


アベさんやり直します

2020-12-23 20:32:52 | 某ディーラーさんからの仕事
本日の山陰は良く晴れていて比較的暖かかったですね。
日が当たる所では結構暖かいですが、部屋の中は寒いのでエアコン付けたりストーブ焚いたりしました。
外の方が随分暖かい様に感じますね〜

さて本日は定休日の二日目・・・
ですが某ディーラーさんからいつ出来ますか?と問い合わせが有りまして(滝汗!)
急がせますとこの手の仕事は良い物にならない・・・それを押し殺して作業を進めないといけなくなるからね。
でもまあ17年もこの仕事をしていますと自分自身の弱い部分も自分で知っていますからね〜
大丈夫ですよ・・・これ位の事で完成に差が出る事はありません。
17年でメンタルも強くなった(慣れたとも言います・・・笑)という事ですね。
まあ不感症になった・・・のかもしれませんが!?

さて・・・定休日だけど本業を始めます
最近木製ベースの模型用のケースの注文が多くなっていましてね
またやっています・・・
コロナで暇になっているお店も有るらしいのですが・・・私・・・時間が有りません。
ケース屋さんやミニカーの修理や模型の制作をしていますが・・・今、目の前に有る仕事はかなり忙しいのですよね。

さて自営業をしていますと、コロナの影響は私自身どこに出て来るのかわからないのですよね。
何で!?と感じる部分も有ります、例えば固定資産税の減免措置です
営業用の店舗の建物部分だけでは有りますがその利益が減った所は固定資産税を減免して頂けるらしいのです。
まあ条件はいろいろ有りますが・・・・
しかしこの軽減措置は商売をしている人が自分で建物を持っている人が対象の様な気がします。
私の所は自前の建物なのでこの制度に合致しますが、例えばテナントを借りている人は恩恵に預かれないのですよね。
勿論、大家さんは恩恵に預かる事が出来ますが・・・それだと家賃の支払いが滞った場合(つまり収入が減ったという事が無いとダメなのです)になりますよね。
該当する方が多いのか少ないのかよくわかりませんが・・・。
普通は家賃を滞納したら出て行かざるを得ない状況になりますからね〜。
大家さんの救済制度という事なのでしょうか??何となく違う様な気がするのは私だけでしょうかね??

でもまあ私がしなければならないのは目の前に有る仕事ですね〜!!(笑)

少し前にアベさんのカラーリングが違っていたと書きましたが・・・
リアクォーターに付いているインテークのカーボンデカールが要らなかったんですよね〜
マスキングをして塗り直しています
まずはホワイトを塗ってからパールカラーを塗ってクリアーで仕上げましょう。

マスキングを剥がしますが
元の塗料が判明していますと塗り直しても色のズレは少ないので安心ですね。
この通り・・・全く問題が無い感じですよね。

この後少し塗装面を磨きます
多少ユズ肌が気になりましたので磨いた次第です。
ここからはいよいよ組立てに入ります
今までの遅れも取り戻せますでしょうか!?
といっても新品を組立てる訳では有りませんから部品の手直しは必要になります。
まずはこってりと付いた車軸のグルーですね
このグルーで車軸が接着されていますので分解時には熱を掛けて柔らかくしておきまして分解しましたが・・・
車軸にはそのグルーがビッシリと付いていますのでナイフで削ぎ落としました。

普通なら車軸にタイヤ/ホイールを取付けておいてから車体に組み付けますが・・・
組んでありますとホイールアーチの下側が狭いので大きなタイヤ/ホイールは入らなくなってしまうのです
下の写真で入らない理由はわかって頂けると思います。
仕方なく作戦変更ですね〜、シャフトを車体に入れておきまして車体の側面から両方のホイールを取付ける事にしました。

リアも同様なので・・・先にシャフトをボディ側に取付けまして両サイドからホイールを組み付けて接着します
この時に注意するのはブレーキキャリパーの位置ですね
左右が同じ場所にキャリパーが有る様にしておきます。
特にリアはサイドブレーキ用のキャリパーも付きますからその位置関係を間違わない様にしなければなりません。
左右のタイヤを間違えますとこのサイドブレーキ用のキャリパーが下側に来てしまったりしますからね〜。
正しい位置は赤いブレーキキャリパーは前側の少し上側でサイド用はその180度反対側の少し上側ですね。

話が前後しますが・・・・先にこの部品を取付けておかなければなりませんでした
この部品はエンジンの真上に付く部品でして2つ有ってガラスからエンジンが見える様になっています
一見このまま付けれそうな感じがするかもしれませんが・・・
この時点では既に古い接着剤を掃除した後なんですね〜
綺麗に掃除をしないと斜めになったりしますからね〜掃除は大事です。
そしてこの部品を付けてからエンジンやコクピットを入れないと車軸が接着出来ないのですよね〜。
物には順番が有りますから・・・。

コクピットを入れる前にもっとやっておかなければならない事が有ります
そうなんですよ〜!!
ダッシュボードを取リ付けておかなければなりません。

そしてダッシュボードが付いたらドアの内装も付けておきましょう。
尚、接着前には全ての部品に傷が無いか良く確認してから接着します
後で気が付いてもどうにもならない事だってありますからね〜
完成品を分解して塗り直した場合はインストが有りませんからその組立ての工程はよく覚えておかなければなりませんね。

内装等が付きましたのでいよいよリアの車軸を取付けます。
車軸に接着剤を付けたら回して正規の位置にします、車体の左右のステップ部分に木片を差し込んでボディが水平になる様にします。
この状態でリアの車軸が接着されますと車体の水平は出るかと思います。

次はフロントの車軸ですね
リア同様に車軸にホイール/タイヤを接着します。
キャリパーの位置が同じ位置になる様に微調整致します。
この時点では車軸はボディと接着していませんのでどこの位置でもOKですね。
ホイール/タイヤが左右とも飛び出ていないのか確認は必要ですね。

次は車軸とボディの接着ですね
車軸に接着剤を塗ってからキャリパーが所定の位置になる様に回します。
アベンタドールのフロントの場合はキャリパーは一番後側の少し下ですね〜。
こんな感じかな??
下の写真が違っていました翌朝になって画像を入れ替えています。
記事の自動バックアップが働いた為に画像がダブってしまったみたいですね〜。

次はリアのディフューザーですね
外しただけの部品では接着剤がべっとりと付きましてとてもそのまま付けられそうな物では有りませんでした。
完成品の塗直しではこの様な部品は一度シンナーに漬けて接着剤を掃除してから部品を塗り直す事になります
見えない所だからこのままで取付けるのはちょっと無いかな〜。

ペーパーをかけて均してからサフを塗ってフラットブラックを塗りました。
もう新品同様ですね〜。
ボディのアンダーパネルとディフューザーを塗り直しています。

そして取付けます
自重でディフュザーを押さえられる様に車体の下にマスキングテープを入れています。

大きめな部品は取付けましたので後は細かな部品が多いのですよね
明日はその細かな部品を取付けます・・・厨房係が少し暇だとこちらに集中出来るので嬉しいですけどね〜(笑)
大体私が思う様にはいかないのですよね。