本日の山陰は雨の天気です。
今週から冬型が強まりまして山間部では雪が降ると言われていましたが・・・
家内は午後からミゾレが降っていたのを目撃したらしいですが・・・少なくとも私の目の前ではまだ雪は降っていません。
しかしながら・・・大変寒いですね。
帰宅途中の道路の温度計が2°Cだったのは今年初ですね。
まあ12月もほぼ半ばなので・・・これは仕方が無い。
これは山陰の暗く寒い冬というものでしょう。
昨日、着色した木製ベースにウレタンクリアーを塗りました。
裏も表も綺麗に仕上げたいので持ち手が付けられない・・・片面ずつのウレタンクリアーになりますから時間は2倍かかりますね。
しかも乾燥機に入れられ無いのですよね〜、何故かって?
ウレタンクリアーを塗った後乾燥機に入れますと木の中の空気が膨張して出てきますのでウレタンクリアーが泡だらけになっちゃいます。
この部分だけは時間をかけないといけません、近道は無いのです。
ボディの塗装が一段落したアベさんですが・・・
ウレタンクリアーが完全硬化するまで時間が有りますので内装の変更に取りかかります
まずはシートの取り外しデスね
エナメルシンナーを流し込みまして数時間置いておきましょう。
実際には他の作業の間にこう言う待ち時間の必要な作業は行っておきます
外しました!
ゴム系接着剤なのでエナメルシンナーで溶けて来ますので最後はネチャ〜ッと言う感じで外れます。
何故外したのかと言いますと・・・
このシートに問題が有るのです
シートの両サイドに黄色い線が入っていますね
ディラーさんのご希望はこの部分が赤い線なのです。
この黄色い線をどうやって赤にするのか・・・
方法は色々有ります。
同じミニカーで赤い線の物を買って来て分解して必要な部分だけ使う・・・これが一番簡単ですが、高くつきますよね(笑)僕はお金持ちじゃないのでこれは却下
次に・・・この黄色い線をマスキングして赤に塗り直す・・・近いけど違いますこの黄色い線はデカールを貼ってありますのでこの周囲をマスキングしたらテープに黄色いラインごと剥がれてしまう危険性が高いですね。普通のデカールなら大丈夫かもしれませんが艶消しの塗装の上に貼られている物は密着が良く無いので特に注意が必要ですね。
私が採用した方法はマスキングせずに赤を塗るという物です。
大胆だと思うでしょ?
違うんですよ、赤は赤でもクリアーレッドにクリアーイエローを少し入れて調色した物を塗っています。
何故か・・・クリアー系のカラーはブラックの上に塗っても発色しないのです。
その特徴を逆手にとって調色したクリアーレッドを筆塗りしているんですね。
シートの向かって右側だけクリアーレッドを塗ってみました・・・
何故こんな方法をとったのか・・・
赤いラインデカールを見つけてありましてそれを貼り直ししようと思っていましたが分解してみたらセンターのコンソールのサイドにこんな黄色い線が入っているのを発見したんですよね。
この線は細くオマケに二重線になっていまして恐らく実車では線ではなくステッチなんだろうと思われます。
さすがにこれは無いので・・・今回の方法をとらざるを得なかったのです。
ここはさすがにマスキングして塗ってみました
マスキングはこの様に外周の部分だけしています
と言うのも前方の長い六角形の部分はデカールの二スが有りましてこの上にマスキングテープを貼れば剥がす時にデカールごと無くなってしまいそうだったのです。
ここでもう一度上の写真をご覧下さい長い六角形の中心部分はデカールのニスが有るので少しオレンジ色に染まっていますよね。
ニスはほんの僅かに白っぽいので塗った赤が発色してしまうのでしょう、下のフラットブラックの上に貼られていますから密着が良く無いというのも影響が有ると思います。
・・・がこの現象は想定内なんですよね。
拡大してみますと・・・
こんなにもシルバリングしています。
これは艶消しのブラックの上にデカールを貼ったからこんなに事になってしまうのです。
艶消しの塗料はを凹凸にする為にフラットベースを混ぜるのです、つまり艶有りと艶消しの違いは表面の凹凸という事なんです。
あ〜お話が脱線しました。
このデカールはMRコレクションの工場で貼られた物なので今更どうしようも無いですし・・・
そこ・・・この六角形の部分だけフラットブラックを筆塗りしました
マスキングが出来ないのは散々書きましたよね(笑)
筆塗りしか方法が有りません。
つぎに上側のスイッチのパネルの部分はマスキングしておきまして・・・デカールにかからない様に注意は必要ですよ。
ここで剥がしたら・・・新品を買って弁償するしか無いのです(滝汗!)
そしてフラットクリアーをパラ吹き・・・
どうでしょうか?
ラインは赤くなり六角形の部分も違和感の無い仕上がりでしょ!?
シルバリングも全く気にならなくなりました(笑)
上側のスイッチのパネルは・・・そのままです。
デカール1枚とスイッチの部品2つだけはディティイールアップをしてありますけどね・・・ちょっと寂しいかな(笑)
でもここを触る事はお客様が望んでいらっしゃらないので・・・。
ダッシュボードも黄色い線を赤くしなければなりません・・・
ここも筆塗りですよ・・・。
エアブラシで塗った方が良いじゃないかという声も聞こえてきそうですが・・・
エアブラシで塗ったらマスキングをしなければなりません、このラインはデカールなのでマスキングテープでデカールを持っていかれると補修が大変難しくなるのですよね。
色々考えた末に筆塗りです。
ダッシュボードの裏側ですが・・・手抜きなのか省略なのか塗料さえ塗ってない・・・
この調子だとサフも入れてない・・・つまり密着が今一歩良くないという事なのでマスキングするにも良く考えないとね・・・マスキングテープを剥がす時にバリバリッと塗装を持っていかれる恐れが有るという事ですね〜。
完成後には見えない所なんですけど・・・
またやってしまいました・・・得意の回り道です。
塗ってない部分を塗っておきます・・・未来のお客様へのプレゼント品なのでね・・・気が付いた部分は手を入れておきましょう。
きちんとやって叱られる事は有りませんから・・・
まだ塗装が乾いていませんので艶がありますが・・・乾きますとフラットブラックになります。
他の部品もフラットクリアーを塗りました
シートだけはセミグロスにして質感を変化させています・・・私はその方が良いと思ったから・・・。勝手ですが・・・(笑)
筆塗りのクリアーレッドは気にならないでしょ!?
こんな方法も有るのですよ・・・覚えておいて下さいね(笑)
コクピット内の部品を接着します
センターコンソール、シートも接着しました。
少しずつですが元に戻ってきましたね〜
本日最後の仕事です
本日最初の作業でウレタンクリアーを塗った展示ベースにペーパーをかけています。
今日はもう時間が無いので仕上げのラッカーまで塗れないかもしれませんが・・・時間一杯仕事をしておきましょう。
今日は寒くて天気が良く無かったせいかお客様も少なめでしたね〜
その分、本業が進むので有り難いですね〜。
明日から2日間はお休みなので多少余裕を持って仕事が出来ますね。
明日も楽しみながら頑張ろう!!
今週から冬型が強まりまして山間部では雪が降ると言われていましたが・・・
家内は午後からミゾレが降っていたのを目撃したらしいですが・・・少なくとも私の目の前ではまだ雪は降っていません。
しかしながら・・・大変寒いですね。
帰宅途中の道路の温度計が2°Cだったのは今年初ですね。
まあ12月もほぼ半ばなので・・・これは仕方が無い。
これは山陰の暗く寒い冬というものでしょう。
昨日、着色した木製ベースにウレタンクリアーを塗りました。
裏も表も綺麗に仕上げたいので持ち手が付けられない・・・片面ずつのウレタンクリアーになりますから時間は2倍かかりますね。
しかも乾燥機に入れられ無いのですよね〜、何故かって?
ウレタンクリアーを塗った後乾燥機に入れますと木の中の空気が膨張して出てきますのでウレタンクリアーが泡だらけになっちゃいます。
この部分だけは時間をかけないといけません、近道は無いのです。
ボディの塗装が一段落したアベさんですが・・・
ウレタンクリアーが完全硬化するまで時間が有りますので内装の変更に取りかかります
まずはシートの取り外しデスね
エナメルシンナーを流し込みまして数時間置いておきましょう。
実際には他の作業の間にこう言う待ち時間の必要な作業は行っておきます
外しました!
ゴム系接着剤なのでエナメルシンナーで溶けて来ますので最後はネチャ〜ッと言う感じで外れます。
何故外したのかと言いますと・・・
このシートに問題が有るのです
シートの両サイドに黄色い線が入っていますね
ディラーさんのご希望はこの部分が赤い線なのです。
この黄色い線をどうやって赤にするのか・・・
方法は色々有ります。
同じミニカーで赤い線の物を買って来て分解して必要な部分だけ使う・・・これが一番簡単ですが、高くつきますよね(笑)僕はお金持ちじゃないのでこれは却下
次に・・・この黄色い線をマスキングして赤に塗り直す・・・近いけど違いますこの黄色い線はデカールを貼ってありますのでこの周囲をマスキングしたらテープに黄色いラインごと剥がれてしまう危険性が高いですね。普通のデカールなら大丈夫かもしれませんが艶消しの塗装の上に貼られている物は密着が良く無いので特に注意が必要ですね。
私が採用した方法はマスキングせずに赤を塗るという物です。
大胆だと思うでしょ?
違うんですよ、赤は赤でもクリアーレッドにクリアーイエローを少し入れて調色した物を塗っています。
何故か・・・クリアー系のカラーはブラックの上に塗っても発色しないのです。
その特徴を逆手にとって調色したクリアーレッドを筆塗りしているんですね。
シートの向かって右側だけクリアーレッドを塗ってみました・・・
何故こんな方法をとったのか・・・
赤いラインデカールを見つけてありましてそれを貼り直ししようと思っていましたが分解してみたらセンターのコンソールのサイドにこんな黄色い線が入っているのを発見したんですよね。
この線は細くオマケに二重線になっていまして恐らく実車では線ではなくステッチなんだろうと思われます。
さすがにこれは無いので・・・今回の方法をとらざるを得なかったのです。
ここはさすがにマスキングして塗ってみました
マスキングはこの様に外周の部分だけしています
と言うのも前方の長い六角形の部分はデカールの二スが有りましてこの上にマスキングテープを貼れば剥がす時にデカールごと無くなってしまいそうだったのです。
ここでもう一度上の写真をご覧下さい長い六角形の中心部分はデカールのニスが有るので少しオレンジ色に染まっていますよね。
ニスはほんの僅かに白っぽいので塗った赤が発色してしまうのでしょう、下のフラットブラックの上に貼られていますから密着が良く無いというのも影響が有ると思います。
・・・がこの現象は想定内なんですよね。
拡大してみますと・・・
こんなにもシルバリングしています。
これは艶消しのブラックの上にデカールを貼ったからこんなに事になってしまうのです。
艶消しの塗料はを凹凸にする為にフラットベースを混ぜるのです、つまり艶有りと艶消しの違いは表面の凹凸という事なんです。
あ〜お話が脱線しました。
このデカールはMRコレクションの工場で貼られた物なので今更どうしようも無いですし・・・
そこ・・・この六角形の部分だけフラットブラックを筆塗りしました
マスキングが出来ないのは散々書きましたよね(笑)
筆塗りしか方法が有りません。
つぎに上側のスイッチのパネルの部分はマスキングしておきまして・・・デカールにかからない様に注意は必要ですよ。
ここで剥がしたら・・・新品を買って弁償するしか無いのです(滝汗!)
そしてフラットクリアーをパラ吹き・・・
どうでしょうか?
ラインは赤くなり六角形の部分も違和感の無い仕上がりでしょ!?
シルバリングも全く気にならなくなりました(笑)
上側のスイッチのパネルは・・・そのままです。
デカール1枚とスイッチの部品2つだけはディティイールアップをしてありますけどね・・・ちょっと寂しいかな(笑)
でもここを触る事はお客様が望んでいらっしゃらないので・・・。
ダッシュボードも黄色い線を赤くしなければなりません・・・
ここも筆塗りですよ・・・。
エアブラシで塗った方が良いじゃないかという声も聞こえてきそうですが・・・
エアブラシで塗ったらマスキングをしなければなりません、このラインはデカールなのでマスキングテープでデカールを持っていかれると補修が大変難しくなるのですよね。
色々考えた末に筆塗りです。
ダッシュボードの裏側ですが・・・手抜きなのか省略なのか塗料さえ塗ってない・・・
この調子だとサフも入れてない・・・つまり密着が今一歩良くないという事なのでマスキングするにも良く考えないとね・・・マスキングテープを剥がす時にバリバリッと塗装を持っていかれる恐れが有るという事ですね〜。
完成後には見えない所なんですけど・・・
またやってしまいました・・・得意の回り道です。
塗ってない部分を塗っておきます・・・未来のお客様へのプレゼント品なのでね・・・気が付いた部分は手を入れておきましょう。
きちんとやって叱られる事は有りませんから・・・
まだ塗装が乾いていませんので艶がありますが・・・乾きますとフラットブラックになります。
他の部品もフラットクリアーを塗りました
シートだけはセミグロスにして質感を変化させています・・・私はその方が良いと思ったから・・・。勝手ですが・・・(笑)
筆塗りのクリアーレッドは気にならないでしょ!?
こんな方法も有るのですよ・・・覚えておいて下さいね(笑)
コクピット内の部品を接着します
センターコンソール、シートも接着しました。
少しずつですが元に戻ってきましたね〜
本日最後の仕事です
本日最初の作業でウレタンクリアーを塗った展示ベースにペーパーをかけています。
今日はもう時間が無いので仕上げのラッカーまで塗れないかもしれませんが・・・時間一杯仕事をしておきましょう。
今日は寒くて天気が良く無かったせいかお客様も少なめでしたね〜
その分、本業が進むので有り難いですね〜。
明日から2日間はお休みなので多少余裕を持って仕事が出来ますね。
明日も楽しみながら頑張ろう!!