Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

アベさんやり直します

2020-12-23 20:32:52 | 某ディーラーさんからの仕事
本日の山陰は良く晴れていて比較的暖かかったですね。
日が当たる所では結構暖かいですが、部屋の中は寒いのでエアコン付けたりストーブ焚いたりしました。
外の方が随分暖かい様に感じますね〜

さて本日は定休日の二日目・・・
ですが某ディーラーさんからいつ出来ますか?と問い合わせが有りまして(滝汗!)
急がせますとこの手の仕事は良い物にならない・・・それを押し殺して作業を進めないといけなくなるからね。
でもまあ17年もこの仕事をしていますと自分自身の弱い部分も自分で知っていますからね〜
大丈夫ですよ・・・これ位の事で完成に差が出る事はありません。
17年でメンタルも強くなった(慣れたとも言います・・・笑)という事ですね。
まあ不感症になった・・・のかもしれませんが!?

さて・・・定休日だけど本業を始めます
最近木製ベースの模型用のケースの注文が多くなっていましてね
またやっています・・・
コロナで暇になっているお店も有るらしいのですが・・・私・・・時間が有りません。
ケース屋さんやミニカーの修理や模型の制作をしていますが・・・今、目の前に有る仕事はかなり忙しいのですよね。

さて自営業をしていますと、コロナの影響は私自身どこに出て来るのかわからないのですよね。
何で!?と感じる部分も有ります、例えば固定資産税の減免措置です
営業用の店舗の建物部分だけでは有りますがその利益が減った所は固定資産税を減免して頂けるらしいのです。
まあ条件はいろいろ有りますが・・・・
しかしこの軽減措置は商売をしている人が自分で建物を持っている人が対象の様な気がします。
私の所は自前の建物なのでこの制度に合致しますが、例えばテナントを借りている人は恩恵に預かれないのですよね。
勿論、大家さんは恩恵に預かる事が出来ますが・・・それだと家賃の支払いが滞った場合(つまり収入が減ったという事が無いとダメなのです)になりますよね。
該当する方が多いのか少ないのかよくわかりませんが・・・。
普通は家賃を滞納したら出て行かざるを得ない状況になりますからね〜。
大家さんの救済制度という事なのでしょうか??何となく違う様な気がするのは私だけでしょうかね??

でもまあ私がしなければならないのは目の前に有る仕事ですね〜!!(笑)

少し前にアベさんのカラーリングが違っていたと書きましたが・・・
リアクォーターに付いているインテークのカーボンデカールが要らなかったんですよね〜
マスキングをして塗り直しています
まずはホワイトを塗ってからパールカラーを塗ってクリアーで仕上げましょう。

マスキングを剥がしますが
元の塗料が判明していますと塗り直しても色のズレは少ないので安心ですね。
この通り・・・全く問題が無い感じですよね。

この後少し塗装面を磨きます
多少ユズ肌が気になりましたので磨いた次第です。
ここからはいよいよ組立てに入ります
今までの遅れも取り戻せますでしょうか!?
といっても新品を組立てる訳では有りませんから部品の手直しは必要になります。
まずはこってりと付いた車軸のグルーですね
このグルーで車軸が接着されていますので分解時には熱を掛けて柔らかくしておきまして分解しましたが・・・
車軸にはそのグルーがビッシリと付いていますのでナイフで削ぎ落としました。

普通なら車軸にタイヤ/ホイールを取付けておいてから車体に組み付けますが・・・
組んでありますとホイールアーチの下側が狭いので大きなタイヤ/ホイールは入らなくなってしまうのです
下の写真で入らない理由はわかって頂けると思います。
仕方なく作戦変更ですね〜、シャフトを車体に入れておきまして車体の側面から両方のホイールを取付ける事にしました。

リアも同様なので・・・先にシャフトをボディ側に取付けまして両サイドからホイールを組み付けて接着します
この時に注意するのはブレーキキャリパーの位置ですね
左右が同じ場所にキャリパーが有る様にしておきます。
特にリアはサイドブレーキ用のキャリパーも付きますからその位置関係を間違わない様にしなければなりません。
左右のタイヤを間違えますとこのサイドブレーキ用のキャリパーが下側に来てしまったりしますからね〜。
正しい位置は赤いブレーキキャリパーは前側の少し上側でサイド用はその180度反対側の少し上側ですね。

話が前後しますが・・・・先にこの部品を取付けておかなければなりませんでした
この部品はエンジンの真上に付く部品でして2つ有ってガラスからエンジンが見える様になっています
一見このまま付けれそうな感じがするかもしれませんが・・・
この時点では既に古い接着剤を掃除した後なんですね〜
綺麗に掃除をしないと斜めになったりしますからね〜掃除は大事です。
そしてこの部品を付けてからエンジンやコクピットを入れないと車軸が接着出来ないのですよね〜。
物には順番が有りますから・・・。

コクピットを入れる前にもっとやっておかなければならない事が有ります
そうなんですよ〜!!
ダッシュボードを取リ付けておかなければなりません。

そしてダッシュボードが付いたらドアの内装も付けておきましょう。
尚、接着前には全ての部品に傷が無いか良く確認してから接着します
後で気が付いてもどうにもならない事だってありますからね〜
完成品を分解して塗り直した場合はインストが有りませんからその組立ての工程はよく覚えておかなければなりませんね。

内装等が付きましたのでいよいよリアの車軸を取付けます。
車軸に接着剤を付けたら回して正規の位置にします、車体の左右のステップ部分に木片を差し込んでボディが水平になる様にします。
この状態でリアの車軸が接着されますと車体の水平は出るかと思います。

次はフロントの車軸ですね
リア同様に車軸にホイール/タイヤを接着します。
キャリパーの位置が同じ位置になる様に微調整致します。
この時点では車軸はボディと接着していませんのでどこの位置でもOKですね。
ホイール/タイヤが左右とも飛び出ていないのか確認は必要ですね。

次は車軸とボディの接着ですね
車軸に接着剤を塗ってからキャリパーが所定の位置になる様に回します。
アベンタドールのフロントの場合はキャリパーは一番後側の少し下ですね〜。
こんな感じかな??
下の写真が違っていました翌朝になって画像を入れ替えています。
記事の自動バックアップが働いた為に画像がダブってしまったみたいですね〜。

次はリアのディフューザーですね
外しただけの部品では接着剤がべっとりと付きましてとてもそのまま付けられそうな物では有りませんでした。
完成品の塗直しではこの様な部品は一度シンナーに漬けて接着剤を掃除してから部品を塗り直す事になります
見えない所だからこのままで取付けるのはちょっと無いかな〜。

ペーパーをかけて均してからサフを塗ってフラットブラックを塗りました。
もう新品同様ですね〜。
ボディのアンダーパネルとディフューザーを塗り直しています。

そして取付けます
自重でディフュザーを押さえられる様に車体の下にマスキングテープを入れています。

大きめな部品は取付けましたので後は細かな部品が多いのですよね
明日はその細かな部品を取付けます・・・厨房係が少し暇だとこちらに集中出来るので嬉しいですけどね〜(笑)
大体私が思う様にはいかないのですよね。