Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ホイールの製作Ver.5

2015-03-20 17:51:04 | Ferrari308GT Rainbow
朝方まで雨が降っていたのか芝生が濡れていまして中庭での作業は難しい様です。
植え替えの作業は進めてやりたいのですが・・・なかなか進みませんね。
天気が相手の仕事ですから有る程度は仕方が無いでしょうね。

さて行きつ戻りつしているホイールの製作ですが、今日は何とかしたいですね。

昨日新たにキャストしたホイールはレジンが硬化しましたので脱型しました。
また多少気泡が有りますがどうせ削ってしまう部分なので全く心配は有りませんよ、バリバリ製作を進められます。

少し画像が飛んでしまいますが・・・まあ重複する部分も有りますから・・・しかもあまり変わった事をしていない部分なので大丈夫でしょう。
ただし寸法はかなり変化していますけどね。
中央のミニカーらしい凹みは埋めています。
一つだけ半月状の部分が折れてしまいましたが、どうせこの部分はこの次の段階で削ってしまいますから・・・

センターに1.4mmの穴を開けるのも今まで通りです。
穴が大きく見えるのはディスクの外径が小さいからですよ(笑)

今回センターの穴を埋めるのはレジンではなくポリパテで行なっています。
ポリパテでも完全硬化すればこの様に欠ける事無く奇麗に穴を加工する事が出来る事がわかったからです。
今回の様に容量が少ない部分にレジンを流しますと硬化反応が良くなくて硬化不良が起きる事が有るからでして、どの素材を作る方が良いのか難しい物ですね。
ただしポリパテを使う場合レジンの表面をかなり丁寧に脱脂しておく必要が有りますね。
シリコンが残っていますとキリを当てた途端にポロッと外れてしまうのです・・・。

次は割り出し円テーブルと頂き物のフライスでホイールボルトの穴を開けます。
以前は外径1.0mmのアルミパイプを入れる為に1.0mmの穴を開けていましたがホイールディスクの外径の寸法が小さくなりましたからこのアルミパイプのサイズもワンサイズダウンしまして外径0.8mm内径0.4mmの物を使います。
そして肝心なのは穴の位置です、穴の位置を出来るだけ内側に(つまり今開いているセンターの穴に近づけています)寄せて穴を開けます。
これ位近づけてもパテは割れたり外れたりしていません・・・(但し硬化時間は一晩かけています)全く問題ないですね。

先ほど壊れたディスクで感触を確かめましたので他の物も加工を続けます。
何せ数が多いので(予備も含めてですが・・・)手を動かす事が大切ですね。

やっと全部の加工を終えました。

ここにきてディスクの両サイドの半月状の部分をカットします。
薄い部分なのでナイフでカットすれば簡単に加工は出来ますが、切り口はペーパーで削って仕上げておく事が必要ですね。
この一手間が大切かな~
円周をせっかくカットしたのでここのペーパーがけが出来るのですから・・・ね。

円周部分をカットしたら新しいリングを接着します。
一見最初作ったホイールの物と同じ大きさに見えますが今回のはかなり小さいですよ・・・
それはリムの段の部分が一段有りますからね~調整をしながらバランスを取るのはなかなか大変なんです(笑)

センターのパイプを取付けます。
平たく言えばまあ差し込んで接着すれば良いのですが垂直は出しておかないと車体に付けた時に良くないですよね。
木片に穴を開けてパイプを刺しておきましてディスクを板に密着させて接着すると垂直が出ますね・・・
よく見ますと刺した穴のまわりが掘り下げてありますでしょ?
この凹みは接着剤が流れない様になんですね・・・・。


本日はどうやらこの辺りで時間切れとなりそうですね、お彼岸なのでお墓に参ったりいろいろ忙しかったり致します。
本当なら昼間に行くのですが仕事中はなかなか抜けて行けないのですよ。