kotoba日記                     小久保圭介

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おとんは山から海を見て、わいが贈ったピンク色の小さな花を見て、話していると言った。

2010年08月07日 | 生活
三日連続の模様替え突入。
もうわけわからん。
途中で、何がなんだかわけがわからなくなり、
突っ伏して泣く。
だが立ち上がって、
「ひとつずつ」だ、とひとりごち、
模様替えを。
結局、ちゃんと収まった。
三日目にして、学んだことは、
くだらん、メモ書きなど、
執筆に必要だと思っている張り紙の類を、
「くそたわけ、こんなもん、関係ないわ!」
とひとりごち、
捨てたという思考と実行。
昨夜、書いた小説は、今朝には、
糞になっている、
よくあることだが、
もう愕然。
だがわいにはおとん譲りの男の意地がある、と思う。

夕方、おとんから電話。
「花、ありがとう」
とおとん発す。
四方山話。
互いにソフトバンクなので、
ただ親子。
おとん、元気だった。元気な声だった。
しっかりした声だった。わいは、
その声聞いてて、涙でそうだった。
わいはおとんが好きだ。
きっとかなり好きだ。
だから花贈った。
80歳のおとんは、
「俺のオヤジは88まで生きたから、俺もあと8年生きる」
と発す。
「生きろ」
と返す。生きてくれ、マジで8年、生きてくれ、
元気で、海見て、山見て、生きてくれ。
「なんかこれが欲しいゆうもんあるか」
と訊くと、
「ない」言う。
困ったことも、不安なこともない、とおとんは言うた。
こんなうれしいことはない。
「さみしないか」
と僕が訊く。
「あー、寂しくないなあ」

「今日は暑いなあ、圭介」とひとりごちるように、
おとんは言った。
山に挟まれて、
おとんとの電話はいつも途中で何度も切れてしまう。
ソフトバンクは田舎だと不利だ。
だが、今日は、ずいぶん、
長く話ができた。
お互いの話を、意地や見栄を張りつつ、
言うた。
おとん、ありがとう。
あんたはえらい。
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