Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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デカール加工及び修理

2017-02-01 23:25:42 | その他
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毎日忙しい日が続いております。
休日くらいはゆっくり過ごしたいのですが・・・実際にはなかなかそんな訳にはゆきません。

さてデカール加工の続きですが、フラットブラックの上にデカールを貼れば当然シルバリングをしてしまいます。
このシルバリングですが滑らかでない塗膜の上にいくら優秀なデカールを貼ってもやはり凹凸に追従出来ずにシルバリングしてしまいます。
こんな場合は徐々に強いソフターを使う事になります。
一番強い物はタミヤの水性のアクリル塗料のシンナーですね。
これはシンナーと言ってもアルコールでしてこれを使ってデカールを柔らかくしようと言う事なのです。
細筆を使ってシンナーを塗布しましたら綿棒に水を含ませた物でデカールを押さえます。
この場合擦ってはいけません、押さえるのです。
ほぼデカールは押さえられますが塗装を犯してしまう事が有りますのでフラットクリアーを塗って表面の調子を整えておきます。
その為にはマスキングをします、こんな感じで十分マスキングが出来ます。

マスキングをしますと邪魔になる物が有ります・・・それはルーフの上に有るアンテナです・・・一旦外しましてマスキングをしました。

アンテナを元に戻しましてやっとデカール加工完了です、きちんとしますとかなり時間と手間がかかりますね〜。

そしてポルシェの方の修理をいたしましょう。
昨日サフを塗ったホイールにセミグロスブラックを塗りました。
良い感じに塗装する事が出来ました。

さてやっとポルシェ930ターボが元に戻ります・・・
まずはメタリックブラウンンからですね。

塗り直したホイールのディッシュ部分を取り付けました・・・確かにイメージはこんな感じですよね。
とすればディッシュはグロスのブラックでは無くセミグロスなのですね。

次はメーカー不詳のターボタルガです
ウインドウが外れてしまっていますので古い接着剤をピンセットで取り外して掃除します、これをしないと新たに接着剤を付けて貼付けた場合に浮いてくる部分が出来たります、やはり掃除は大切ですね。

ウインドウとその枠を取り付けました。
良い感じで取り付ける事が出来ましたね。

次はワイパーです
ワイパーは少しだけ塗料がチップしている部分が有りますので塗料の塗り直しをしてから取り付けます。

塗装を済ませたワイパーをミニカーに戻しました・・・ボディの艶は少し落ちておりますがコンパウンドをかけられないのです。
理由はデカールにクリアーが塗っていないからなのです、この状態でコンパウンドをかけますと直ぐにデカールが剥げてしまうのです。
取合えずワックスだけ掛けておきました。

コチラはメイクアップのビジョンの930ターボですがホイールのセンターも取り付けています。
いろいろ有りますのでなかなかわかり難いですが・・・

そして次はルックスマートのポルシェですねリアウインドウをすでに外しております。

ウインドウの内側にフラットブラックの部分が有りますがここはウインドウが外れますと剥げてしまう事が有りますのでタッチアップをしておきましょう。
ウインドウの内側にボディカラーの部分が見ますと少しがっかりしますからね(笑)

サイドウインドウとリアウインドウを貼り直しました。
接着剤が硬化するまではマスキングテープで押さえておきます。


これでポルシェの修理は完了ですね、Nさんもう何時お引き取りでも良いですよ(笑)

展示ベースの制作

2017-02-01 18:05:06 |  Stratos JeansChicago
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今日は昨日までの天気予報とは全く変わってしまいまして、一日中パラパラと雨が降っていました。
まあ酷く降る訳ではなかったですがそれでも結構寒かった様な気がします。
家内はこんな天気だったのですがバラのツルを誘引しておりました、私は中で仕事です。

さてお客様にそろそろ完成しますので展示ベースの止め方に付いてご連絡を入れましたが、少し面白いご希望を頂きました。
出来る範囲で・・・と言う様なニアンスでご返事を頂いたと・・・言う事にして、面白そうなのでやって見ましょう。

そのご希望というのは展示ベースの上で2つのターンテーブルを作って手動で回して楽しもうという事なのです。
1台の作品を展示ベースに止める場合は持ち上げてひっくり返してみれば後側を見る事は出来ますが、2台それもフルディティールという事になりますとカウルの落下の可能性が有りますからそう簡単には出来ませんよね。

ターンテーブルが有れば指で回すだけでカウルを開けたままでも後側を見る事が出来ますよね。
まずはターンテーブルの大きさを決めます。
今回は直径が10cmという事にしました。
ストラトスの回りに鉛筆の線が有りますがこれが10cmです。

このアクリルを旋盤で削る為にはアダプターを作らないと削る事が出来ません。
ABS樹脂の丸い棒を使ってアダプターから作ってゆきます。

アクリル板は今回黒い物で厚みは3.0mmです。
おおまかにカットしておきますと旋盤での作業が楽ですね。
本来はこんな風に使ってはいけ無いかもしれませんが

削ってみました、良い子の皆さんが真似をされて怪我をされるといけませんので作業中の写真は自粛しておきましょう。
まあとにかく丸くて黒い円盤が2枚完成致しました。

それでもって言う方の為にアダプターはこんな感じです・・・怪我をされても責任は持てませんから自己責任でお願い致します。

次はターンテーブルをベアリングの固定する為のアダプターですね・・・こんな感じで作っています。
まだどうするのかわかりませんよね・・・明日はベアリングが届くと思いますのでこの続きは明日になります。