Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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内装の変更作業

2015-03-27 19:45:58 | Ferrari308GT Rainbow
一昨日、昨日と少し遠出をしてきました。
息子の卒業式だったのです・・・息子は東北の震災の年に入学しましたのであれから4年と言う時間が経過した事になります。
アパートを決めにゆく時に確か震災の翌日だったかな!?高速道路のサービスエリアに東北ナンバーのワゴン車が止まっていまして荷物を満載していましたからどこか親戚のお宅に避難の塗中だったのでしょうか・・・などと感じながら不安な時間を過ごしましたね。
あれから4年早かった様なそうでもない様な・・・複雑な気持ちですね。
そう言えば息子の入学の事をブログに書いたら非常に悪意の有るコメントが書き込まれましてね、反論すれば炎上しそうだったから黙って削除した事が有ります。
嫌なら見なきゃいいのに・・・と思ったんですけどねそんな事を書けば100%炎上ですから(笑)
昔の私なら炎上覚悟で書いたでしょうけど・・・歳を経ていますからそんな無茶はしませんよ。
誰が書いたのかもだいたいわかりましたが・・・問い詰めたって気分が良くなる訳じゃないですからね(爆)こんな場合は放っておくに限ります。

さて今日からはまた仕事ですね。
出かけている間はPCに一切触りませんでした、携帯もガラ系ですしメールチェックもしてなかったので帰ったら60通以上もメールが来ていまして不要な物を削除するだけでもなかなか大変!
そんな中レインボウをご依頼頂いているお客様から連絡が有りまして、エンジンフードの膨らみはコクピット内には入っていないのではないかと・・・
??と思って資料画像を探してみますと下の様な画像が有りました。
膨らみの左側ほんの僅かですが右サイドウインドウの外の景色が写っていますね。
と言う事はこの膨らみはガラスより向こう側には無いという事ですね。
Kさんなかなかよくご覧になっていますね~!!
感心していてはダメなんですが・・・(滝汗!)

オートクリエーションのキットはこうなっているのですが・・・これは間違いだったという事なのね・・・!

そうなれば直すだけですね。
早速ですが内装の一部分をカットします・・・

切り離しますとこんな感じ・・・切ってしまった部分は最終的にボディの一部として接着します。
です・・・ここで考えなければならないのはボディのキャストの時に型割りを考えておかないといけません。
この様に奥が深い場合はこの時点で接着して一体に仕上げ様とするとシリコン型からボディを抜く場合に型が壊れてしまう事が有るのです。
まあまともなボディが1個だけ出来れば良いのですが最初の1個で失敗をしてしまいますとシリコン型を作る所からやり直しになってしまうのです。
それでは困りますのでキャストの時まで別部品として作ろうかと思います。

ミニカーのボディはリアウインドが後の方についていますのでそれを奥の方に変更する為にはリアウインドウの両サイドを作り足してやらなければなりません。
しかも前に行く程内側に寄ってきますので前にウインドを出すとウインド自体の幅が小さくなってしまいますからこの狭まって来る角度も直してやる必要が有りますね。
付け足すべき部分にプラ板を使いまして延長します・・・

後から見ますとこんな感じです。
プラ板とレジンボディの所に段が出来ていますがこれは角度を変更する為に出来た物で後ほど削り合わせます。
多分ミニカーの場合金型の抜きの関係でリアウインドウを後にずらしていたんですね・・・。

プラ板で作った部分ですが最終的にもう一度シリコン型を作りますのでプラ板の中が中空というのは困ります、真空脱泡をしますからシリコンが入ってしまいます、最悪の場合は中の空気が弾ける恐れが有りますから・・・。
なのでポリパテを詰めるのですが下側の部品とキッチリと合わせたいので下側の部品にマスキングテープを貼ってパテが直接付かない様にしておきます。

ここで最終確認をするのですが少し納得出来ない部分が有ります。
下の画像ではリアウインドウの部分は斜めに黒くなっていますね、今の様にリアウインドウを垂直に立ててしまいますと斜め後から見てもこの様に斜めには見えないのです。
もちろん後から見た場合にリアウインドウは上側が絞られて台形なんですがそれを考慮してもやはりこれだけ斜めには見えないのです。

ここで当然あるのがリアウインドウの後側を斜めにブラックで塗っているんじゃないかという事ですね。
つまりブラックの斜めのラインはウインドウの傾きじゃなくデザインで塗ってあるかもしれない・・・と言う事ですね。
しかし下の画像を見て下さい・・・フードとラインが一致しているので塗りではない様子ですね・・・

つまりリアウインドウは少し斜めになっているという事ですね・・・
と言う事でリアウインドウを少し斜めになる様に作り直してパテを詰めておきました。

明日は硬化しているでしょうから削って仕上げてみましょうかね~。
そうそう残ったコクピット内の部品もペーカーをかけて均しておきました。