kotoba日記                     小久保圭介

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歩くもっと歩く

2017年09月12日 | 生活
今日は56歳の
誕生日

誰かが言っていた
「たくさんの人に繋いでもらった命」
そんなふうに言える人格

確かに
本当にたくさんの人の助けで
ここまで生きてこられた
一人で生きてきたような
気になっていることが
実は常だけれど
その時々に味わう感謝の気持ちを
数週間で
忘れてしまっているだけ

ここまで生きてこられた

訓練で
スーパー
八百屋まで歩く
今歩かないと
ダメになる
切羽つまれば
人間はやる気になるものだ

筑前煮を作り
かぼちゃを煮た




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静かを歩く

2017年09月11日 | 生活
少し早く起きて
30分歩いてみる
自転車を押しながら

汗が出る
それでも
歩くことで
良くなることが分かったので
歩いていた
ミヨリの森まで
木々の下を歩いている
草草の脇を歩いている
匂いがする
草木の

朝は静か
まだ車も多くない
朝は静か
静かを歩く

労働場で
Tシャツを着替える

良風

帰りも歩く
自転車を押しながら




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散歩の効果

2017年09月10日 | 生活
くもりだけれど
暑い

歩いてみよう
と思い
歩いてみた
いつか来た
お気に入りの
散歩道
草は伸び
コオロギなのか
スズムシなのか
鳴いている
その音に耳を澄ませて
立ち止まる

歩いてみたら
良くなった
歩くことで
良くなることは
たくさんある

歩いていると
楽しくなる
草に話しかけ
川面を見る

コーヒーを
飲みにゆく

たまった新聞を
全部読む



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やあ元気

2017年09月09日 | 生活


ふらっとするな
暑い

お寿司を食べ
静かで
美しい喫茶店に行った

そこは古民家風であり
テーブルもアンティーク
カップひとつ
上品で
ジャズが流れていた

こんなに
落ち着く喫茶店が
もし家の近くにあったなら
と思

やあ元気
元気だよ



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腕に巻いては

2017年09月08日 | 生活
なるべく
刺激のない生活を望む

静かにしている
差し入れを頂いた
食パン
野菜チップス
サバの煮つけ缶詰め

腕に巻いては
ボタンを押す
数を記録しては
ボタンを押す


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眠る

2017年09月07日 | 生活
雨の外
眠る
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どんてん

2017年09月06日 | 生活

気温低下
ラムネを飲み込む朝
「されど私の人生は」

バスから流れてくる
トランス系の
音楽に
吸い寄せられ
どんなミュージシャンのサウンドなのか
運転手に訊きにいきたくなった
中田ヤスタカ的

倉敷から来た
男と女は
北へ向かった

ラムネをもう一つ
今日は二つもかじっては
歌う

曇天空


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ロジックの訓練

2017年09月05日 | 生活
ロジックに考えること
ロジックに考える訓練

安らぎ

そして
蒸し暑き

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帰り道

2017年09月04日 | 生活
公園で眠る
帰り道
あの人を見た
あの人は
うつむいて
隣の人と
話しながら
横断歩道を渡った

何を考えているのだろう
何を思っていたのだろう
隣の人は
どんな声で
相槌を打ったのだろう

未来は果てしなく
希望は拡大され続け
あの人は歩いてゆく
南へ


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古本屋

2017年09月03日 | 生活
こんな場所で
映画を観るのは
初めて
おそらく
二度と
こんな形式で
映画を観るのは
ないだろう

自転車を押し
おでんを食べ
古本屋へ


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2017年09月02日 | 生活
Mさんから
お礼にと
ペンシルを頂いた
大事にしよう
勝負ペンにしよう
ありがとうございます

---

長い友になったものだ
25年ぐらい
30を超えてからの友人は
そうは長く続かないものだ
何かあると
相談し
文学を語り
いつも助けてくれる
わたしから彼にあげるものは
何だろう

コンサートに行き
富士山に行き
熊野に行き
焼き肉に行く
彼の家に行っては
新しく彫った彫刻を見る
新しい歌ができたと
歌いはじめる
六畳の壁一面に
びっしりと本があって
現代詩から古典まで
建築科を専攻し
鶴舞の古本市には
必ず顔を出す

信号待ちの時
ハンドルに本を置き
読む
昼休み
ごはんを食べずに
本を読む
またはノートに
びっしり
小説を書く

彼の車から流れていたのは
ディランだった
それが始まりだった

思えば長い友になった
こんな出会いもあるのだな
出会いはいつも不思議
出会えば別れる
また出会う
人生は出会いによって
大きく進路を変えることもあれば
小さく進路を変えることもある
まったく変わらないということはない
必ず
変わる

途切れることもあるだろう
しかし
その途切れの時間こそが
大事なのだ
同じ人と
新たに出会うことがある

出会いはまったくわからない
何なのかがわからない
役割を終えたら次へ行くという
それもそうかもしれない
そうじゃないかもしれない

兎にも角にも
出会うということは
たいへんな確率で
起きている事象

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気配と呼吸

2017年09月01日 | 生活
朝は涼し
昼はまだ少し暑き
夜は寒き

朝はかぼちゃを食べ
紅茶とトースト

夏が終わるというより
秋が始まった

こうして
季節がカタンと音をたてながら
変わってゆく真っただ中にいる
季節の歯車が噛み合い
カタンコトンと
ゆっくり
時に速く
回っては
「もう夏が終わるね」
「もう秋だね」
「朝なんか寒いもんなあ」
って暮しのことを
みんなが言い
「小さな秋見つけた」
と美しい言葉を書いた詩人は
サトウハチローさん
その言葉に沿って
わたしたちは

小さな季節の変化を
見つけては
「秋だなあ」
なんて
ひとり
言ってみたりする

空はまだ微妙
秋の空ではまだないけれど
鈴虫の鳴き声
気温の低下
夏草の枯れ
汗ふくこともなく

この一週間の変化は凄い
体は楽になる
鼻からいっきに胸腹に空気を吸い込み
足裏から頭のてっぺんまで
空気が昇る感覚で
そして
数秒息を止める
口をすぼめて
ゆっくり息を吐きだす
吐き切る
これが
体の換気

秋の
高い空は
来週に
見られるかもしれない

---

サトウハチロー


   誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
   ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
   めかくし鬼さん 手のなる方へ 澄ましたお耳に
   かすかにしみた 呼んでる口笛 もずの声
   ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた

   誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
   ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
   お部屋は北向き くもりのガラス うつろな目の色
   とかしたミルク わずかなすきから 秋の風
   ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた

   誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
   ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
   昔の昔の 風見の鳥の  ぼやけたとさかに
   はぜの葉ひとつ はぜの葉あかくて 入日色
   ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた




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