Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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BBR 1/43 Mercedes CLK GTR-GT GT FIA 1997

2015-03-30 19:02:57 | 最近手に入れたキットのご紹介
この所たて続けにキットを入手しました。
絶対に欲しい・・・と言う訳では無かったのですがご縁が有って入手に至りましたね。
今日ご紹介するのはBBR 1/43 Mercedes CLK GTR-GT GT FIA 1997ですね。

日本ではWarsteinerと言ってもピンとこないと思いますね。
と言うかプラモデルをかじって大きくなった世代にはD2と言った方がわかりやすいでしょう。
タミヤのプラモデルの1/24スケールの物に同じ仕様が有りましたね。
今までこのカテゴリーでもBBR1/43Mercedes CLK GT Oschrsleben 1998 Origial Teileをご紹介した事が有ると思いますがD2はまだ持っていなかったのです。
いつかは欲しいけどカラーリングはBBR1/43Mercedes CLK GT Oschrsleben 1998 Origial Teileの方が魅力的だと思っていますので絶対に欲しい訳ではなかったんですね。
でも結構格安だったのでついつい・・・右手の人差し指が反応してしまいました!

ボディの方は Origial Teileと同じ物ですがリアウインドウの部分に穴が空いております。
Origial Teileの方はボディ全てがラッピングされますのでこの穴は無いのですがD2はこの穴からエンジンの一部を見る事が出来ます。

ホイールのディスクはエッチング板で準備されていますが少々華奢な印象は拭えません、しかし車体を支えるホイールはアルミに挽き物が付いていますし実際にボディを支えるのはこのアルミに挽き物なので強度は十分に持っています。
BBRのよき伝統かウインドウは外貼り式でエッチングの窓枠が付いています。
元々は量産完成品の為のキットでしてBBRは最初から完成品を作る為にキット開発していますからウインドウを除いて作りやすい事は言うまでもありません。

インストはキットの為に作られた物です・・・これは当然ですね。
必要十分の内容ですね。

Origial Teileと違うのは先ほどのインストの裏側ですね、エンジンの作り方が書いてあります。
Origial Teileはエンジンそのものが付いていませんのでこの部分は無いのです。

恐らく完成品用のデカールは業務用スタイルの大判の物で同じ物がかなりの数同じシートに印刷されている物と思います、キットのデカールは1台分といくつかの予備が小さなシートに納められた物でして切れもキット専用品なのかもしれません。
デカールも古い物でしょうけれど黄ばみも無くいい状態で保存されていたのでしょう。


このキットと同梱されてきたキットがこちらです。
BBR 1/43 Mercedes CLK GTP 24H Le Mans 1999
このキットは上記のキットと2台組で出品されていた物でどうやら欠品が有るのでジャンクと言う事だったのですが調べてみますとホイールのセンターロックが1個無かった様です。
まあそれくらいは替わりの物を探せばそう難しい事は無いと思いますが・・・

他の部品は未開封ですね~。
エッチングも最低必要部分は準備されていますね。

インストもこんな感じで付属しているのです。
エンジンも何も無いので実にシンプルですね~。


実はこのキット以前一回作った事が有りまして確かこの仕事を始めた直後でしたね同級生の3人で3人展をする事になりましたその為に作ったのがこのキットだったのです。
今はどこに有るのか記憶が無いのですが・・・そうだ!私が卒業した中学校の校長室に有るはずですね。
何か講師を頼まれてお話をした時に記念品として残してきたはずです。まだ有るのかな~(笑)





エンジンフードの製作

2015-03-30 18:42:11 | Ferrari308GT Rainbow
今日は朝から良い天気ですね。
午前中は畑でエンドウ豆の為にネットをしたり畑のまわりの草刈りをしておきました。
その為にブルーベリーの植え替えはお休みでした(笑)

今日の製作はエンジンフードなのですが・・・あれ!?
フルディティールじゃないからエンジンフードは関係無いんじゃないか?と思われた方は正しい・・・そして正しくないです。
実はエンジンフードには2つの問題が有ります。
このミニカーは元々エンジンフードの筋彫りが切ってないのです。
もう一つはエンジンフードの後側にエンジンの熱気を抜く為のスリットが有るのですがミニカーにはこのスリットが無い、そしてその部分に308GT RAINBOWのロゴが有るのですが上下寸法が狂っていて貼れないのですよ・・・。
これから少しずつ直してゆきます、まだまだ道のりは長いか!?
前にどこかで書いたかもしれませんが再度書いておきます、まずエンジンフードの筋彫りです。
プロトタイプは
リアのプレスラインから少し内側に離れた部分に筋彫りが有りますね。

でも作るのはこちらの車です。
多分走行可能な物ですが、こっちの車ではプレスラインの際に筋彫りが来ていますね・・・ちょっと見難いですが。
デザイン上もスッキリした感じがしますのでこっちの方が良いですね。

後から見ますとこんな感じです、この車は白い物とは別らしいですが筋彫りはピラーの始まる部分から絞り込まれていますね。
これは開けた場合にピラーに接触しない様にしてある訳ですね。
そして文字もこんな感じなんですね・・・スリットも角に有るのがわかりますね。

筋彫りを掘る前にこのスリットを何とかしないといけない事がわかりますね。
素材は例のキャストを失敗したボディの後半部分です。

18mm程の幅の間に30本のスリットを切ります。
丸ノコの刃は1枚で0.1mm程なので2枚重ねて0.2mm幅が切れる様にしておきます。
大きめのタッピングで木片に固定しておきましてフライス盤で切り込みを入れてゆきます。
送り幅は0.6mmです。

スリットを切った部分を切って取り出しております。
不要な部分は全部カットしてしまいます・・・。

製作中のボディにスリットを取付ける為に不要な部分を鋸で切り出します。
鋸だけでは取れない部分も有りますのでノミでカットしてゆきます。

接着してからパテを盛っています。
隙間は結構有りますので・・・地道に製作致します(笑)

パテを削ってから欠けてしまった部分にパテを盛りまた削る・・・(笑)
地味な仕事・・・ですね。

テールランプの下側で左右のランプを結ぶ様なデザインの部分が有りますが、このミニカーでは上下寸法が少し大きいのです。
ここの寸法が違うから文字が入り難い様ですね。
元々有った縁取りの幅の分とその下側に0.5mmプラ板を貼付けましてかさ増しを致しました。
プラ板を貼付けた所までの平面を出しておきましょうか、後で下側の縁を作り直す訳ですが縁を付けてしまってからでは平面が出し難いのです。
カメラの電池切れて写真は無いですがプラ板を削ってパテを入れて面を出して削っております。

その下に0.3mmのプラ板を接着して削りますが先ほど面が出る様に削った部分よりも少し高くなる様に削り合わせています。
テールランプの縁取りと一体になる様に削ります・・・。
プラ板はレジンと異なる色なので完全に別もの・・・の様に見えますがなかなか良い感じに見えますね。

サフを塗る準備をします。
レジンのボディはあちらこちらにパテを盛って修正していますので結構凸凹しています。
サフを塗る事でこの凸凹がよく見えますから次の修正の為に塗っておくのです。

サフを入れました!
やっとここまで・・・と言う感じですね。
実はまだ細かな部品は全く作ってありませんから完成はまだまだ先の事になりますが、サフが入ると何となく嬉しいですね。
ここで使うのはウレタンサフです。
密着もよいですしこの上からポリパテを使っても問題が出ませんからね~。