Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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SAアペルタ修理

2017-02-09 20:53:23 | その他
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今日から山陰は大雪が降るとか言われていましたが、少なくとも昼間は雨が降っていました。
気温は・・・そう寒く無い様ですね。
これで本当に雪が降るのか・・・正直な所わかりません。
インターネットの天気予報を見る限り一日延びて明日から雪が降るらしいです・・・本当に降るのか?

本日はこんな物が届きました。
スプレーに書いてある通り接点の洗浄剤と復活剤なのです。
これを読んだ貴方は余り模型の制作には関係無いと思っていますよね(笑)
そう直接は関係無いのです。
私の車Ferrari348Zagatoですが乗る前には調子が良くても帰ってくるまでに必ず燃調が狂ってしまいカブリが出てきます。
エアフローメーターの部分を抜き刺しすると少し良くなるという事はここの接触を疑うのです。
ただ余りにも繊細なコネクターなのでペーパーで磨くとか出来ないのでこの様なスプレーを探していたのですがこの手のケミカル商品ってなかなか信頼性とかわからないじゃないですか、だから買うのを躊躇っていたんですね。
しかし春も近くなってきますのでそろそろ重い腰を上げて何とかしてみなければなりません。
インターネットを徘徊していますとこの2本のクリーナーと復活剤に行き当たりました。
メーカーはエッチング用品で良く知っているサンハヤトの商品でしてこれならちょっと使ってみたいと判断して昨日注文しておいた物です。

いきなりフェラーリに使うのもちょっと無謀かも・・・と思ったのでこの頃接触不良が出て来ている切り替え式のUSBハブの接点をクリーニングしてみました。
今までですとここにプリンターを複数つないでおきまして切り替えてMacとWinで使い分けていたのですが1年位前から接触不良でプリンターやメモリーを認識出来なくなりまして今ではPCに直接差し込んで使っていました。
いつまでもそのままと言うのも良く無いのでここにまず使ってみました。
使い方は表示通りにしております・・・難しい事は全く有りません。
USBもプリンターも無事に認識する様になりまして正に接点が復活した感じです。
引き続き様子は確認してゆかないとダメかもしれませんが今日の感じでは今まで通りに使える様になりました。
これならフェラーリに使っても良いかもしれませんね〜。

さて昨日は夕方少し時間が有りましたので塗装ブースと制作用の机を片付けました。
机の上を綺麗にしてカッターマットも買い置きが有りましたので新しい物に交換しました。
本来なら年末に行なうのですが今年はず〜っと仕事をしていましたのでどこかでキリを付けて掃除をしなければと思っていました。
その広くなった机の上で最初に行った作業はナンバープレートの変更をご依頼頂いていたSAアペルタだったのです。
ただ、運送時に破損した部分も有りましたからこれを何とかする為に一度分解をしなければなりませんでした。
車体を展示ベースから外しますと展示ベースにテープの糊が付いたままになっていました。
長い間テープを貼ったままにしておきますとこの様な事になるのです。
この場合はタミヤのエナメルシンナーで拭き取りますと綺麗になります。
ただしプラスチックに糊がついている場合はクレオスの模型用のシンナーを使います、エナメルシンナーを使うと表面の艶が曇ってしまう事が有りますから見え難い部分でどちらが良いのか試して見て頂く事が必要になります。

先日買って来たエナメルシンナーを出して来てウェスに付けましたら・・・気が付きました。
匂いが違うのです・・・タミヤのエナメルシンナーは灯油の様な匂いがしますがこれはアルコールの様な匂いなんです。
よく見ますとタミヤのアクリル用のシンナーじゃないですか!
どうやら間違えて買って来てしまいました・・・

向かって左側がエナメルシンナー、右側がアクリルシンナーのステッカーですがデザインが同じだから間違えちゃったんですね。
デザインを統一するのは良いのですが台紙のカラーを変えるとか何か方法は無かったのでしょうか?
間違える人は他にもおられるんじゃないかな〜。

いよいよ分解致します、いつもの布の上にひっくり返しましてビスを外します。
どのビスを外す必要が有るのか意外と覚えている物ですよ、全部正解でした(笑)

ボンネットを開けたまま展示されていたらしくボンネットのステーが変形していて綺麗に閉まらなかったのです。
このボンネットは元々マテルのミニカーでしてそのミニカーはボンネットがダイキャストでは無くプラスチックだったのです。
だから変形してしまったんですね・・・、これ以降も変形するかもしれませんが少しずつですがメンテナンスをすればこの様に元通りになります。

シートのパイピングは接着剤が外れてしまいましてこの様に外れていました、全てのパイピングを一旦外して接着し直しました。
これは依頼された物では有りませんが綺麗にしておくに越した事は有りません、当方の標準整備です。
展示されていた環境でこの様になる場合も有ります、仕方が無いですよね。

シートベルトの留め金具が片側無くなっていました、無くなってしまったのは大変残念かもしれませんが私は余り気にしません。
これは元々BBRのミニカーの物でして同じ物は有りませんからプラ板でもっと立体感の有る物を作りましょう、その方がもっと良い物を作れるからです。

プラ板を組み合わせて作ってみました。

リリース用の赤い押しボタンは別部品で作っていますがわかりますか?
どちらかと言うと右側に有るゴミの様な物がそれです、かなり小さいですがきちんと別部品になっています。

次はいよいよメインの依頼のナンバープレートの製作ですね。
データを作ります・・・ナンバーの文字は残念ながら公開自粛という事で・・・(笑)

アルプスプリンターで印刷しました。
そう言えば本日修理に出していたアルプスプリンターが修理完了という事でご連絡がきました。
振込をしておいたのですが・・・明日戻って来るのでしょうか?
ついでに面白い物を見つけましたので同時に注文しておきました、また商品が届きましたらご披露しましょう。

先日作っておいた1/18用のナンバープレートを使って貼っておきました。
このまま修理したての乾燥機を使って乾燥させてシンナーを使って密着させておきました。

シートベルトの金具ですが塗装を完了しましたので取り付けました。
如何でしょうか?
やはり有るべき物は有った方が良いですね。

シャーシとボディを組み上げておきました、ボディも何カ所かタッチアップが必要だったので塗料を盛り上げて削ってから研磨しておきました。
元々の塗料が有りましたのでそれを使っていますので見た目は全くわからなくなってしまいました。
タッチアップとしては最高の出来ですね・・・やはり塗料は残して置く物ですね。

展示ベースに取り付けておきました。
これでボディ本体は完了ですね・・・
後は補修の難しい物が残っているんですよ。

ハードトップのこの部分が運送時にケースの中で踊ってしまいまして壊れているのです。
肝腎な部分がピンボケしていて申し訳ないですが、サフの部分が見えているのがわかりますね。

接着剤で取り付けてから光硬化パテを盛っております。

パテを研いで面出しをしましてグロスブラックを塗っておきました。
明日はこの後カーボンデカールを貼ってからクリアーコートをしたいですね。

最終的に全体を塗らなければならないので細かな傷が有るハードトップの上面を800番程度のペーパーをかけておきました。
面を出すと同時に足付けを兼ねているのです。


修理カ所が多いので1日では終わらなかったですね〜
予定では終わるつもりだったのに・・・(笑)